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午後:債券サマリー 先物は続伸、デュレーション長期化目的の年金勢の買い需要が支援

配信日時:2024/11/29 15:17 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸した。この日、財務省が実施した2年債入札は応札倍率が前回から低下し、弱めの結果と受け止められた。一方で、大量償還月の前月となる11月の月末で、国内年金勢によるデュレーション長期化目的の買いが入りやすい局面とあって、長期債先物は午後に持ち直した。  2年債入札は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭4厘となり、前回(10月29日)の5厘から拡大。応札倍率は3.63倍と、前回の4.87倍を下回った。一方で、入札結果に対する長期債先物の反応は限られ、朝安後に切り返した。  この日は朝方に総務省が11月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)を発表。生鮮食品を除くコアCPIは前年同月比2.2%の上昇となった。10月の1.8%から伸び率は拡大したほか、市場予想を上回った。12月の金融政策決定会合で日銀が追加利上げに踏み切るとの見方が強まり、長期債先物は午前中に142円88銭まで下落する場面があった。  先物12月限は前営業日比4銭高の143円06銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント高い1.050%に上昇。一時1.065%をつける場面があった。 出所:MINKABU PRESS

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