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クラボウ---24年3月期 連結最高益を更新、期末配当金の増配を発表
配信日時:2024/05/15 16:29
配信元:FISCO
*16:29JST クラボウ---24年3月期 連結最高益を更新、期末配当金の増配を発表
クラボウ<3106>は13日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比1.4%減の1,513.14億円となったものの、営業利益が同5.9%増の91.86億円、経常利益が同1.7%増の101.91億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.1%増の67.38億円と各連結利益段階において過去最高を更新した。なお経常利益は3期連続の最高益更新となる。
繊維事業の売上高は前年同期比9.6%減の511.03億円、コストアップの影響もあり営業損失は2.57億円(前年同期は3.08億円の利益)となった。糸は、原料改質技術を活用した高機能製品「NaTech(ネイテック)」が順調に推移したが、ブラジル子会社が市況悪化の影響を受けて低調で、また、タイ子会社のデニム向けやインドネシア子会社のインナー向け及び靴下向けの受注が減少し、減収となった。テキスタイルは、ユニフォーム向け素材は、為替の影響等によるコストアップの価格転嫁を進めたものの、受注が伸び悩み低調に推移したが、カジュアル向け素材は、店頭販売が好調な製品用の追加発注などもあり、増収となった。繊維製品は、顧客の在庫調整などの影響を受けて受注が減少し、減収となった。
化成品事業の売上高は同2.7%増の613.18億円、営業利益は同6.7%増の39.63億円となった。軟質ウレタンは、自動車内装材向けでは、中国子会社が低調に推移したが、自動車生産の回復などに伴い国内及びブラジル子会社の受注が順調で、原燃料価格高騰によるコストアップの価格転嫁も進めた結果、増収となった。機能樹脂製品は、半導体需要の鈍化の影響を受けた半導体製造装置向け高機能樹脂加工品の受注が減少したが、太陽電池や自動車向けの機能フィルムの受注が回復し、増収となった。住宅用建材は、断熱材の販売が順調に推移したが、防熱工事が減少し、減収となった。不織布は、マスクや自動車用フィルター向けの受注が減少し、減収となった。
環境メカトロニクス事業の売上高は同5.2%増の255.30億円、営業利益は同26.1%増の35.74億円となった。エレクトロニクスは、基板検査装置は低調に推移したが、部品供給不足の緩和により膜厚計及び液体成分濃度計などが順調で、また、子会社でも半導体洗浄装置の大型案件があり、増収となりました。エンジニアリングは、排ガス処理設備や半導体業界向け薬液供給装置が順調に推移し、また、子会社でも医薬品製造業界向け設備の大型案件があり、増収となった。バイオメディカルは、撹拌脱泡装置の海外向け販売が好調で、増収となった。工作機械は、工作機械等の製造販売を行っていた倉敷機械の全株式を譲渡したことにより、当第4四半期は連結対象から除外され、減収となった。
食品・サービス事業の売上高は同3.0%増の95.72億円、営業利益は同38.4%増の6.41億円となった。食品は、外食需要の回復に伴う内食需要の低下や小売り価格の値上げによる買い控えの影響を受け、即席麺具材や成型スープなどが低調で、減収となった。ホテル関連は、宿泊が行動制限の撤廃やインバウンド需要などによる客室稼働率及び客室単価の上昇により好調に推移し、宴会やレストランも回復傾向となり、増収となった。
不動産賃貸は、新規の賃貸開始により売上高は同1.8%増の37.90億円となったが、修繕費の増加などにより営業利益は同4.1%減の23.32億円となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.1%増の1,530.00億円、営業利益が同1.2%増の93.00億円、経常利益が同0.1%増の102.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.8%増の72.00億円を見込んでいる。
また同日、2024年3月期の期末配当金については、当期の業績動向等を踏まえ、直近の配当予想の1株当たり40.00円から20.00円増配の60.00円とすることを発表した。すでに実施している中間配当40.00円と合わせて年間100.00円の配当となる。
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繊維事業の売上高は前年同期比9.6%減の511.03億円、コストアップの影響もあり営業損失は2.57億円(前年同期は3.08億円の利益)となった。糸は、原料改質技術を活用した高機能製品「NaTech(ネイテック)」が順調に推移したが、ブラジル子会社が市況悪化の影響を受けて低調で、また、タイ子会社のデニム向けやインドネシア子会社のインナー向け及び靴下向けの受注が減少し、減収となった。テキスタイルは、ユニフォーム向け素材は、為替の影響等によるコストアップの価格転嫁を進めたものの、受注が伸び悩み低調に推移したが、カジュアル向け素材は、店頭販売が好調な製品用の追加発注などもあり、増収となった。繊維製品は、顧客の在庫調整などの影響を受けて受注が減少し、減収となった。
化成品事業の売上高は同2.7%増の613.18億円、営業利益は同6.7%増の39.63億円となった。軟質ウレタンは、自動車内装材向けでは、中国子会社が低調に推移したが、自動車生産の回復などに伴い国内及びブラジル子会社の受注が順調で、原燃料価格高騰によるコストアップの価格転嫁も進めた結果、増収となった。機能樹脂製品は、半導体需要の鈍化の影響を受けた半導体製造装置向け高機能樹脂加工品の受注が減少したが、太陽電池や自動車向けの機能フィルムの受注が回復し、増収となった。住宅用建材は、断熱材の販売が順調に推移したが、防熱工事が減少し、減収となった。不織布は、マスクや自動車用フィルター向けの受注が減少し、減収となった。
環境メカトロニクス事業の売上高は同5.2%増の255.30億円、営業利益は同26.1%増の35.74億円となった。エレクトロニクスは、基板検査装置は低調に推移したが、部品供給不足の緩和により膜厚計及び液体成分濃度計などが順調で、また、子会社でも半導体洗浄装置の大型案件があり、増収となりました。エンジニアリングは、排ガス処理設備や半導体業界向け薬液供給装置が順調に推移し、また、子会社でも医薬品製造業界向け設備の大型案件があり、増収となった。バイオメディカルは、撹拌脱泡装置の海外向け販売が好調で、増収となった。工作機械は、工作機械等の製造販売を行っていた倉敷機械の全株式を譲渡したことにより、当第4四半期は連結対象から除外され、減収となった。
食品・サービス事業の売上高は同3.0%増の95.72億円、営業利益は同38.4%増の6.41億円となった。食品は、外食需要の回復に伴う内食需要の低下や小売り価格の値上げによる買い控えの影響を受け、即席麺具材や成型スープなどが低調で、減収となった。ホテル関連は、宿泊が行動制限の撤廃やインバウンド需要などによる客室稼働率及び客室単価の上昇により好調に推移し、宴会やレストランも回復傾向となり、増収となった。
不動産賃貸は、新規の賃貸開始により売上高は同1.8%増の37.90億円となったが、修繕費の増加などにより営業利益は同4.1%減の23.32億円となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.1%増の1,530.00億円、営業利益が同1.2%増の93.00億円、経常利益が同0.1%増の102.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.8%増の72.00億円を見込んでいる。
また同日、2024年3月期の期末配当金については、当期の業績動向等を踏まえ、直近の配当予想の1株当たり40.00円から20.00円増配の60.00円とすることを発表した。すでに実施している中間配当40.00円と合わせて年間100.00円の配当となる。
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