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CSSHD Research Memo(8):4つの取り組みを推進し、新中期経営計画の目標達成を目指す(2)
配信日時:2025/01/06 14:08
配信元:FISCO
*14:08JST CSSHD Research Memo(8):4つの取り組みを推進し、新中期経営計画の目標達成を目指す(2)
■CSSホールディングス<2304>の中長期の成長戦略
(4) 事業開発戦略
同社は、2023年10月に新たにX-valueユニットという組織を立ち上げ、推進すべき内容をモニタリングしてきた。その成果を踏まえ、新中期経営計画ではX-valueの推進によるグループシナジーの創出や既存の発想にとらわれない外部リソースの積極活用による提携、M&Aなどを模索することで、各事業の拡大にプラスα(上乗せ)を目指す方針である。
具体的には、今後の事業開発を既存事業組織の推進エンジンとX-valueユニットの推進エンジンの双方向から進める。また、既存事業組織のベテランをX-valueユニット側に投入し特命特化することで、「開拓」「開発」を強化する。そして、現在所有する現金及び預金9億円に不動産・投資有価証券の時価30億円を加えた合計約40億円の資産を、収益性の高い事業において競争優位を高める分野(スチュワード事業、フードサービス事業)、同社の顧客資産に対して高い付加価値を追加提供できる分野、ROE及び総資産回転率に大きく貢献する分野(空間プロデュース事業、シェアードサービス事業)へ投資し、有効活用する計画だ。
既存の3事業により安定領域から開拓領域、開発領域に事業領域の拡大を図るとともに、X-valueユニットからのアプローチによって事業領域の拡大を目指すことで、中期経営計画を達成する計画である。
(5) グループ全体としての取り組み
同社はグループ全体の取り組みとして、「人材育成の強化」「ESG課題への取り組み推進」に注力する。X-valueユニット活動支援、外国人を含む採用強化、社会保障環境の動向を踏まえた働き方改革の推進や業務のスリム化及び効率アップのためのBPR活動及びESG課題への取り組みを通じて、グループ全体の人材開発力や社会課題解決力及び事業価値の向上を推進する。
「人材育成の強化」では、現場ファーストの働きやすい職場環境づくりの推進として、手続き書類やフローの必要性の見直しやデジタル化・ワークフロー化などに取り組む。また、教育研修や適材適所人事による能力開発として、次世代幹部育成研修や営業・マーケティング戦略メソッドなどを実施する。さらに、多様な人材の活躍のサポートとして、ダイバシティ支援グループの組織化や海外における社員採用活動などに取り組む計画だ。
「ESG課題への取り組み推進」では、「環境」に対する取り組みとしては、食品廃棄量削減に向けた取り組みや再資源化を推進する。「社会」に対する取り組みとしては、従業員の労働現場環境の巡回と問題抽出や従業員の健康や安全に配慮した連絡会と指示徹底などを推進する。「ガバナンス」に対する取り組みとしては、グループ各社連携のリスクマネジメント強化やIR活動における投資家との対話機会などに取り組む計画である。欧州投資家を中心に、世界的に企業のESGへの取り組みを考慮した株式投資が拡大しており、わが国でも近年はESG投資が急拡大していることから、同社グループの取り組みが注目される。
弊社は、経営方針を明確化し投資家や従業員が同社グループの将来像を共有するためにも、中期経営計画の発表は非常に有意義であると考えている。新中期経営計画の内容は多岐にわたっていることから、弊社では、今後の業績推移及び成長戦略への取り組み状況を注視したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<HN>
(4) 事業開発戦略
同社は、2023年10月に新たにX-valueユニットという組織を立ち上げ、推進すべき内容をモニタリングしてきた。その成果を踏まえ、新中期経営計画ではX-valueの推進によるグループシナジーの創出や既存の発想にとらわれない外部リソースの積極活用による提携、M&Aなどを模索することで、各事業の拡大にプラスα(上乗せ)を目指す方針である。
具体的には、今後の事業開発を既存事業組織の推進エンジンとX-valueユニットの推進エンジンの双方向から進める。また、既存事業組織のベテランをX-valueユニット側に投入し特命特化することで、「開拓」「開発」を強化する。そして、現在所有する現金及び預金9億円に不動産・投資有価証券の時価30億円を加えた合計約40億円の資産を、収益性の高い事業において競争優位を高める分野(スチュワード事業、フードサービス事業)、同社の顧客資産に対して高い付加価値を追加提供できる分野、ROE及び総資産回転率に大きく貢献する分野(空間プロデュース事業、シェアードサービス事業)へ投資し、有効活用する計画だ。
既存の3事業により安定領域から開拓領域、開発領域に事業領域の拡大を図るとともに、X-valueユニットからのアプローチによって事業領域の拡大を目指すことで、中期経営計画を達成する計画である。
(5) グループ全体としての取り組み
同社はグループ全体の取り組みとして、「人材育成の強化」「ESG課題への取り組み推進」に注力する。X-valueユニット活動支援、外国人を含む採用強化、社会保障環境の動向を踏まえた働き方改革の推進や業務のスリム化及び効率アップのためのBPR活動及びESG課題への取り組みを通じて、グループ全体の人材開発力や社会課題解決力及び事業価値の向上を推進する。
「人材育成の強化」では、現場ファーストの働きやすい職場環境づくりの推進として、手続き書類やフローの必要性の見直しやデジタル化・ワークフロー化などに取り組む。また、教育研修や適材適所人事による能力開発として、次世代幹部育成研修や営業・マーケティング戦略メソッドなどを実施する。さらに、多様な人材の活躍のサポートとして、ダイバシティ支援グループの組織化や海外における社員採用活動などに取り組む計画だ。
「ESG課題への取り組み推進」では、「環境」に対する取り組みとしては、食品廃棄量削減に向けた取り組みや再資源化を推進する。「社会」に対する取り組みとしては、従業員の労働現場環境の巡回と問題抽出や従業員の健康や安全に配慮した連絡会と指示徹底などを推進する。「ガバナンス」に対する取り組みとしては、グループ各社連携のリスクマネジメント強化やIR活動における投資家との対話機会などに取り組む計画である。欧州投資家を中心に、世界的に企業のESGへの取り組みを考慮した株式投資が拡大しており、わが国でも近年はESG投資が急拡大していることから、同社グループの取り組みが注目される。
弊社は、経営方針を明確化し投資家や従業員が同社グループの将来像を共有するためにも、中期経営計画の発表は非常に有意義であると考えている。新中期経営計画の内容は多岐にわたっていることから、弊社では、今後の業績推移及び成長戦略への取り組み状況を注視したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<HN>
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