注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~こう着ながらも押し目買い意欲の強さが意識される~
配信日時:2024/12/06 08:44
配信元:FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着ながらも押し目買い意欲の強さが意識される~
6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■こう着ながらも押し目買い意欲の強さが意識される
■ノーリツ、24/12下方修正 営業利益16億円←32億
■前場の注目材料:三菱電機、超小型衛星測位アンテナ開発、高さ40%圧縮
■こう着ながらも押し目買い意欲の強さが意識される
6日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだが、押し目買い意欲の強さが意識されそうである。5日の米国市場はNYダウが248ドル安、ナスダックは34ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が利下げを急がない姿勢を表明したことを背景に、米長期金利が上昇したことが重荷となった。また、翌日に米雇用統計の発表を控えているため、持ち高調整の売りが入りやすかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の39340円。円相場は1ドル150円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まりそうだ。米国市場では同社幹部が撃たれて死亡したと伝わったユナイテッドヘルス・グループが5%を超える下落となり、NYダウの重荷となった。ただし、全体としては前日に主要な株価指数が最高値を更新したこともあり、米雇用統計の発表を前に利益確定の売りが入りやすかったとみられる。一方で、米新規失業保険申請件数は予想を上回ったことで、FRBは12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに動くとの観測が下支えする形となった。
日経平均株価は前日まで4日続伸だったこともあり、週末要因も持ち高調整の売りが出やすいタイミングとみられる。節目の39000円接近では引き続き押し目買い意欲の強さが意識されやすいだろう。日経225先物はナイトセッションで下落したが、ボリンジャーバンドの+1σが支持線として機能していた。売り優勢ながらも底堅さが意識されやすく、米雇用統計の発表を控えて売り仕掛け的な動きも限られそうである。
また、米雇用統計を通過した来週は、翌週にFOMCを控えるためブラックアウト期間に入る。米当局者の発言がないため、利下げ期待からの買いが優勢になると考えられる。ナスダック指数の下落影響からハイテク株は手掛けづらくなりそうだが、押し目を狙いたいところである。また、日経平均株価がこう着ながらも底堅さがみられるようであれば、個人主体の中小型株への物色を活発化させそうだ。
■ノーリツ、24/12下方修正 営業利益16億円←32億
ノーリツ<5943>は2024年12月期業績予想の修正を発表。売上高は2050億円から2000億円、営業利益を32億円から16億円に下方修正した。国内事業において、第3四半期より温水空調分野は回復傾向にあるものの、そのスピードは緩やかであり、海外事業においても、中国市況の悪化が継続していることから、売上高は予測値を下回る見込み。これに伴い、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についても予想を下回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39395.60、+119.21)
・1ドル=150.00-10円
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・三菱電機<6503>超小型衛星測位アンテナ開発、高さ40%圧縮
・三菱ケミG<4188>社内外連携深化へ、新組織で経営資源フル活用
・ホンダ<7267>日本カー・オブ・ザ・イヤー、「フリード」に栄冠
・日産自<7201>顧客とデジタル交流、分散型台帳を活用
・日立<6501>NTTコムとデータ同期実証成功、DC間600kmで即時
・商船三井<9104>三井物産・三菱商事など4社で、米CO2回収新興に出資
・長瀬産業<8012>バイオ炭使い土壌改良、メキシコで実証
・エア・ウォーター<4088>技術革新で地域課題解決、札幌にイノベ拠点
・テクノフレックス<3449>北海道・苫小牧市の工場竣工、半導体進出増に対応
・日本ヒューム<5262>東京都下水道サービスと建設審査証明取得、プレキャスト製品用コンクリ
・サクサ<6675>子会社事業を売却、防災機器・汎用機器・口腔
・リガク<268A>台湾に子会社、支店から拡大
・中北製作所<6496>韓国社を買収、海外向けバルブ事業拡大
・トヨタ自<7203>11月の新車販売、「ヤリス」首位、SUV生産回復で伸長
・SUBARU<7270>新型「クロストレック」受注開始、次世代ハイブリッドシステム搭載
・デンソー<6902>CNT実用化連携、北欧カナツと透明ヒーター
・住友重<6302>パワー半導体攻勢、製造装置、子会社に統合
・富士通<6702>無菌室作業漏れを検知、日医工と、医薬品製造DX実証
・日立<6501>台湾でMRT向け昇降機受注、過去最大規模
・富士フイルム<4901>半導体向け研磨剤増強へ、熊本に20億円投資
・東レ<3402>那須工場で車載コンデンサー用フィルムの生産増強
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 10月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+2.6%、9月:+2.5%)
