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RIZAP-G Research Memo(9):2025年3月期は増収増益、通期での黒字転換を予想
配信日時:2024/12/13 16:09
配信元:FISCO
*16:09JST RIZAP-G Research Memo(9):2025年3月期は増収増益、通期での黒字転換を予想
■RIZAPグループ<2928>の業績動向
3. 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績見通しは、売上収益が177,700百万円(前期比6.9%増)、営業利益が6,300百万円(前期は594百万円の損失)、税引前利益が3,100百万円(同4,524百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益が2,000百万円(同4,300百万円の損失)と、chocoZAP事業の先行投資フェーズが終了したことにより通期での黒字転換を予想する(期初予想通り)。
売上収益に関しては、引き続きchocoZAP事業における新規出店及び会員基盤の拡充、顧客満足度向上施策を進めることなどにより増収を見込む。2024年3月期は“新規会員数の獲得”に注力し、出店や広告宣伝を積極的に行ったが、2025年3月期は“既存会員の満足度向上”に重点を移す。具体施策としては、新サービス(カラオケ、洗濯・乾燥機、ピラティスなど)の導入加速、ちょこっとサポート導入(トレーナー配置等)、コンシェルジュ導入(コールセンター)、清掃の強化、マシン故障対応の迅速化などであり、上期に積極的な投資を行った。結果として、退会率は足元で安定して抑制できている。出店に関しては、出店数計画は公表していないが、2025年3月期上半期に321店舗増加しており、前期実績(904店舗増加)よりも落ち着くことが予想される。店舗の立地では、地方出店、企業内出店、空港やホテルなど多様な立地の可能性が確認された。広告宣伝に関しては、健康の楽しさ・重要性を伝える健康セミナーや他社顧客基盤へのアプローチを可能にする業務提携の推進など、より効率的な手法にシフトする。下期から2026年3月期にかけては、本格的な投資回収フェーズに入るため、大きく利益を成長させる想定である。なお、2025年3月期第2四半期単独では439百万円の営業黒字を達成している。
その他の既存事業に関しては、2024年3月期までに行ってきた構造改革や先行投資の成果が顕在化している。グループ横断的な取り組みの事例として、chocoZAPの新サービス「ピラティス」をSDエンターテイメントの協力の下実現したことや、グループ会社による各種機器の調達などがある。今後も必要に応じて、グループ横断的なコスト最適化や業務合理化による固定費の削減、不採算店舗の高収益業態への転換や統廃合などを進める。ライフスタイル事業、インベストメント事業ともに通期での営業黒字を計画する。
chocoZAP事業は、実力的には既に月次黒字化できており、全社的にも第2四半期単独で営業黒字化し、投資の加減が収益性を左右する段階に入っている。上期で主な先行投資が完了していること、新しいマシンメンテナンス体制の導入や広告宣伝手法の改革などchocoZAPの事業モデルの進化は続いており、利益計画の達成の可能性は高いと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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3. 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績見通しは、売上収益が177,700百万円(前期比6.9%増)、営業利益が6,300百万円(前期は594百万円の損失)、税引前利益が3,100百万円(同4,524百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益が2,000百万円(同4,300百万円の損失)と、chocoZAP事業の先行投資フェーズが終了したことにより通期での黒字転換を予想する(期初予想通り)。
売上収益に関しては、引き続きchocoZAP事業における新規出店及び会員基盤の拡充、顧客満足度向上施策を進めることなどにより増収を見込む。2024年3月期は“新規会員数の獲得”に注力し、出店や広告宣伝を積極的に行ったが、2025年3月期は“既存会員の満足度向上”に重点を移す。具体施策としては、新サービス(カラオケ、洗濯・乾燥機、ピラティスなど)の導入加速、ちょこっとサポート導入(トレーナー配置等)、コンシェルジュ導入(コールセンター)、清掃の強化、マシン故障対応の迅速化などであり、上期に積極的な投資を行った。結果として、退会率は足元で安定して抑制できている。出店に関しては、出店数計画は公表していないが、2025年3月期上半期に321店舗増加しており、前期実績(904店舗増加)よりも落ち着くことが予想される。店舗の立地では、地方出店、企業内出店、空港やホテルなど多様な立地の可能性が確認された。広告宣伝に関しては、健康の楽しさ・重要性を伝える健康セミナーや他社顧客基盤へのアプローチを可能にする業務提携の推進など、より効率的な手法にシフトする。下期から2026年3月期にかけては、本格的な投資回収フェーズに入るため、大きく利益を成長させる想定である。なお、2025年3月期第2四半期単独では439百万円の営業黒字を達成している。
その他の既存事業に関しては、2024年3月期までに行ってきた構造改革や先行投資の成果が顕在化している。グループ横断的な取り組みの事例として、chocoZAPの新サービス「ピラティス」をSDエンターテイメントの協力の下実現したことや、グループ会社による各種機器の調達などがある。今後も必要に応じて、グループ横断的なコスト最適化や業務合理化による固定費の削減、不採算店舗の高収益業態への転換や統廃合などを進める。ライフスタイル事業、インベストメント事業ともに通期での営業黒字を計画する。
chocoZAP事業は、実力的には既に月次黒字化できており、全社的にも第2四半期単独で営業黒字化し、投資の加減が収益性を左右する段階に入っている。上期で主な先行投資が完了していること、新しいマシンメンテナンス体制の導入や広告宣伝手法の改革などchocoZAPの事業モデルの進化は続いており、利益計画の達成の可能性は高いと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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