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米外為市場サマリー:米PPI予想上振れを受け一時156円70銭台に上伸

配信日時:2024/05/15 07:55 配信元:MINKABU
 14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円42銭前後と前日に比べて20銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=169円25銭前後と同70銭弱のユーロ高・円安だった。  この日に米労働省が発表した4月の卸売物価指数(PPI)は、前月比の上昇率が0.5%と市場予想(0.3%)を上回り、エネルギーと食品を除くコアも市場予想以上の伸びになった。これを受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げ転換が遅れるとの見方が広がり、ドル円相場は156円70銭台まで上伸する場面があった。ただ、3月分が下方修正されたことからドル買いは続かず。15日に4月の米消費者物価指数(CPI)と4月の米小売売上高の発表を控えていることも上値の重さにつながり、一時156円20銭台に押し戻された。なお、パウエルFRB議長は「政策金利を当面維持する可能性の方が高い」「次の動きが利上げになる可能性は低い」などと発言したが、相場への影響は限定的だった。一方、欧州経済研究センター(ZEW)が発表したドイツの景況感調査が改善したことなどを手掛かりに、ユーロが対ドルや対円で買われた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0819ドル前後と前日に比べて0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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