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【↑】日経平均 大引け| 反発、米ハイテク株高好感も上値は重い (12月9日)
配信日時:2024/12/09 18:39
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 39332.55
高値 39332.55(09:00)
安値 38972.78(09:42)
大引け 39160.50(前日比 +69.33 、 +0.18% )
売買高 17億9792万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆8560億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発も、寄り付き天井で上値重い
2.米雇用統計は雇用者数が予想上回るも想定範囲内
3.11日に米CPIの発表を控え、買い手控え感は拭えず
4.半導体関連が弱く、全体相場の足を引っ張る展開
5.来週に日米中銀の会合控え、売買代金は4兆円割れ
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比123ドル安と続落した。医療保険大手ユナイテッドへルスの急落が重荷となり指数を押し下げた。
週明けの東京市場では、日経平均株価が朝方高く始まった後に軟化し、マイナス圏に沈んだ後に再び上昇するという不安定な値動き。大引けはプラス圏で着地した。
9日の東京市場は、朝方はリスクオンムード。しかし、利益確定売り圧力も強く、日経平均は寄り付きにつけた値段がこの日の高値となった。前週末の米国株市場ではNYダウが続落したものの、ハイテク株中心に買いが入り、ナスダック総合株価指数は反発して最高値を更新、S&P500指数も最高値をつけた。11月の米雇用統計は雇用者数の伸びが事前予想を上回ったが、想定の範囲内で今月のFOMCでの利下げ期待が維持された。そうしたなか、東京市場では前週末に日経平均が5日ぶりに反落していたこともあり、目先押し目買い好機とみた買いが先行した。ただ、今週11日に11月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、来週には日米の中銀による政策金利発表が控えているとあって、上値を積極的に買う動きには発展しなかった。プライム市場の売買代金は前週末に続き4兆円台を下回った。
個別では、フジクラ<5803>が商いを伴い堅調、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。ファーストリテイリング<9983>も値を上げた。楽天グループ<4755>が物色人気、リクルートホールディングス<6098>も買いを集めた。ソニーグループ<6758>が強さを発揮したほか、任天堂<7974>も上値追い。エラン<6099>が値上がり率トップとなり、セレス<3696>も大幅高となった。大阪ソーダ<4046>、丸一鋼管<5463>なども大きく水準を切り上げている。
半面、売買代金首位となったIHI<7013>は後場に利食われ安くなった。三菱重工業<7011>も冴えない。ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体関連主力銘柄の下げが目立つ。サンリオ<8136>も大幅安。さくらインターネット<3778>も下落した。アインホールディングス<9627>、シンフォニア テクノロジー<6507>のほか、低位株では日本駐車場開発<2353>などが大きく売り込まれた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、リクルート <6098>、ソニーG <6758>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約160円。うち88円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、TDK <6762>、第一三共 <4568>、ZOZO <3092>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約154円。うち109円はアドテスト1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)サービス業、(2)空運業、(3)その他製品、(4)金属製品、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)保険業、(3)機械、(4)電気・ガス業、(5)石油石炭製品。
■個別材料株
△買取王国 <3181> [東証S]
11月既存店売上高が33ヵ月連続前年上回る。
△フィスコ <3807> [東証G]
東証が信用規制の臨時措置を解除。
△チェンジHD <3962> [東証P]
官公庁向けDXで強み発揮し収益成長力の高さに着目。
△エルテス <3967> [東証G]
スマートシティー化で期待され今期業績も8割営業増益見込む。
△楽天グループ <4755> [東証P]
楽天モバイル30GBプラン1年無料の株主優待実施へ。
△丸一管 <5463> [東証P]
550万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△ユトリ <5892> [東証G]
11月の売上高が前年同月比2.3倍化。
△トラースOP <6696> [東証G]
全セグメントで伸長し第3四半期営業利益は黒字転換。
△ニチリョク <7578> [東証S]
JA全農との業務提携を発表。
△GFA <8783> [東証S]
新たな前駆細胞に関する特許を出願。
▼エターナルG <3193> [東証P]
8~10月営業減益で失望売り。
▼アインHD <9627> [東証P]
5~10月期営業利益33%減。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)エラン <6099>、(2)セレス <3696>、(3)大阪ソーダ <4046>、(4)丸一管 <5463>、(5)トナミHD <9070>、(6)ブイキューブ <3681>、(7)泉州電 <9824>、(8)楽天グループ <4755>、(9)ダイヘン <6622>、(10)日シス技術 <4323>。
値下がり率上位10傑は(1)アインHD <9627>、(2)日本駐車場 <2353>、(3)シンフォニア <6507>、(4)JCRファ <4552>、(5)日本マイクロ <6871>、(6)エターナルG <3193>、(7)サンリオ <8136>、(8)ZOZO <3092>、(9)アドテスト <6857>、(10)アイル <3854>。
【大引け】
日経平均は前日比69.33円(0.18%)高の3万9160.50円。TOPIXは前日比7.34(0.27%)高の2734.56。出来高は概算で17億9792万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1079、値下がり銘柄数は500となった。東証グロース250指数は642.81ポイント(8.78ポイント高)。
[2024年12月9日]
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