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為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、日米中銀の政策決定後はドル高となる可能性
配信日時:2024/12/14 14:52
配信元:FISCO
*14:52JST 為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、日米中銀の政策決定後はドル高となる可能性
【今週の概況】
■日銀利上げ見送り観測でドル買い強まる
今週の米ドル・円は堅調推移。日本銀行による12月利上げ観測は大幅に後退したこと、米長期金利の上昇を受けてリスク選好的な米ドル買い・円売りが拡大した。今月17-18日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ptの追加利下げが決定される公算だが、インフレ率の高止まりを受けて来年以降は米利下げペースの大幅な減速が予想されている。このため、日米金利差の段階的な縮小を見込んだ米ドル売り・円買いは一段と縮小。米ドル・円は週末前に11月下旬以来となる153円台に上昇した。
13日のニューヨーク外為市場で米ドル・円は一時153円80銭まで買われた。米インフレ率が大幅に低下する可能性は低いとの見方が強まり、長期金利は上昇したことから、リスク選好的なドル買いが優勢となった。日本銀行は12月18日-19日に開催される金融政策決定会合で政策金利の据え置きを検討しているとの報道も円売りにつながった。米ドル・円は153円61銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ:149円69銭-153円80銭。
【来週の見通し】
■ドルは底堅い値動きか、日米中銀の政策決定後はドル高となる可能性
来週のドル・円は底堅い値動きか。米連邦公開市場委員会(FOMC)は追加利下げが予想されているものの、日本銀行金融政策決定会合では金利据え置きが決まる可能性が高いため、リスク回避的な米ドル売り・円買いは縮小するとみられる。米連邦準備制度理事会(FRB)は12月17-18日開催のFOMC会合で0.25ptの追加利下げに踏み切る方針。ただし、同時に発表される当局者の金利見通しから、来年以降における金融緩和ペースは緩やかになるとの思惑が広がっている。
11日に発表された米消費者物価指数(CPI)は前年比+2.7%、12日の生産者物価指数(PPI)は同+3.0%と、伸び率は前回を上回った。インフレ率の高止まりを受けて来年1月開催のFOMC会合では政策金利の据え置きが決定される見込み。一方、日銀は18-19日開催の金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決定する可能性が高い。利上げについての議論は来年1月開催の金融政策決定会合で行われるとの見方が多いことから、目先的に米ドル買い・円売りがやや強まる可能性がある。
【米連邦公開市場委員会(FOMC)】(17-18日開催予定)
FRBは17-18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ptの利下げを決定する公算。ただ、直近におけるインフレ再加速が警戒されており、来年1月以降の利上げ休止の思惑が広がればドル買い・円売りが続く可能性がある。
【日本銀行金融政策決定会合】(12月18-19日)
日銀は18-19日開催の金融政策決定会合で、0.25ptの追加利上げに踏み切るか注目される。利上げ見送りの際はドルの押し上げ要因となる。
ドル・円の予想レンジ:152円50銭-155円00銭
<FA>
■日銀利上げ見送り観測でドル買い強まる
今週の米ドル・円は堅調推移。日本銀行による12月利上げ観測は大幅に後退したこと、米長期金利の上昇を受けてリスク選好的な米ドル買い・円売りが拡大した。今月17-18日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ptの追加利下げが決定される公算だが、インフレ率の高止まりを受けて来年以降は米利下げペースの大幅な減速が予想されている。このため、日米金利差の段階的な縮小を見込んだ米ドル売り・円買いは一段と縮小。米ドル・円は週末前に11月下旬以来となる153円台に上昇した。
13日のニューヨーク外為市場で米ドル・円は一時153円80銭まで買われた。米インフレ率が大幅に低下する可能性は低いとの見方が強まり、長期金利は上昇したことから、リスク選好的なドル買いが優勢となった。日本銀行は12月18日-19日に開催される金融政策決定会合で政策金利の据え置きを検討しているとの報道も円売りにつながった。米ドル・円は153円61銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ:149円69銭-153円80銭。
【来週の見通し】
■ドルは底堅い値動きか、日米中銀の政策決定後はドル高となる可能性
来週のドル・円は底堅い値動きか。米連邦公開市場委員会(FOMC)は追加利下げが予想されているものの、日本銀行金融政策決定会合では金利据え置きが決まる可能性が高いため、リスク回避的な米ドル売り・円買いは縮小するとみられる。米連邦準備制度理事会(FRB)は12月17-18日開催のFOMC会合で0.25ptの追加利下げに踏み切る方針。ただし、同時に発表される当局者の金利見通しから、来年以降における金融緩和ペースは緩やかになるとの思惑が広がっている。
11日に発表された米消費者物価指数(CPI)は前年比+2.7%、12日の生産者物価指数(PPI)は同+3.0%と、伸び率は前回を上回った。インフレ率の高止まりを受けて来年1月開催のFOMC会合では政策金利の据え置きが決定される見込み。一方、日銀は18-19日開催の金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決定する可能性が高い。利上げについての議論は来年1月開催の金融政策決定会合で行われるとの見方が多いことから、目先的に米ドル買い・円売りがやや強まる可能性がある。
【米連邦公開市場委員会(FOMC)】(17-18日開催予定)
FRBは17-18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ptの利下げを決定する公算。ただ、直近におけるインフレ再加速が警戒されており、来年1月以降の利上げ休止の思惑が広がればドル買い・円売りが続く可能性がある。
【日本銀行金融政策決定会合】(12月18-19日)
日銀は18-19日開催の金融政策決定会合で、0.25ptの追加利上げに踏み切るか注目される。利上げ見送りの際はドルの押し上げ要因となる。
ドル・円の予想レンジ:152円50銭-155円00銭
<FA>
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