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東京株式(大引け)=539円安と大幅に7日続落、急激な円高進行が嫌気される
配信日時:2024/09/11 15:46
配信元:MINKABU
11日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に7日続落。為替の急激な円高が進むなか、日経平均株価は一時900円あまり下落する場面があった。
大引けの日経平均株価は前日比539円39銭安の3万5619円77銭。プライム市場の売買高概算は19億3972万株。売買代金概算は4兆1993億円となった。値上がり銘柄数は105、値下がり銘柄数は1523、変わらずは14銘柄だった。
前日のNYダウは、金融株や石油関連株などが下落し92ドル安と反落した。この流れを受けた東京株式市場も値を下げてスタートし、寄り付き後に3万6000円台を割り込んだ。その後、日本銀行の中川順子審議委員が講演で追加利上げに前向きな姿勢を示したことから、為替相場で円高が進行。午後には一時1ドル=140円70銭前後まで一段と円高が進んだ。これを受け、東京市場では半導体関連や自動車株などが売られ、日経平均株価は一時905円安まで下落した。ただ、下値には買いが入り、引けにかけ下げ幅は縮小した。東証プライム市場に上場する銘柄の約93%が下落する全面安だった。日本時間の11日午前10時から開催された米大統領選のテレビ討論会は、民主党のハリス氏が共和党のトランプ氏に勝利したとの見方が強まった。同討論会を経て、海外短期筋が株や為替に投機的な売買を膨らませたとの観測も出ていた。
個別銘柄では、ディスコ<6146.T>や東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>が安く、トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>、日産自動車<7201.T>が下落。三菱重工業<7011.T>や日立製作所<6501.T>、信越化学工業<4063.T>が軟調だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三菱商事<8058.T>、商船三井<9104.T>も売られた。
半面、ソフトバンクグループ<9984.T>やレーザーテック<6920.T>が高く、三井物産<8031.T>や富士通<6702.T>が値を上げた。コマツ<6301.T>やさくらインターネット<3778.T>、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>、九州電力<9508.T>がしっかり。
出所:MINKABU PRESS
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