みんかぶニュース 市況・概況
22日中国・上海総合指数=終値3267.1916(-103.2123)
配信日時:2024/11/22 16:27
配信元:MINKABU
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みんかぶニュース 市況・概況
【投資部門別売買動向】自己売買が売り越す一方、海外勢と事業法人が買い越す (11月第2週)
●自己売買が売り越す一方、海外勢と事業法人が買い越す
東証が21日に発表した11月第2週(11日~15日)の投資部門別売買動向(現物)によると、トランプ次期米政権に対する懸念が意識され売り優勢となり、日経平均株価が前週末比857円安の3万8642円と3週ぶりに反落したこの週は、証券会社の自己売買は3週ぶりに売り越した。売越額は3039億円だった。前週は4507億円の買い越しだった。生保・損保は16週連続で売り越し、売越額は935億円と前週の517億円から増加した。
一方、海外投資家が2週連続で買い越し、買越額は1521億円と前週の1938億円から縮小した。海外投資家は先物の投資部門別売買動向では日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物、日経225マイクロの合計で2週ぶりに売り越した。売越額は1018億円だった。現物と先物の合算では2週連続で買い越し、買越額は502億円と前週の7703億円から急減した。個人投資家は3週ぶりに買い越したものの、買越額はわずか14億円だった。前週は7436億円の売り越しだった。自社株買いが中心とみられる事業法人は20週連続で買い越し、買越額は3275億円と前週の1594億円から拡大した。
日経平均は3週ぶりに反落する中、自己売買が売り越す一方、海外投資家と事業法人が買い越した。
■投資部門別売買代金差額 (11月11日~15日)
東証・名証2市場の内国普通株式市場の合計[総合証券ベース(全51社)]
※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し
海外投資家 信託銀行 個人合計 [ 現金 信用 ] 日経平均 ( 前週比 )
11月 ―――
第2週 1,521 153 14 [ ▲1,557 1,571 ] 38,642円 ( -857 円)
第1週 1,938 766 ▲7,436 [ ▲5,931 ▲1,504 ] 39,500円 ( +1446 円)
10月 ―――
第5週 ▲1,885 1,640 ▲438 [ ▲1,569 1,130 ] 38,053円 ( +139 円)
第4週 ▲206 ▲211 272 [ ▲1,200 1,473 ] 37,913円 ( -1067 円)
第3週 ▲579 ▲84 841 [ ▲973 1,814 ] 38,981円 ( -624 円)
第2週 2,473 ▲490 ▲1,737 [ ▲2,365 628 ] 39,605円 ( +970 円)
第1週 3,955 2,090 1,777 [ ▲767 2,544 ] 38,635円 ( -1193 円)
9月 ―――
第4週 ▲567 1,332 ▲5,869 [ ▲3,818 ▲2,051 ] 39,829円 ( +2105 円)
第3週 ▲5,122 ▲2,963 ▲3,567 [ ▲2,628 ▲939 ] 37,723円 ( +1142 円)
第2週 ▲15,425 ▲559 2,193 [ 1,340 853 ] 36,581円 ( +190 円)
第1週 ▲8,235 1,500 4,672 [ 1,973 2,698 ] 36,391円 ( -2256 円)
8月 ―――
第4週 ▲2,451 2,074 ▲1,106 [ ▲1,839 732 ] 38,647円 ( +283 円)
第3週 ▲3,988 1,347 ▲366 [ ▲1,855 1,488 ] 38,364円 ( +301 円)
第2週 1,872 291 ▲4,041 [ ▲3,112 ▲928 ] 38,062円 ( +3037 円)
第1週 4,953 2,171 ▲553 [ 3,027 ▲3,581 ] 35,025円 ( -884 円)
7月 ―――
第5週 ▲5,524 239 4,817 [ 3,143 1,673 ] 35,909円 ( -1757 円)
第4週 ▲5,659 256 5,050 [ 2,753 2,297 ] 37,667円 ( -2396 円)
第3週 ▲2,459 ▲257 2,512 [ ▲6 2,518 ] 40,063円 ( -1126 円)
第2週 1,288 ▲733 ▲773 [ ▲2,763 1,989 ] 41,190円 ( +278 円)
第1週 1,836 518 ▲4,966 [ ▲5,110 143 ] 40,912円 ( +1329 円)
※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。
