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【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、半導体株中心にリスク回避の売り優勢 (7月18日)
配信日時:2024/07/18 18:49
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 40521.71
高値 40587.63(09:02)
安値 40104.22(15:00)
大引け 40126.35(前日比 -971.34 、 -2.36% )
売買高 17億6450万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆6658億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続落、米半導体株安を引き継ぐ
2.急速な円高も影響、半導体主力株への売りがかさむ
3.米国の対中規制強化の動きやトランプ発言など嫌気
4.日経平均は1000円近い下落、4万円大台攻防の様相に
5.売買代金上位3傑を東エレクなど製造装置大手が独占
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比243ドル高と6日続伸した。FRB高官の発言を背景に利下げ観測を背景に出遅れ株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、主力株中心に売りがかさみ、日経平均株価は1000円近い急落となり、4万円大台攻防の様相をみせた。
18日の東京市場は、リスク回避ムードが強まり、日経平均は大きく下値を試す展開となった。前日の米国株市場ではNYダウが6日続伸し、連日で最高値を更新したが、半導体セクターへの売り圧力が強く、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は急反落、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は6.8%安と暴落した。バイデン米政権による半導体対中規制強化の思惑や、トランプ前大統領の台湾有事に対する後ろ向きな発言が嫌気されている。これを受けて、本日の東京市場も大きく売り優勢に傾き、特に半導体関連主力株の下げが顕著だった。外国為替市場では日米金利差縮小思惑から、一時1ドル=155円台まで急速にドル安・円高が進んだことも、ハイテクや自動車など輸出セクター中心に買い手控え感を助長した。
個別では、売買代金首位の東京エレクトロン<8035>、2位のディスコ<6146>、3位のレーザーテック<6920>と半導体主力株が揃って大幅安となった。ソフトバンクグループ<9984>が大きく下値を切り下げ、トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株も安い。川崎重工業<7012>が大きく利食われ、ソニーグループ<6758>も値を下げた。ヤマシンフィルタ<6240>、恵和<4251>が急落、A&Dホロンホールディングス<7745>、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>なども大幅安。古野電気<6814>も下落した。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが底堅さを発揮。北海道電力<9509>が買い優勢。KDDI<9433>もしっかり。ニトリホールディングス<9843>が買いを集めた。アンビスホールディングス<7071>、タキロンシーアイ<4215>が大幅高、サイゼリヤ<7581>、ニチレイ<2871>、山崎製パン<2212>など水産・食品株に値を飛ばすものが目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、キッコマン <2801>、ニトリHD <9843>、アサヒ <2502>、味の素 <2802>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約38円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約577円。
東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)食料品、(2)電気・ガス業、(3)水産・農林業、(4)パルプ・紙、(5)鉱業。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)機械、(3)電気機器、(4)輸送用機器、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△トライアル <141A> [東証G]
SBI証券が目標株価3250円で新規カバレッジ。
△フォーサイド <2330> [東証S]
生成AI活用の「退院サマリーシステム」」開発を受託。
△キャリアデザ <2410> [東証P]
立会外取引での自社株買いを実施。
△日清オイリオ <2602> [東証P]
10月納入分より食用油の値上げ実施へ。
△セキュアヴェ <3042> [東証G]
不正アクセス事件受けセキュリティー関連株が動意。
△ホギメデ <3593> [東証P]
立会外取引での自社株買い実施を発表。
△アンビスHD <7071> [東証P]
米長期金利低下映して中小型グロースの一角に資金向かう。
△東邦HD <8129> [東証P]
3Dインベストメントの保有割合が8.44%に上昇。
△FLネット <9241> [東証G]
株主優待制度導入を発表。
△北海電 <9509> [東証P]
円高メリット・データセンター関連の需要意識。
▼JIA <7172> [東証P]
優待内容の変更を売り材料視。
▼東エレク <8035> [東証P]
米国の対中半導体規制の影響を懸念。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アンビスHD <7071>、(2)タキロンCI <4215>、(3)サイゼリヤ <7581>、(4)ニチレイ <2871>、(5)パルHD <2726>、(6)山パン <2212>、(7)ダイト <4577>、(8)北海電 <9509>、(9)ビジョン <9416>、(10)ホギメデ <3593>。
値下がり率上位10傑は(1)ヤマシン―F <6240>、(2)恵和 <4251>、(3)山一電機 <6941>、(4)アルバック <6728>、(5)A&Dホロン <7745>、(6)トリケミカル <4369>、(7)ディスコ <6146>、(8)東エレク <8035>、(9)ヨシムラHD <2884>、(10)古野電 <6814>。
【大引け】
日経平均は前日比971.34円(2.36%)安の4万0126.35円。TOPIXは前日比46.58(1.60%)安の2868.63。出来高は概算で17億6450万株。東証プライムの値上がり銘柄数は467、値下がり銘柄数は1136となった。東証グロース250指数は690.17ポイント(4.94ポイント安)。
[2024年7月18日]
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