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午前:債券サマリー 先物は反発、日銀の利上げ見送り観測で 長期金利は横ばいの1.085%

配信日時:2024/12/27 11:28 配信元:MINKABU
 27日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は反発した。日銀が同日に公表した18~19日開催の金融決定会合の「主な意見」を受け、日銀が今後も利上げには慎重なスタンスを継続するとの思惑が広がった。国債発行がカレンダーベースで増額されるとの一部報道を受けて前日に大幅安となった反動も先物の上昇につながった。  主な意見では、新政権が発足する米国の政策スタンスや、米国経済の不確実性を指摘する意見が複数あった。債券市場においては米国の不確実性が後退するまで、日銀は追加利上げに慎重になると受け止められ、先物買いを誘う要因となった。  財務省は27日、2025年度の国債発行計画を発表した。カレンダーベースの市中発行額は172兆3000億円で、前年度の当初額から1兆3000億円の増加となる。30年債と40年債はそれぞれ1兆2000億円の発行減となる半面、5年債は1兆2000億円、割引短期国債は2兆4000億円の発行増となる。事前報道に沿った内容となり、発表を受けて売り向かう姿勢は限られた。  先物3月限は前営業日比8銭高の141円98銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回りは横ばいの1.085%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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