※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。
株探ニュース
2024/11/23 06:50
みんかぶニュース 市況・概況
今週の【早わかり株式市況】続落、エヌビディア好決算も下落で関連株が軟調推移
■今週の相場ポイント
1.日経平均は2週続落、一時3万8000円台割れ
2.前週末は堅調な指標受け米利下げ期待が後退
3.ウクライナ紛争激化、地政学リスク高まりも
4.エヌビディア好決算も株価は時間外で売り優勢
5.国内半導体関連株も下落、全体相場も軟調に
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比359円(0.9%)安の3万8283円と、2週連続で下落した。
今週は方向感に乏しい地合いだった。米半導体大手エヌビディアの決算発表というビッグイベントがあったが、これが全体相場を大きく動かすことはなかった。日経平均は週間で上下600円あまりと比較的狭いレンジでの動きに終始した。
週明け18日(月)の東京株式市場は下落。前週末の米国株市場では、堅調な経済指標を受けて12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが見送られるとの見方が浮上。米長期金利が上昇するなか全体指数は下落した。東京市場でもこれを引き継ぐ格好で売り圧力が強まった。19日(火)は反発。リバウンド狙いの買いが入り上昇に転じた。特に半導体関連株が強さを発揮し、市場センチメントを強気に傾けた。ただ、米エヌビディアの決算発表を翌日に控え、買い一巡後は様子見姿勢が強まった。20日(水)は小反落。ウクライナとロシアの紛争激化に伴う地政学リスクの高まりを背景に前日の欧州株市場は全面安に売り込まれたが、米株市場ではNYダウが一時大幅安となった一方、ハイテク株中心に根強い買いが入りナスダック総合株価指数は上昇とまちまちの展開に。これを受け、東京市場では朝高後にマイナス圏に沈むなど方向感の定まらない地合いとなった。注目されたエヌビディアの決算は市場予想を上回る好調な内容だった。ただ、時間外取引で同社株は売り優勢となり、21日(木)の東京市場では半導体関連株の気勢を削ぐ格好となった。半導体株安が重荷となる形で全体相場も軟調に推移。日経平均は3万8000円台を割り込む場面があった。22日(金)は反発。前日の米株高を受け、半導体関連や銀行、電線株など主力銘柄が幅広く買われ全体を押し上げた。
■来週のポイント
来週は手がかり難のなか個別に材料を求める相場となりそうだ。今週の東証グロース指数は週足プラスで引けており、中小型株の物色が盛んになっていることを物語っている。全体ではウクライナ情勢が緊迫化しており、地政学リスクの高まりには注意したい。
重要イベントとしては、国内では29日朝に発表される10月完全失業率、10月有効求人倍率、10月鉱工業生産が注目される。海外では26日に発表される米国11月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国10月新築住宅販売件数、27日に発表される米国10月の個人所得と個人消費支出、30日に発表される中国11月製造業PMIに注視が必要だろう。
■日々の動き(11月18日~11月22日)
【↓】 11月18日(月)―― 急反落、米株安でリスク回避の売り優勢
日経平均 38220.85( -422.06) 売買高17億3308万株 売買代金 3兆7718億円
【↑】 11月19日(火)―― 反発、半導体関連株が堅調も終盤伸び悩む
日経平均 38414.43( +193.58) 売買高18億0378万株 売買代金 3兆8060億円
【↓】 11月20日(水)―― 反落、エヌビディア決算を控え様子見ムード
日経平均 38352.34( -62.09) 売買高16億5345万株 売買代金 3兆7494億円
【↓】 11月21日(木)―― 続落、半導体株中心にリスク回避の売り優勢
日経平均 38026.17( -326.17) 売買高16億8005万株 売買代金 3兆7207億円
【↑】 11月22日(金)―― 3日ぶり反発、米株高を受け半導体などが買われる
日経平均 38283.85( +257.68) 売買高16億8134万株 売買代金 3兆7897億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、19業種が値下がり
(2)値下がり率トップは中外薬 <4519> など医薬品。ディフェンシブ株は関西電 <9503> など電気・ガス、西武HD <9024> など陸運も安い
(3)HOYA <7741> など精密機器、三菱重 <7011> など機械、日産自 <7201> など自動車といった輸出株も軟調
(4)内需株はまちまち。電通グループ <4324> などサービス、三井不 <8801> など不動産は安いが、三菱倉 <9301> など倉庫・運輸、大林組 <1802> など建設は堅調
