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BS11 Research Memo(4):売上高は計画比若干未達も、各利益は計画値を上回る進捗
配信日時:2024/05/24 14:04
配信元:FISCO
*14:04JST BS11 Research Memo(4):売上高は計画比若干未達も、各利益は計画値を上回る進捗
■業績の動向
1. 2024年8月期第2四半期の業績概要
日本BS放送<9414>の2024年8月期第2四半期連結業績は売上高が5,936百万円(前年同期比1.7%減)、営業利益927百万円(同16.4%減)、経常利益930百万円(同16.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益642百万円(同15.0%減)となった。計画値(売上高5,982百万円、営業利益826百万円、経常利益826百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益570百万円)に対して売上高は0.8%未達となったが、営業利益は12.2%超、経常利益は12.6%超、親会社株主に帰属する四半期純利益は12.6%超となり、各利益は計画を上回って着地した。
タイム収入は、営業活動により通販枠の拡充・強化を行ったことにより前年同期比15百万円増となったものの、スポット収入は新規取引先開拓等の営業努力による純広告スポットが好調に推移した一方で、コロナ禍後の市況低迷による通販スポットの広告減少をカバーできず、同149百万円の減少となった。またその他収入は前年同期の人気アニメ作品の出資配当収入があった反動で、同38百万円の減少となっている。利益面では、アニメコンテンツ等の強化・充実を図ったほか、番組関連費用や放送関連費用の効率的運用に努めたことにより、放送設備更新に伴う償却負担増をカバーし、各段階の利益において計画を上回る実績を確保した。
2. 売上区分別の状況(個別)
売上高(個別)全体の72.3%を占めるタイム収入の売上高は、前年同期比0.4%増の4,009百万円と堅調に推移したが、期初計画値4,106百万円を2.4%下回った。営業活動の強化により通販枠の拡充を図り、前年同期比で増収となったが、計画値には未達となった。同21.0%を占めるスポット収入の売上高は、前年同期比11.4%減の1,164百万円となり、期初計画値を2.8%下回る結果となった。新規取引先の開拓等のセールス活動強化により純広告部門(TVCM等)が好調に推移したが、軟調な通販市況のあおりを受けてスポット広告が減少した結果、前年同期を下回った。
同6.7%を占めるその他事業収入の売上高は、前年同期比9.3%減の373百万円となった。関連イベント収入は堅調に推移するも、前年同期に同社が出資するアニメ製作委員会等のアニメ作品の興行、コンテンツの販売や配信ビジネス等が好調であったことによる反動減をカバーできず、期初計画値425百万円を12.3%下回った。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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1. 2024年8月期第2四半期の業績概要
日本BS放送<9414>の2024年8月期第2四半期連結業績は売上高が5,936百万円(前年同期比1.7%減)、営業利益927百万円(同16.4%減)、経常利益930百万円(同16.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益642百万円(同15.0%減)となった。計画値(売上高5,982百万円、営業利益826百万円、経常利益826百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益570百万円)に対して売上高は0.8%未達となったが、営業利益は12.2%超、経常利益は12.6%超、親会社株主に帰属する四半期純利益は12.6%超となり、各利益は計画を上回って着地した。
タイム収入は、営業活動により通販枠の拡充・強化を行ったことにより前年同期比15百万円増となったものの、スポット収入は新規取引先開拓等の営業努力による純広告スポットが好調に推移した一方で、コロナ禍後の市況低迷による通販スポットの広告減少をカバーできず、同149百万円の減少となった。またその他収入は前年同期の人気アニメ作品の出資配当収入があった反動で、同38百万円の減少となっている。利益面では、アニメコンテンツ等の強化・充実を図ったほか、番組関連費用や放送関連費用の効率的運用に努めたことにより、放送設備更新に伴う償却負担増をカバーし、各段階の利益において計画を上回る実績を確保した。
2. 売上区分別の状況(個別)
売上高(個別)全体の72.3%を占めるタイム収入の売上高は、前年同期比0.4%増の4,009百万円と堅調に推移したが、期初計画値4,106百万円を2.4%下回った。営業活動の強化により通販枠の拡充を図り、前年同期比で増収となったが、計画値には未達となった。同21.0%を占めるスポット収入の売上高は、前年同期比11.4%減の1,164百万円となり、期初計画値を2.8%下回る結果となった。新規取引先の開拓等のセールス活動強化により純広告部門(TVCM等)が好調に推移したが、軟調な通販市況のあおりを受けてスポット広告が減少した結果、前年同期を下回った。
同6.7%を占めるその他事業収入の売上高は、前年同期比9.3%減の373百万円となった。関連イベント収入は堅調に推移するも、前年同期に同社が出資するアニメ製作委員会等のアニメ作品の興行、コンテンツの販売や配信ビジネス等が好調であったことによる反動減をカバーできず、期初計画値425百万円を12.3%下回った。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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