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【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、欧米株高を受けリスク選好の買い優勢 (5月16日)

配信日時:2024/05/16 18:05 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  38645.96 高値  38949.38(14:56) 安値  38513.33(09:36) 大引け 38920.26(前日比 +534.53 、 +1.39% ) 売買高  22億1709万株 (東証プライム概算) 売買代金  5兆0657億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は3日続伸、500円超の大幅高  2.前日の欧米株市場で最高値相次ぎリスクオン  3.米CPIは予想を下回り、強気優勢の地合いに  4.アジア株全面高も為替の円高はマイナス材料  5.後場先物主導で上昇加速も値下がり銘柄が6割 ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比349ドル高と続伸した。米CPIが市場予想を下回る伸びにとどまったことで利下げの先送り懸念が後退し買いが優勢となった。  東京市場では、主力株を中心に買われる展開となり、日経平均株価は後場に上げ幅を広げ3万8900円台まで大幅な戻りをみせた。  16日の東京市場は、前日の欧米株高を受け主力株中心にリスク選好の地合いとなった。前日の欧州株市場ではドイツをはじめ主要国の株価が揃って最高値に買われたほか、米国株市場でも発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が事前の市場コンセンサスを下回ったことを受け、これが好感される形でNYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも最高値を更新した。本日はアジア株も全面高に買われ、東京市場もリスクオンの流れに乗る形に。為替のドル安・円高は自動車株などに逆風となったものの、一方で半導体関連株は買われ、全体相場を押し上げている。後場は先物主導のインデックス買いが入り、日経平均の上げ足を助長した。もっとも買いは大型株に偏重しており、プライム市場の値下がり銘柄数が全体の6割以上を占め、値上がり銘柄数を大きく上回った。  個別では、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が軒並み高く、キーエンス<6861>も買いを集めた。ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。任天堂<7974>が値を上げ、リクルートホールディングス<6098>が大幅高。ファーストリテイリング<9983>も堅調だった。スターティアホールディングス<3393>が値上がり率トップ、Orchestra Holdings<6533>がストップ高。三菱化工機<6331>も値を飛ばした。  半面、売買代金首位となった三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が大きく値を下げ、トヨタ自動車<7203>も売られた。ソシオネクスト<6526>が軟調、三井E&S<7003>も下値を探った。野村マイクロ・サイエンス<6254>が売りに押され、日本製鉄<5401>も安い。ネットプロテクションズホールディングス<7383>、イー・ギャランティ<8771>が急落、関東電化工業<4047>も大幅安。ヤマシンフィルタ<6240>も大きく水準を切り下げた。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、リクルート <6098>、ファストリ <9983>、アドテスト <6857>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約358円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はトヨタ <7203>、スズキ <7269>、ホンダ <7267>、日産化 <4021>、日清粉G <2002>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約37円。  東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)サービス業、(2)証券商品先物、(3)その他製品、(4)その他金融業、(5)電気機器。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)石油石炭製品、(3)鉄鋼、(4)輸送用機器、(5)銀行業。 ■個別材料株 △住石HD <1514> [東証S]  麻生による株式追加取得方針を材料視。 △ヒューマン <2415> [東証S]  人材・介護事業の成長で25年3月期は連続最高益を計画。 △エムアップ <3661> [東証P]  今期は連続最高益・3円増配計画を評価。 △リクルート <6098> [東証P]  24年3月期最終3割増益で過去最高更新。 △冨士ダイス <6167> [東証P]  今期増配予想で高配当利回り着目の投資家の関心集める。 △オーケストラ <6533> [東証P]  1~3月期経常利益の高進捗率で業績上振れを期待。 △フォスター <6794> [東証P]  今期最終27%増益・15円増配予想を評価。 △アクセスHD <7042> [東証S]  今期経常利益は7期ぶり最高益計画で大幅増配方針を好感。 △クレセゾン <8253> [東証P]  大規模な自社株買いを好感。 △関西フードM <9919> [東証S]  H2Oリテイ <8242> との株式交換比率を意識。 ▼西部技研 <6223> [東証S]  今期純利益下方修正と配当減額。 ▼ウィズメタク <9260> [東証P]  今期純利益下方修正と配当減額。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)スタティアH <3393>、(2)オーケストラ <6533>、(3)化工機 <6331>、(4)ニッパツ <5991>、(5)クレセゾン <8253>、(6)エムアップ <3661>、(7)セレス <3696>、(8)酉島 <6363>、(9)フォスター <6794>、(10)リクルート <6098>。  値下がり率上位10傑は(1)ウィズメタク <9260>、(2)ネットプロ <7383>、(3)イー・ギャラ <8771>、(4)広済堂HD <7868>、(5)リックス <7525>、(6)関電化 <4047>、(7)ブレーキ <7238>、(8)ヤマシン―F <6240>、(9)ジェイエイシ <2124>、(10)ジャックス <8584>。 【大引け】  日経平均は前日比534.53円(1.39%)高の3万8920.26円。TOPIXは前日比6.66(0.24%)高の2737.54。出来高は概算で22億1709万株。東証プライムの値上がり銘柄数は607、値下がり銘柄数は994となった。東証グロース250指数は635.09ポイント(8.43ポイント安)。 [2024年5月16日] 株探ニュース

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