(5)金融株もまちまち。東京海上 <8766> など保険、オリックス <8591> などその他金融が売られ、マネックスG <8698> など証券、三井住友トラ <8309> など銀行が買われた
(6)値上がり率トップは住友電 <5802> など非鉄。資源株はENEOS <5020> など石油も高いがINPEX <1605> など鉱業は売られた
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(2) 人工知能
2(5) データセンター
3(1) 仮想通貨
4(4) 半導体
5(3) 防衛 ── ロシア核使用基準引き下げで地政学リスク意識
※カッコは前週の順位
株探ニュース
2024/11/23 06:40
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【株主優待】情報 (22日引け後 発表分)
11月22日引け後に、株主優待制度について新設や拡充、変更、廃止を発表した銘柄を取り上げた。
■拡充 ――――――――――――――――
佐藤食品工業 <2814> [東証S] 決算月【3月】 11/22発表
保有株数100株以上500株未満の優待品を従来の自社製品500円相当→「タリーズデジタルギフト」2000円分に変更する。500株以上株主には自社製品に加えて、「タリーズデジタルギフト」2000円分を贈呈する。
株探ニュース
2024/11/22 19:50
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【新規公開(IPO)】情報 (22日大引け後 発表分)
●キオクシアホールディングス <285A>
上場市場:東証プライム市場
上場予定日:12月18日
事業内容:メモリ及びSSD等関連製品の開発・製造・販売事業等を
営むグループ会社の経営戦略策定及び管理
仮条件決定日:12月2日
想定発行価格:1390円
上場時発行済み株式数:5億3906万2500株
公募:2156万2500株
売り出し:5038万0100株
オーバーアロットメントによる売り出し:上限1079万1300株
ブックビルディング期間:12月2日~6日
公開価格決定日:12月9日
申込期間:12月10日~13日
払込日:12月17日
主幹事:三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券
●visumo <303A>
上場市場:東証グロース市場
上場予定日:12月26日
事業内容:ビジュアルマーケティングプラットフォームの開発
及びサービス提供
仮条件決定日:12月10日
想定発行価格:750円
上場時発行済み株式数:163万7000株
公募:13万7000株
売り出し:53万2000株
オーバーアロットメントによる売り出し:上限10万0300株
ブックビルディング期間:12月11日~17日
公開価格決定日:12月18日
申込期間:12月19日~24日
払込日:12月25日
主幹事:大和証券
●フォルシア <304A>
上場市場:東証グロース市場
上場予定日:12月26日
事業内容:膨大・複雑なデータから必要な情報を的確に探し出す
検索テクノロジーを基にしたシステム開発・サービス
提供並びにコンサルティング
仮条件決定日:12月6日
想定発行価格:1700円
上場時発行済み株式数:120万株
公募:20万株
売り出し:1万3100株
オーバーアロットメントによる売り出し:上限3万1900株
ブックビルディング期間:12月10日~16日
公開価格決定日:12月17日
申込期間:12月18日~23日
払込日:12月25日
主幹事:野村證券
●ビースタイルホールディングス <302A>
上場市場:東証グロース市場
上場予定日:12月27日
事業内容:派遣・紹介事業、メディア事業、DX事業、その他事業を営む
グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務
仮条件決定日:12月11日
想定発行価格:1980円
上場時発行済み株式数:144万9600株
公募:20万株
売り出し:37万株
オーバーアロットメントによる売り出し:上限8万5500株
ブックビルディング期間:12月12日~18日
公開価格決定日:12月19日
申込期間:12月20日~25日
払込日:12月26日
主幹事:SMBC日興証券
[2024年11月22日]
株探ニュース
2024/11/22 19:45
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【自社株買い】銘柄 (22日大引け後 発表分)
○三井化学 <4183> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の1.68%にあたる320万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月25日から25年2月28日まで。うち279万1700株を11月25日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。
