注目トピックス 市況・概況
14日の米国市場ダイジェスト:NYダウは221ドル高、PPIを好感もCPI待ち
配信日時:2025/01/15 08:13
配信元:FISCO
*08:13JST 14日の米国市場ダイジェスト:NYダウは221ドル高、PPIを好感もCPI待ち
■NY株式:NYダウは221ドル高、PPIを好感もCPI待ち
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は221.16ドル高の42,518.28ドル、ナスダックは43.71ポイント安の19,044.39で取引を終了した。
生産者物価指数(PPI)が予想を下回り利下げ期待を受けた買いが再燃し寄り付き後、上昇。その後、銀行決算や消費者物価指数(CPI)発表控えた警戒感に伸び悩んだ。金利の上昇やバイデン政権による中国へのAI(人工知能)半導体の輸出制限でエヌビディアなど半導体の下落が重しとなり、相場は一時下落に転じた。トランプ次期政権の関税などの政策不透明感も売り圧力となり相場全体の重しとなった。神経質な展開の中、終盤にかけてダウは再び上昇し上げ幅を拡大、ナスダックは下げ幅を縮小し、終了。セクター別では、資本財や公益事業が上昇した一方で、医薬品・バイオテクが下落した。
住宅建設会社のKBホーム(KBH)は予想を上回った第4四半期決算を好感した買いが継続。同業のDRホートン(DHI)も連れ高となった。電力会社のGEベルノバ(GEV)はアナリストが目標株価を引き上げ上昇した。製薬会社のイーライリリー(LLY)は肥満治療薬などの売り上げが伸び悩み暫定売上高が予想に満たず、通期の見通し引き下げが失望し売られた。宝石小売りのシグネット・ジュエラーズ(SIG)は年末商戦での売り上げが予想を下回り、第4四半期の既存店売上見通しを引下げ、下落。
写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)は、中国当局が同国バイトダンス運営の短編動画投稿アプリ「ティックトック」の国内事業を電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)の最高経営責任者(CEO)、マスク氏に売却することを選択肢として検討しており、同氏が運営するXが経営権取得する可能性が報じられ、競争激化が警戒され、下落。
トランプ次期米大統領は外国からの輸入品に課す関税を徴収する「外国歳入庁」創設を表明した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル弱含み、米12月PPIを受けて利下げの可能性残る
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円44銭まで下落後、158円20銭まで上昇し、157円98銭で引けた。トランプ次期政権が関税を段階的に引き上げるとの報道や、米12月生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったため、利下げ観測が再燃しドル売りが優勢となった。その後、消費者物価指数(CPI)やPCEがPPIのようにインフレの鈍化を示さないとの見方も浮上し、10年債利回りが上昇するに連れ、ドルの買戻しが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0242ドルから1.0309ドルまで上昇し、1.0307ドルで引けた。ユーロ・円は161円61銭から162円84銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2140ドルまで下落後、1.2214ドルまで上昇した。英国財政懸念を受けたポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.9172フランから0.9122フランまで下落した。
■NY原油:反落で77.50ドル、調整的な売りが広がる
NY原油先物2月限は反落(NYMEX原油2月限終値:77.50 ↓1.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比-1.32ドル(-1.67%)の77.50ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.41ドル-79.09ドル。ロンドン市場で79.09ドルまで買われたが、米国市場の後半にかけて77.41ドルまで反落。需給ひっ迫が警戒されているものの、米長期金利の高止まりの影響もあるため、調整的な売りが広がった。通常取引終了後の時間外取引では主に77ドル台後半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 45.78ドル +0.72ドル(+1.59%)
モルガン・スタンレー(MS) 124.62ドル +0.63ドル(+0.50%)
ゴールドマン・サックス(GS)571.53ドル +8.58ドル(+1.52%)
インテル(INTC) 19.20ドル 0.00ドル(0.00%)
アップル(AAPL) 233.28ドル -1.12ドル(-0.47%)
アルファベット(GOOG) 191.05ドル -1.24ドル(-0.64%)
メタ(META) 594.25ドル -14.08ドル(-2.31%)
キャタピラー(CAT) 371.57ドル +9.07ドル(+2.50%)
アルコア(AA) 36.88ドル +0.41ドル(+1.12%)
