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【↓】日経平均 大引け| 続落、半導体関連株が売られ3万9000円台割れ (10月17日)

配信日時:2024/10/17 18:21 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  39263.82 高値  39299.74(09:30) 安値  38911.19(15:00) 大引け 38911.19(前日比 -269.11 、 -0.69% ) 売買高  16億3220万株 (東証プライム概算) 売買代金  3兆7538億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は続落、朝高後に値を消す展開に  2.米株市場では銀行や景気敏感株が堅調な値動き  3.米株高好感も半導体株安が相場の足を引っ張る  4.TSMCの予想上回る決算も相場の流れ変わらず  5.売買代金は3.7兆円で盛り上がり欠く地合い続く ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比337ドル高と反発した。半導体株の一角が買い直されたほか、好決算を背景に金融株などが買われた。  東京市場では、朝方は買いが優勢となり日経平均株価が反発してスタートしたが、その後は値を消した。後場も下げ渋る場面はあったが、結局この日の安値で取引を終えている。  17日の東京市場は、前日の米株高を受けリスク選好ムードのなかで取引が始まり、日経平均は3万9000円台前半で強調展開をみせたが、ほどなくして値を消す格好となった。前日の米国株市場では金融大手の好決算を背景に銀行株や景気敏感株を中心に買い戻す動きが優勢で、NYダウは2日ぶりに最高値を更新。この流れを東京市場も引き継ぐかに見えた。しかし、買い一巡後に半導体セクターの上値の重さが確認されたことで、全体相場は総じて見送られる地合いに変わった。午後に発表されたTSMCの決算は想定以上に好調な内容だったが、半導体関連株をはじめいったん下げ渋ったものの相場の流れを変えることはできなかった。プライム市場の売買代金は3兆7000億円台と前日の水準を下回った。10月第2週以降は、売買代金が4兆円を上回った日はわずかに2回だけとなっている。  個別では、売買代金首位のレーザーテック<6920>が引き続き軟調なほか、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、KOKUSAI ELECTRIC<6525>、TOWA<6315>など半導体製造装置関連株への売りが目立った。フジクラ<5803>は値下がり率でトップとなった。キーエンス<6861>が売られ、ファーストリテイリング<9983>も軟調。SHIFT<3697>も安い。MonotaRO<3064>が下落、バンダイナムコホールディングス<7832>も安い。  半面、三菱重工業<7011>、IHI<7013>など防衛関連の一角が頑強。ソフトバンクグループ<9984>も買いが優勢、日立製作所<6501>も上昇した。トヨタ自動車<7203>も底堅さを発揮、東京電力ホールディングス<9501>をはじめ電力株が一斉高に買われ、そのなか九州電力<9508>の上げが目立つ。このほかダイレクトマーケティングミックス<7354>が大幅高、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>も値を飛ばした。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、トヨタ <7203>、アステラス <4503>、セコム <9735>、任天堂 <7974>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約33円。うち21円はSBG1銘柄によるもの。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、TDK <6762>、信越化 <4063>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約168円。  東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)海運業、(3)銀行業、(4)空運業、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)非鉄金属、(3)化学、(4)小売業、(5)金属製品。 ■個別材料株 △ハートシード <219A> [東証G]  今期上方修正を好感。 △イオレ <2334> [東証G]  GMOリAIと採用DX領域で業務提携。 △ガンホー <3765> [東証P]  アクティビストファンドの大量保有を材料視。 △SIGG <4386> [東証S]  受注堅調で9月中間期業績は計画上振れで着地。 △太平洋セメ <5233> [東証P]  上限5.18%の自社株買い発表を材料視。 △グリッド <5582> [東証G]  東京メトロ <9023> 関連の一角としても思惑人気。 △三菱UFJ <8306> [東証P]  米金融大手の好決算発表受け資金配分の流れ。 △レボリュー <8894> [東証S]  物件売却の進展で24年10月期業績予想を上方修正。 △ラストワンM <9252> [東証G]  発表延期の24年8月期決算は18日に開示へ。 △関西電 <9503> [東証P]  高浜原発1号機の50年を超える運転が認可。 ▼GW <3936> [東証G]  信用取引規制を嫌気。 ▼リックソフト <4429> [東証G]  上期営業減益で失望売り続く。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)Dmミックス <7354>、(2)九州電 <9508>、(3)ガンホー <3765>、(4)北海電 <9509>、(5)東北電 <9506>、(6)太平洋セメ <5233>、(7)エイチーム <3662>、(8)ぐるなび <2440>、(9)関西電 <9503>、(10)久光薬 <4530>。  値下がり率上位10傑は(1)フジクラ <5803>、(2)モノタロウ <3064>、(3)Lドリンク <2585>、(4)LINK&M <2170>、(5)バンナムHD <7832>、(6)ラクス <3923>、(7)ネクステージ <3186>、(8)サムコ <6387>、(9)Ine <4933>、(10)メドピア <6095>。 【大引け】  日経平均は前日比269.11円(0.69%)安の3万8911.19円。TOPIXは前日比2.83(0.11%)安の2687.83。出来高は概算で16億3220万株。東証プライムの値上がり銘柄数は559、値下がり銘柄数は1026となった。東証グロース250指数は627.70ポイント(4.97ポイント安)。 [2024年10月17日] 株探ニュース

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