注目トピックス 日本株
LaboroAI Research Memo(1):「カスタムAI」の開発・提供に特化したスペシャリスト集団
配信日時:2024/12/16 14:01
配信元:FISCO
*14:01JST LaboroAI Research Memo(1):「カスタムAI」の開発・提供に特化したスペシャリスト集団
■要約
Laboro.AI<5586>は、オーダーメイドによるAIソリューション「カスタムAI」の開発・提供を主要事業としており、AI&機械学習のスペシャリスト集団である。AIがその真価を発揮するためには、ビジネス環境や課題に合わせて必要なデータを集め、アルゴリズムを設計し、幾度の検証を行い、最適な形になるまで調整を繰り返すことが不可欠であり、テクノロジーとビジネス双方の知見がなければ、実用に耐えうるAIが実現することはありえない。同社はこの双方の知識を持ち、確実にAIをビジネスに適用することで「テクノロジーとビジネスを、つなぐ」ことを実践している。
1. 2024年9月期の業績(実績)
2024年9月期の連結業績は、売上高1,515百万円(前期比10.7%増)、営業利益183百万円(同11.2%減)、経常利益183百万円(同5.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益133百万円(同4.3%減)となった。顧客のAIに対する需要は堅調に推移し、第4四半期(会計期間)では過去最高の売上高を達成したが、体制構築上の課題から、第3四半期は売上が軟調に着地したこともあり、、通期では予想売上高(1,644百万円)は未達となり、営業利益以下は前期比で減収となった。主に24年9月期に新規に参画したメンバーの定着/育成上の課題が要因であり、25年9月期は採用・育成・エンゲージメントといった体制構築に関する施策に積極的に取り組んでいくことで、堅調に拡大する需要を捉え、成長を維持/拡大させていくことを目指す。
2. 2025年9月期の業績見通し
2025年9月期は売上高で2,008百万円(前期比32.5%増)、営業利益で250百万円(同36.6%増)、経常利益で250百万円(同36.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で171百万円(同28.4%増)と予想している。同社の主要事業である「カスタムAI」の需要が堅調に拡大していくことが見込まれ、顧客のニーズを捉え、顧客とのプロジェクトを執行していくためのソリューションデザイナ(AIコンサルタント)及び機械学習エンジニアの体制構築を強化することで増収増益を図る計画だ。
3. 中長期の展望:「バリューアップ型AIテーマ市場」は2025年には2,800億円予想
同社は、数値目標も含めて中期経営計画などは発表していない。しかし現在の既存コア事業である「カスタムAI」の開発・提供をバリュー・マイニング(VM)とバリュー・ディストリビューション(VD)(詳細後述)という方法で事業の成長を図っていく。成長が期待される「AI構築サービス市場」の中でも特に同社が狙うのは、「バリューアップ型AIテーマ市場」と呼ばれる顧客の事業変革や新規製品・サービスの創出に向けたAI投資に関する市場で、2025年度には2,800億円(2021年度比100%増)が期待されている。人材の教育も含めて社内体制を一段と整備することで、この成長市場でのプレゼンスを高めていく方針だ。
■Key Points
・オーダーメイドによるAIソリューション「カスタムAI」の開発・提供が主力事業
・2024年9月期は体制整備の遅れで前期比減益だが、2025年9月期は36.6%の営業増益を予想
・中長期の展望:「バリューアップ型AIテーマ市場」に注力し成長を図る
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HN>
Laboro.AI<5586>は、オーダーメイドによるAIソリューション「カスタムAI」の開発・提供を主要事業としており、AI&機械学習のスペシャリスト集団である。AIがその真価を発揮するためには、ビジネス環境や課題に合わせて必要なデータを集め、アルゴリズムを設計し、幾度の検証を行い、最適な形になるまで調整を繰り返すことが不可欠であり、テクノロジーとビジネス双方の知見がなければ、実用に耐えうるAIが実現することはありえない。同社はこの双方の知識を持ち、確実にAIをビジネスに適用することで「テクノロジーとビジネスを、つなぐ」ことを実践している。
1. 2024年9月期の業績(実績)
2024年9月期の連結業績は、売上高1,515百万円(前期比10.7%増)、営業利益183百万円(同11.2%減)、経常利益183百万円(同5.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益133百万円(同4.3%減)となった。顧客のAIに対する需要は堅調に推移し、第4四半期(会計期間)では過去最高の売上高を達成したが、体制構築上の課題から、第3四半期は売上が軟調に着地したこともあり、、通期では予想売上高(1,644百万円)は未達となり、営業利益以下は前期比で減収となった。主に24年9月期に新規に参画したメンバーの定着/育成上の課題が要因であり、25年9月期は採用・育成・エンゲージメントといった体制構築に関する施策に積極的に取り組んでいくことで、堅調に拡大する需要を捉え、成長を維持/拡大させていくことを目指す。
2. 2025年9月期の業績見通し
2025年9月期は売上高で2,008百万円(前期比32.5%増)、営業利益で250百万円(同36.6%増)、経常利益で250百万円(同36.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で171百万円(同28.4%増)と予想している。同社の主要事業である「カスタムAI」の需要が堅調に拡大していくことが見込まれ、顧客のニーズを捉え、顧客とのプロジェクトを執行していくためのソリューションデザイナ(AIコンサルタント)及び機械学習エンジニアの体制構築を強化することで増収増益を図る計画だ。
3. 中長期の展望:「バリューアップ型AIテーマ市場」は2025年には2,800億円予想
同社は、数値目標も含めて中期経営計画などは発表していない。しかし現在の既存コア事業である「カスタムAI」の開発・提供をバリュー・マイニング(VM)とバリュー・ディストリビューション(VD)(詳細後述)という方法で事業の成長を図っていく。成長が期待される「AI構築サービス市場」の中でも特に同社が狙うのは、「バリューアップ型AIテーマ市場」と呼ばれる顧客の事業変革や新規製品・サービスの創出に向けたAI投資に関する市場で、2025年度には2,800億円(2021年度比100%増)が期待されている。人材の教育も含めて社内体制を一段と整備することで、この成長市場でのプレゼンスを高めていく方針だ。
■Key Points
・オーダーメイドによるAIソリューション「カスタムAI」の開発・提供が主力事業
・2024年9月期は体制整備の遅れで前期比減益だが、2025年9月期は36.6%の営業増益を予想
・中長期の展望:「バリューアップ型AIテーマ市場」に注力し成長を図る
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HN>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況
