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CSSHD Research Memo(6):3年平均成長率は売上高で15.3%、営業利益で16.8%
配信日時:2025/01/06 14:06
配信元:FISCO
*14:06JST CSSHD Research Memo(6):3年平均成長率は売上高で15.3%、営業利益で16.8%
■CSSホールディングス<2304>の中長期の成長戦略
1. 前中期経営計画の振り返り
同社グループは、2024年に迎える創業40周年に向けて、2022年9月期~2024年9月期の3ヶ年の中期経営計画「Value Innovation 2024」を推進してきた。ますます加速する事業環境の変化に対応するため、「基軸事業の強化による収益力の向上」「人材育成の強化」「ESG課題への取り組み推進」「グループシナジーや外部リソース活用による価値創出」を軸に経営基盤の再構築を図り、目標達成に向けて取り組んだ。当初は、最終年度の2024年9月期業績目標として、売上高14,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益200百万円、ROE8%以上としていたが、2023年9月期の期初及び2024年9月期の期初に上方修正して売上高16,211百万円、親会社株主に帰属する当期純利益270百万円、ROE10%以上を目指した。
こうした度重なる上方修正の理由は、中期経営計画策定時にコロナ禍の影響を大きく受け、3期後の業績回復を十分に織り込むことができなかったためである。最終年度の2024年9月期決算も、売上高17,631百万円、親会社株主に帰属する当期純利益429百万円、ROE17.1%に改善し、上方修正後の業績目標を大きく上回った。業績目標の超過達成は、全社一丸となって、目標に向けた取り組みを推進した成果であると弊社では評価している。
2. 新中期経営計画の概要
同社グループでは、新たに「資本効率を高める投資の強化」をテーマとして、2025年9月期~2027年9月期の3ヶ年の中期経営計画「Go Beyond!Next20」を発表した。「基軸事業の強化による収益力の向上」「人材育成の強化」「ESG課題への取り組み推進」「X-valueユニットによる新たな価値創出」の4つに取り組むことで、2027年9月期の連結業績目標として、売上高27,000百万円、営業利益950百万円、ROE15%以上を目指す。3年平均成長率は売上高で15.3%、営業利益で16.8%となり、弊社は極めて意欲的な業績目標であると考えている。
業績計画では、初年度の2025年9月期は、売上高で19,018百万円(前期比7.9%増)、営業利益600百万円(同0.7%増)とおおむね横ばいを見込み、2期目の2026年9月期から本格的な業績拡大を計画している。既述のとおり、2025年9月期には、人材のX-value活動への投入と外国人を含む採用強化、社会保障環境の動向を踏まえた働き方改革の推進、業務のスリム化及び効率アップのためのBRP活動などに、積極的な先行投資を計画することから、営業利益は横ばいに留まる予想である。
コロナ禍にスタートした前中期経営計画では、「基軸事業の強化による収益力の向上」に大きな重心をかけ、コロナ禍により落ち込んだ業績の立て直しに注力する内容だった。一方、新中期経営計画では「基軸事業の強化による収益力の向上」と同様に、「X-valueユニットによる新たな価値創出」にも注力することが重要であると考え、この2つの取り組みを両輪としてバランス良く推進することで業績目標を達成する計画だ。同時に、グループ全体の方針として、「人材育成の強化」「ESG課題への取り組み推進」にも注力する計画である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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1. 前中期経営計画の振り返り
同社グループは、2024年に迎える創業40周年に向けて、2022年9月期~2024年9月期の3ヶ年の中期経営計画「Value Innovation 2024」を推進してきた。ますます加速する事業環境の変化に対応するため、「基軸事業の強化による収益力の向上」「人材育成の強化」「ESG課題への取り組み推進」「グループシナジーや外部リソース活用による価値創出」を軸に経営基盤の再構築を図り、目標達成に向けて取り組んだ。当初は、最終年度の2024年9月期業績目標として、売上高14,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益200百万円、ROE8%以上としていたが、2023年9月期の期初及び2024年9月期の期初に上方修正して売上高16,211百万円、親会社株主に帰属する当期純利益270百万円、ROE10%以上を目指した。
こうした度重なる上方修正の理由は、中期経営計画策定時にコロナ禍の影響を大きく受け、3期後の業績回復を十分に織り込むことができなかったためである。最終年度の2024年9月期決算も、売上高17,631百万円、親会社株主に帰属する当期純利益429百万円、ROE17.1%に改善し、上方修正後の業績目標を大きく上回った。業績目標の超過達成は、全社一丸となって、目標に向けた取り組みを推進した成果であると弊社では評価している。
2. 新中期経営計画の概要
同社グループでは、新たに「資本効率を高める投資の強化」をテーマとして、2025年9月期~2027年9月期の3ヶ年の中期経営計画「Go Beyond!Next20」を発表した。「基軸事業の強化による収益力の向上」「人材育成の強化」「ESG課題への取り組み推進」「X-valueユニットによる新たな価値創出」の4つに取り組むことで、2027年9月期の連結業績目標として、売上高27,000百万円、営業利益950百万円、ROE15%以上を目指す。3年平均成長率は売上高で15.3%、営業利益で16.8%となり、弊社は極めて意欲的な業績目標であると考えている。
業績計画では、初年度の2025年9月期は、売上高で19,018百万円(前期比7.9%増)、営業利益600百万円(同0.7%増)とおおむね横ばいを見込み、2期目の2026年9月期から本格的な業績拡大を計画している。既述のとおり、2025年9月期には、人材のX-value活動への投入と外国人を含む採用強化、社会保障環境の動向を踏まえた働き方改革の推進、業務のスリム化及び効率アップのためのBRP活動などに、積極的な先行投資を計画することから、営業利益は横ばいに留まる予想である。
コロナ禍にスタートした前中期経営計画では、「基軸事業の強化による収益力の向上」に大きな重心をかけ、コロナ禍により落ち込んだ業績の立て直しに注力する内容だった。一方、新中期経営計画では「基軸事業の強化による収益力の向上」と同様に、「X-valueユニットによる新たな価値創出」にも注力することが重要であると考え、この2つの取り組みを両輪としてバランス良く推進することで業績目標を達成する計画だ。同時に、グループ全体の方針として、「人材育成の強化」「ESG課題への取り組み推進」にも注力する計画である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<HN>
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