・08:30 10月家計支出(前年比予想:-2.5%、9月:-1.1%)
<海外>
・特になし <ST>
■こう着ながらも押し目買い意欲の強さが意識される
■ノーリツ、24/12下方修正 営業利益16億円←32億
■前場の注目材料:三菱電機、超小型衛星測位アンテナ開発、高さ40%圧縮
■こう着ながらも押し目買い意欲の強さが意識される
6日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだが、押し目買い意欲の強さが意識されそうである。5日の米国市場はNYダウが248ドル安、ナスダックは34ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が利下げを急がない姿勢を表明したことを背景に、米長期金利が上昇したことが重荷となった。また、翌日に米雇用統計の発表を控えているため、持ち高調整の売りが入りやすかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の39340円。円相場は1ドル150円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まりそうだ。米国市場では同社幹部が撃たれて死亡したと伝わったユナイテッドヘルス・グループが5%を超える下落となり、NYダウの重荷となった。ただし、全体としては前日に主要な株価指数が最高値を更新したこともあり、米雇用統計の発表を前に利益確定の売りが入りやすかったとみられる。一方で、米新規失業保険申請件数は予想を上回ったことで、FRBは12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに動くとの観測が下支えする形となった。
日経平均株価は前日まで4日続伸だったこともあり、週末要因も持ち高調整の売りが出やすいタイミングとみられる。節目の39000円接近では引き続き押し目買い意欲の強さが意識されやすいだろう。日経225先物はナイトセッションで下落したが、ボリンジャーバンドの+1σが支持線として機能していた。売り優勢ながらも底堅さが意識されやすく、米雇用統計の発表を控えて売り仕掛け的な動きも限られそうである。
また、米雇用統計を通過した来週は、翌週にFOMCを控えるためブラックアウト期間に入る。米当局者の発言がないため、利下げ期待からの買いが優勢になると考えられる。ナスダック指数の下落影響からハイテク株は手掛けづらくなりそうだが、押し目を狙いたいところである。また、日経平均株価がこう着ながらも底堅さがみられるようであれば、個人主体の中小型株への物色を活発化させそうだ。
■ノーリツ、24/12下方修正 営業利益16億円←32億
ノーリツ<5943>は2024年12月期業績予想の修正を発表。売上高は2050億円から2000億円、営業利益を32億円から16億円に下方修正した。国内事業において、第3四半期より温水空調分野は回復傾向にあるものの、そのスピードは緩やかであり、海外事業においても、中国市況の悪化が継続していることから、売上高は予測値を下回る見込み。これに伴い、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についても予想を下回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39395.60、+119.21)
・1ドル=150.00-10円
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・三菱電機<6503>超小型衛星測位アンテナ開発、高さ40%圧縮
・三菱ケミG<4188>社内外連携深化へ、新組織で経営資源フル活用
・ホンダ<7267>日本カー・オブ・ザ・イヤー、「フリード」に栄冠
・日産自<7201>顧客とデジタル交流、分散型台帳を活用
・日立<6501>NTTコムとデータ同期実証成功、DC間600kmで即時
・商船三井<9104>三井物産・三菱商事など4社で、米CO2回収新興に出資
・長瀬産業<8012>バイオ炭使い土壌改良、メキシコで実証
・エア・ウォーター<4088>技術革新で地域課題解決、札幌にイノベ拠点
・テクノフレックス<3449>北海道・苫小牧市の工場竣工、半導体進出増に対応
・日本ヒューム<5262>東京都下水道サービスと建設審査証明取得、プレキャスト製品用コンクリ
・サクサ<6675>子会社事業を売却、防災機器・汎用機器・口腔
・リガク<268A>台湾に子会社、支店から拡大
・中北製作所<6496>韓国社を買収、海外向けバルブ事業拡大
・トヨタ自<7203>11月の新車販売、「ヤリス」首位、SUV生産回復で伸長
・SUBARU<7270>新型「クロストレック」受注開始、次世代ハイブリッドシステム搭載
・デンソー<6902>CNT実用化連携、北欧カナツと透明ヒーター
・住友重<6302>パワー半導体攻勢、製造装置、子会社に統合
・富士通<6702>無菌室作業漏れを検知、日医工と、医薬品製造DX実証
・日立<6501>台湾でMRT向け昇降機受注、過去最大規模
・富士フイルム<4901>半導体向け研磨剤増強へ、熊本に20億円投資
・東レ<3402>那須工場で車載コンデンサー用フィルムの生産増強
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 10月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+2.6%、9月:+2.5%)
・08:30 10月家計支出(前年比予想:-2.5%、9月:-1.1%)
<海外>
・特になし <ST>
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