○サンエー化研 <4234> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の9.5%にあたる100万株(金額で5億0400万円)を上限に、11月25日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
○DTS <9682> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の3.82%にあたる160万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月11日から25年3月21日まで。取得した自社株は25年3月31日付で全て消却する。
[2024年11月22日]
株探ニュース
2024/11/22 19:20
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【増資・売り出し】銘柄 (22日大引け後 発表分)
○明治HD <2269> [東証P]
既存株主による1273万9200株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限191万800株の売り出しを実施する。売出価格は12月3日から6日までの期間に決定される。
○フジオフード <2752> [東証P]
500万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限75万株の第三者割当増資を実施する。発行価格は12月2日から5日までの期間に決定される。
[2024年11月22日]
株探ニュース
2024/11/22 18:40
みんかぶニュース 市況・概況
[PTS]ナイトタイムセッション17時30分時点 上昇100銘柄・下落52銘柄(東証終値比)
11月22日のPTSナイトタイムセッション(17:00~06:00)17時30分時点で売買が成立したのは170銘柄。東証終値比で上昇は100銘柄、下落は52銘柄だった。日経平均株価構成銘柄の売買成立数は41銘柄。うち値上がりが25銘柄、値下がりは12銘柄と買いが優勢。NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は5円高となっている。
PTS市場全体、および日経平均構成銘柄の22日終値比の上昇率・下落率ランキングは以下のとおり。
△PTS値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <7362> T.S.I 1223 +164( +15.5%)
2位 <4499> スピー 5551 +591( +11.9%)
3位 <4234> サンエー化研 562 +58( +11.5%)
4位 <3321> ミタチ産業 1252 +122( +10.8%)
5位 <4784> GMO-AP 715 +54( +8.2%)
6位 <5035> HOUSEI 505 +35( +7.4%)
7位 <165A> SBIレオス 186.1 +7.1( +4.0%)
8位 <8918> ランド 8.3 +0.3( +3.8%)
9位 <2134> 北浜CP 20.7 +0.7( +3.5%)
10位 <6573> アジャイル 101.1 +3.1( +3.2%)
▼PTS値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <2752> フジオフード 1261 -71( -5.3%)
2位 <8836> RISE 25.1 -0.9( -3.5%)
3位 <5255> モンラボ 117 -4( -3.3%)
4位 <3431> 宮地エンジ 1842 -55( -2.9%)
5位 <2269> 明治HD 3210 -89.0( -2.7%)
6位 <4978> リプロセル 111.2 -2.8( -2.5%)
7位 <9973> KOZOHD 18.6 -0.4( -2.1%)
8位 <1491> 中外鉱 33.3 -0.7( -2.1%)
9位 <265A> Hmcomm 1377.1 -26.9( -1.9%)
10位 <4678> 秀英 274 -5( -1.8%)
△PTS [日経平均構成銘柄] 値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <7202> いすゞ 2040.6 +41.6( +2.1%)
2位 <1802> 大林組 2150 +30.0( +1.4%)
3位 <4183> 三井化学 3630 +48.0( +1.3%)
4位 <2503> キリンHD 2142 +17.5( +0.8%)
5位 <6857> アドテスト 9499 +52( +0.6%)
6位 <6503> 三菱電 2598 +14.0( +0.5%)
7位 <3659> ネクソン 2208 +11.0( +0.5%)
