みんかぶニュース 市況・概況
「全固体電池」が20位、次世代電池の本命でEV普及期に巨大市場形成へ<注目テーマ>
配信日時:2024/12/10 12:20
配信元:MINKABU
★人気テーマ・ベスト10
1 仮想通貨
2 半導体
3 人工知能
4 データセンター
5 防衛
6 ペロブスカイト太陽電池
7 デジタルトランスフォーメーション
8 カジノ関連
9 円高メリット
10 JPX日経400
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「全固体電池」が20位にランクインしている。
世界的な脱炭素への取り組みは400兆円産業といわれる自動車産業においてもパラダイムシフトを促す背景となっている。これはガソリン車から電気自動車(EV)へのシフトチェンジの流れに置き換えることもできる。世界的なEV市場の拡大もひと頃よりは勢いが減速しているという見方もあるが、自動車のエレクトロニクス化が進展するなか、自動運転分野の発展とともに構造的なEVシフトの流れは止まらない。
EVの動力源として基幹部品の中枢を担う2次電池の市場拡大への期待が大きい。EV向けでは現状はリチウムイオン電池が主流だが、リチウムイオン電池は航続距離の問題や中にある電解液が燃えやすいという弱点を持っている。そこで、ポスト・リチウムイオン電池を担う、よりコンパクトで大容量の電気エネルギーを蓄積できる次世代型2次電池の研究開発が世界的に加速している。
その最右翼に位置付けられているのが全固体電池だ。これはリチウムイオン電池の液体電解質を固体電解質に置き換えたもので、これによりすべての部材が固体で構成されることになり、最重要課題であった発火リスクを解消できるとともに、積層化が容易なためコンパクト化しやすく、電気貯蔵能力も高いというメリットがある。カギを握るのは固体電解質の開発であり、固体の場合は電極間でリチウムイオンが移動する際の移動抵抗が高くなることで、これをいかに解消していくかがポイントとなっている。近年は新たな物質の発見によって技術開発も進んでいる。いずれにしても、全固体電池はEV普及において重要なポジションを担う可能性が高く、将来的な巨大市場形成に向けた期待も大きい。
関連銘柄としてはトヨタ自動車<7203.T>をはじめとする大手自動車メーカーのほか、パナソニック ホールディングス<6752.T>が本命格。このほか、FDK<6955.T>、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>、ニッポン高度紙工業<3891.T>、オハラ<5218.T>、三櫻工業<6584.T>、第一稀元素化学工業<4082.T>などが挙げられる。
出所:MINKABU PRESS
Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況
