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【↓】日経平均 大引け| 続急落、米ハイテク株安と円高受け全面安商状 (9月4日)
配信日時:2024/09/04 18:21
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 38039.91
高値 38080.02(09:01)
安値 36879.33(14:15)
大引け 37047.61(前日比 -1638.70 、 -4.24% )
売買高 20億0740万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆1062億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急落、1600円超える記録的な下げ
2.米ハイテク株安と円高を嫌気、全面安商状に陥る
3.米株市場はISM製造業景況感指数の低調を嫌気
4.エヌビディア急落受け半導体関連への売り際立つ
5.個別株は93%が下落、売買代金は5兆円台に膨らむ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比626ドル安と3日ぶりに反落した。前週末まで連日で最高値を更新した後を受け、ハイテク株を中心に利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、リスク回避ムードのなか、全面安商状となり、日経平均株価は1600円を超える急落に見舞われた。後場の取引で3万7000円台を割り込む場面もあった。
4日の東京市場は、半導体関連株などをはじめ全面安に売り込まれる状況となり、日経平均の下げも大きく、一時1800円強の下落で3万6000円台をつける場面があった。大引けは買い戻しで若干下げ渋ったものの1600円を超える下げとなり、3万7000円トビ台で引けている。下げ幅は今年3番目の大きさ。前日の米国株市場では発表された8月のISM製造業景況感指数が市場予想を下回ったことで、米経済失速を懸念する形で売りがかさんだ。特に画像処理半導体大手エヌビディアを筆頭に半導体関連株の下げが顕著で、東京市場でもこれを引き継いで時価総額上位の半導体製造装置関連株を中心に大口の売りが表面化した。外国為替市場で1ドル=145円近辺までドル安・円高に振れたことも投資家心理を悪化させた。プライム市場の値下がり銘柄数は全体の93%を占め、売買代金は5兆円台に膨らんだ。
個別では、売買代金首位となったレーザーテック<6920>、同2位のディスコ<6146>、同3位の東京エレクトロン<8035>、同4位のアドバンテスト<6857>と半導体製造装置大手が揃って急落となったほか、ソフトバンクグループ<9984>も大きく値を下げた。また、ファーストリテイリング<9983>も急落。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクの下落も目立つ。サンウェルズ<9229>が値下がり率トップに売られた。このほか、KOKUSAI ELECTRIC<6525>、ローツェ<6323>、日本マイクロニクス<6871>など半導体関連の下げが際立っている。
半面、ニトリホールディングス<9843>が買われ、バンダイナムコホールディングス<7832>も逆行高となった。イオン<8267>、花王<4452>などもしっかり。富士ソフト<9749>は大幅高、山善<8051>、MonotaRO<3064>なども買いが優勢だった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はバンナムHD <7832>、ニトリHD <9843>、ZOZO <3092>、花王 <4452>、イオン <8267>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約26円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、ファストリ <9983>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約683円。
東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)陸運業、(2)小売業、(3)食料品、(4)空運業、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉱業、(2)非鉄金属、(3)証券商品先物、(4)石油石炭製品、(5)銀行業。
■個別材料株
△NSSOL <2327> [東証P]
リクルート <6098> の全株式売却を発表。
△ABCマート <2670> [東証P]
8月既存店売上高が30ヵ月連続で前年上回る。
△メディシノバ <4875> [東証S]
世界最大級のALS研究コンソーシアムの年次総会の演題に採択。
△バードマン <7063> [東証G]
社長交代で再生へ期待感。
△PLANT <7646> [東証S]
8月暴落後切り返しの動き鮮明に。
△バンナムHD <7832> [東証P]
SBI証券が目標株価を引き上げ。
△東邦HD <8129> [東証P]
3Dインベストメントの買い増しで思惑。
△GFA <8783> [東証S]
業務連携企業が脱分化脂肪細胞の新たな製法に関して特許出願。
△富士ソフト <9749> [東証P]
ベインキャピタルがKKRに対抗して買収提案。
△ニトリHD <9843> [東証P]
8月既存店売上高が2ヵ月ぶり前年上回る。
▼INPEX <1605> [東証P]
原油需給緩和思惑でWTIは70ドル台に下落。
▼レーザーテク <6920> [東証P]
米半導体株安でリスクオフ加速。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)富士ソフト <9749>、(2)山善 <8051>、(3)バンナムHD <7832>、(4)ホットランド <3196>、(5)ニトリHD <9843>、(6)レック <7874>、(7)システムサポ <4396>、(8)モノタロウ <3064>、(9)ヤマタネ <9305>、(10)カルビー <2229>。
値下がり率上位10傑は(1)サンウェルズ <9229>、(2)宮越HD <6620>、(3)コクサイエレ <6525>、(4)ローツェ <6323>、(5)日本マイクロ <6871>、(6)東京精 <7729>、(7)ディスコ <6146>、(8)三井E&S <7003>、(9)トリケミカル <4369>、(10)古河電 <5801>。
【大引け】
日経平均は前日比1638.70円(4.24%)安の3万7047.61円。TOPIXは前日比99.78(3.65%)安の2633.49。出来高は概算で20億0740万株。東証プライムの値上がり銘柄数は97、値下がり銘柄数は1528となった。東証グロース250指数は651.78ポイント(28.79ポイント安)。
[2024年9月4日]
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