8位 <7269> スズキ 1645 +7.0( +0.4%)
9位 <3382> セブン&アイ 2567 +10.5( +0.4%)
10位 <3099> 三越伊勢丹 2159 +7.5( +0.3%)
▼PTS [日経平均構成銘柄] 値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <2269> 明治HD 3210 -89.0( -2.7%)
2位 <9021> JR西日本 2780 -15.5( -0.6%)
3位 <4324> 電通グループ 3727 -17( -0.5%)
4位 <9434> SB 193 -0.7( -0.4%)
5位 <7261> マツダ 999.8 -3.2( -0.3%)
6位 <6326> クボタ 1905 -4.5( -0.2%)
7位 <8267> イオン 3601 -7.0( -0.2%)
8位 <9501> 東電HD 558 -0.8( -0.1%)
9位 <8306> 三菱UFJ 1822.8 -2.2( -0.1%)
10位 <4502> 武田 4111 -2( -0.0%)
※PTSの株価はジャパンネクスト証券運営PTSのJ-Market及びX-Marketより取得
株探ニュース
2024/11/22 17:33
みんかぶニュース 市況・概況
来週の株式相場に向けて=値上げ進む「外食株」は個別株物色を先導するか
22日の東京株式市場は、日経平均株価が257円高と3日ぶりに反発した。一時3万8400円台まで値を上げたが、引けにかけやや売りに押された。NYダウやナスダック指数が最高値近辺で推移しているのに対し、日経平均株価は3万9000円ラインを抜け切れない展開が続く。売買代金も3兆7000億円台と細り気味だ。
東京市場は、今秋の一連の日米政局相場でも上値は重く、足もとでは展開材料不足が目立つ。今後、年末相場へと入っていくが、相場の焦点は来月17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)と18~19日の日銀金融政策決定会合となる。特に、12月の米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)が注目されるが、「日米ともに金融政策の変更はないかもしれない」(アナリスト)との声も出ている。今年のビッグイベントも、すでにその多くが消化されるなか、展開材料難の相場が続くこともあり得る。
そんななか年末に向けては、個別材料株の物色が続くことも予想されている。為替動向やトランプ政策に左右される輸出株に対し、買い安心感が指摘されるのが内需株だ。例えば、インバウンド需要や値上げ効果で業績拡大基調にある消費関連株、なかでも「外食株」などに見直し余地を指摘する声も出ている。
牛丼の値上げ発表が評価されたゼンショーホールディングス<7550.T>は、この日1年ぶりに最高値を更新した。また、今期最高益が予想されているラーメン関連株のハイデイ日高<7611.T>やギフトホールディングス<9279.T>、丸千代山岡家<3399.T>など。それにクリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387.T>や東洋水産<2875.T>、味の素<2802.T>といった食品関連株も注目されそうだ。
来週は、特に26日のFOMC議事録や27日の米個人消費支出(PCE)物価指数などが注目されそうだ。上記以外のイベントでは、25日にドイツ11月Ifo景況感指数、26日に米10月新築住宅販売件数、27日に米7~9月期GDP改定値、米10月耐久財受注、28日は米国が感謝祭で休場となる。29日は米国のブラックフライデーで年末商戦が始まる。
国内では、25日に10月全国百貨店売上高、26日に10月企業向けサービス価格指数、29日に11月東京都区部消費者物価指数(CPI)、10月失業率・有効求人倍率が発表される。25日にタカショー<7590.T>、26日にダイドーグループホールディングス<2590.T>、27日にカシオ計算機<6952.T>、29日にトリケミカル研究所<4369.T>、東和フードサービス<3329.T>が決算発表を行う。28日にククレブ・アドバイザーズ<276A.T>、29日にTerra Drone<278A.T>、グロービング<277A.T>が新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは3万7800~3万8900円前後。(岡里英幸)
出所:MINKABU PRESS
2024/11/22 17:29
みんかぶニュース 市況・概況
22日香港・ハンセン指数=終値19229.97(-371.14)
22日の香港・ハンセン指数の終値は前営業日比371.14ポイント安の19229.97と続落した。
出所:MINKABU PRESS
2024/11/22 17:27
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