ウォルマート(WMT) 90.79ドル -0.74ドル(-0.80%) <ST>
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は221.16ドル高の42,518.28ドル、ナスダックは43.71ポイント安の19,044.39で取引を終了した。
生産者物価指数(PPI)が予想を下回り利下げ期待を受けた買いが再燃し寄り付き後、上昇。その後、銀行決算や消費者物価指数(CPI)発表控えた警戒感に伸び悩んだ。金利の上昇やバイデン政権による中国へのAI(人工知能)半導体の輸出制限でエヌビディアなど半導体の下落が重しとなり、相場は一時下落に転じた。トランプ次期政権の関税などの政策不透明感も売り圧力となり相場全体の重しとなった。神経質な展開の中、終盤にかけてダウは再び上昇し上げ幅を拡大、ナスダックは下げ幅を縮小し、終了。セクター別では、資本財や公益事業が上昇した一方で、医薬品・バイオテクが下落した。
住宅建設会社のKBホーム(KBH)は予想を上回った第4四半期決算を好感した買いが継続。同業のDRホートン(DHI)も連れ高となった。電力会社のGEベルノバ(GEV)はアナリストが目標株価を引き上げ上昇した。製薬会社のイーライリリー(LLY)は肥満治療薬などの売り上げが伸び悩み暫定売上高が予想に満たず、通期の見通し引き下げが失望し売られた。宝石小売りのシグネット・ジュエラーズ(SIG)は年末商戦での売り上げが予想を下回り、第4四半期の既存店売上見通しを引下げ、下落。
写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)は、中国当局が同国バイトダンス運営の短編動画投稿アプリ「ティックトック」の国内事業を電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)の最高経営責任者(CEO)、マスク氏に売却することを選択肢として検討しており、同氏が運営するXが経営権取得する可能性が報じられ、競争激化が警戒され、下落。
トランプ次期米大統領は外国からの輸入品に課す関税を徴収する「外国歳入庁」創設を表明した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル弱含み、米12月PPIを受けて利下げの可能性残る
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円44銭まで下落後、158円20銭まで上昇し、157円98銭で引けた。トランプ次期政権が関税を段階的に引き上げるとの報道や、米12月生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったため、利下げ観測が再燃しドル売りが優勢となった。その後、消費者物価指数(CPI)やPCEがPPIのようにインフレの鈍化を示さないとの見方も浮上し、10年債利回りが上昇するに連れ、ドルの買戻しが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0242ドルから1.0309ドルまで上昇し、1.0307ドルで引けた。ユーロ・円は161円61銭から162円84銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2140ドルまで下落後、1.2214ドルまで上昇した。英国財政懸念を受けたポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.9172フランから0.9122フランまで下落した。
■NY原油:反落で77.50ドル、調整的な売りが広がる
NY原油先物2月限は反落(NYMEX原油2月限終値:77.50 ↓1.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比-1.32ドル(-1.67%)の77.50ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.41ドル-79.09ドル。ロンドン市場で79.09ドルまで買われたが、米国市場の後半にかけて77.41ドルまで反落。需給ひっ迫が警戒されているものの、米長期金利の高止まりの影響もあるため、調整的な売りが広がった。通常取引終了後の時間外取引では主に77ドル台後半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 45.78ドル +0.72ドル(+1.59%)
モルガン・スタンレー(MS) 124.62ドル +0.63ドル(+0.50%)
ゴールドマン・サックス(GS)571.53ドル +8.58ドル(+1.52%)
インテル(INTC) 19.20ドル 0.00ドル(0.00%)
アップル(AAPL) 233.28ドル -1.12ドル(-0.47%)
アルファベット(GOOG) 191.05ドル -1.24ドル(-0.64%)
メタ(META) 594.25ドル -14.08ドル(-2.31%)
キャタピラー(CAT) 371.57ドル +9.07ドル(+2.50%)
アルコア(AA) 36.88ドル +0.41ドル(+1.12%)
ウォルマート(WMT) 90.79ドル -0.74ドル(-0.80%) <ST>
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