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米外為市場サマリー:米GDP改定値の下方修正を受け一時156円30銭台に軟化

配信日時:2024/05/31 08:02 配信元:MINKABU
 30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円82銭前後と前日に比べて80銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=169円86銭前後と同40銭強のユーロ安・円高だった。  米商務省が朝方公表した1~3月期の米実質国内総生産(GDP)改定値は、前期比年率で1.3%増と速報値の1.6%増から下方修正された。同時に発表された1~3月期の米個人消費支出(PCE)物価指数は、食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが前期比年率で3.6%と速報値の3.7%から鈍化した。また、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が前の週から増えたことも影響し、ドル売り・円買いが先行した。インフレ圧力が緩むとの見方から米長期金利が低下したこともドルの重荷となり、ドル円相場は156円38銭まで軟化する場面があった。その後はニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が講演で「米連邦準備理事会(FRB)の現在の金融政策はインフレ率を2%に戻すのに適切」などと述べ、FRBが利下げを急がないとの見方を示したことなどからドルは下げ渋る動きとなったが戻りは鈍かった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0832ドル前後と前日に比べて0.0030ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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