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東京株式(大引け)=216円高、米ソフトランディング期待で続伸も、後半伸び悩む

配信日時:2024/09/24 15:53 配信元:MINKABU
 24日の東京株式市場はリスク選好の地合いで朝方に日経平均株価は700円高あまりの大幅上昇をみせた。前日の米国株市場でNYダウが連日で最高値を更新したことに追随したが、後半は上げ幅を縮小した。  大引けの日経平均株価は前営業日比216円68銭高の3万7940円59銭と4日続伸。プライム市場の売買高概算は16億9699万株、売買代金概算は4兆3014億円。値上がり銘柄数は877、対して値下がり銘柄数は713、変わらずは54銘柄だった。  きょうの東京市場は、主力株を中心にリスクを取る動きが優勢で、寄り後も漸次株価水準を切り上げ、前場中ごろには3万8000円台半ばまで上値を伸ばす場面があった。取引時間中に為替市場ではドル買い・円売りの動きが強まったことが追い風となったという見方も出ていた。米国ではFRBが前週のFOMCで0.5%の大幅利下げを決めたほか、パウエルFRB議長もハト派的なコメントで米経済のソフトランディング期待が高まっている。これを受けて東京市場でもセンチメント改善が進んでいるが、今週末に自民党総裁選を控え、買い一巡後は模様眺めムードも漂う展開に。業種別では33業種中26業種が上昇したが、後場の日経平均は上値の重い地合いで、結局200円強の上昇にとどまり、3万8000円台を下回る水準で着地している。  個別では、三菱重工業<7011.T>が高く、IHI<7013.T>が大きく上値を追った。さくらインターネット<3778.T>が急騰を演じ、日立製作所<6501.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>も上昇した。ソニーグループ<6758.T>も高い。セレス<3696.T>がストップ高となったほか、日本製鋼所<5631.T>にも物色人気が集中した。北海道電力<9509.T>が大商いで値を飛ばし、ノーリツ鋼機<7744.T>、東京計器<7721.T>なども大きく買われた。  半面、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が軟調、ディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>も売りに押された。第一三共<4568.T>も値を下げた。ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が安く、メルカリ<4385.T>も冴えない。島精機製作所<6222.T>が急落したほか、Macbee Planet<7095.T>、神戸物産<3038.T>などが大幅安。ミガロホールディングス<5535.T>などの下げも目立つ。 出所:MINKABU PRESS

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