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東京株式(大引け)=282円高で3万9000円台回復、一時600円超高も上げ幅縮小
配信日時:2024/05/20 15:34
配信元:MINKABU
20日の東京株式市場で日経平均株価は反発。前週末の米株式市場でNYダウの終値が初めて4万ドル台に乗せたことを受けて投資家のリスク許容度が上向き、上げ幅は一時600円を超えた。後場は利益確定売りに押され伸び悩んだものの、1カ月ぶりの高水準となる3万9000円台を回復して取引を終えた。
大引けの日経平均株価は前営業日比282円30銭高の3万9069円68銭。プライム市場の売買高概算は18億371万株。売買代金概算は4兆1510億円となった。値上がり銘柄数は1142と全体の約69%、値下がり銘柄数は463、変わらずは44銘柄だった。
きょうの東京市場で日経平均株価は小幅に下落して始まったが、ほどなくプラス圏に浮上。前場に一時3万9400円台前半まで上昇した。前週末に米ナスダック総合株価指数が小幅に下落したことが日本株の重荷となったが、寄り付き後に海外投資家を中心とした先物買いが入り、売り方の買い戻しを誘う形となった。原油先物相場や銅先物相場の上昇を受け、石油関連や非鉄株の上げが目立った。半導体関連の一角は全体相場に連れて朝安後は持ち直し、国内の長期金利が一時11年ぶりの高水準となる0.975%に上昇したことは金融セクターを下支えした。22日に予定されている米エヌビディア<NVDA>の決算の内容を見極めたいとする投資家は多く、午後は短期筋による利益確定目的の売りが優勢となって日経平均株価は失速したが、米国株の先高期待を支えに3万9000円を上回る価格帯での推移を続けた。
個別銘柄では、信越化学工業<4063.T>とソシオネクスト<6526.T>が大幅高となり、TOWA<6315.T>が堅調。住友金属鉱山<5713.T>やENEOSホールディングス<5020.T>、北海道電力<9509.T>が上値を追う展開となり、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>や三井物産<8031.T>、神戸製鋼所<5406.T>が頑強な動き。C&Fロジホールディングス<9099.T>がストップ高に買われ、霞ヶ関キャピタル<3498.T>が急伸し、三井E&S<7003.T>やSUBARU<7270.T>、大成建設<1801.T>が水準を切り上げた。
半面、ソフトバンクグループ<9984.T>と任天堂<7974.T>、ダイキン工業<6367.T>が下落したほか、アドバンテスト<6857.T>やディスコ<6146.T>、日本マイクロニクス<6871.T>が冴えない展開。能美防災<6744.T>や西本Wismettacホールディングス<9260.T>が売られ、ACCESS<4813.T>とメイコー<6787.T>が大幅安となった。
出所:MINKABU PRESS
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