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午前:債券サマリー 先物は続落、欧米債券安などが影響

配信日時:2024/05/30 11:53 配信元:MINKABU
 30日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。前日の欧米債券安が影響したほか、日銀による追加の政策修正の思惑が依然としてくすぶっていることが重荷となった。  5月のドイツ消費者物価指数(CPI)速報値で前年同月比の伸び率が市場予想を上回ったことを受け、29日の欧州市場ではドイツやフランスの長期金利が上昇。また、米7年債入札の低調な結果から米長期金利が約4週間ぶりの水準に上昇したこともあり、国内債には売りが出やすかった。加えて、日銀の安達誠司審議委員が前日に「円安が加速、もしくは長期化することで、想定しているよりも早いタイミングで消費者物価の上昇率が反転する可能性がある」などと発言したことで、日銀による政策正常化が意識されやすく、債券先物は142円85銭まで下押す場面があった。なお、きょうは財務省が2年債入札を実施する。  午前11時の先物6月限の終値は、前日比21銭安の142円91銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.1%台に乗せ、その後は前日比0.020%上昇の1.095%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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