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午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利0.960%に上昇

配信日時:2024/05/14 15:47 配信元:MINKABU
 14日の債券市場で、先物中心限月6月限は5日続落。日銀が前日に行った定例の国債買い入れオペで、長期債の購入額を減らしたことが引き続き相場に影響した。  日銀が前日に「残存期間5年超10年以下」の買い入れ額を前回の4750億円から4250億円に減額したことで、市場では17日に予定されるオペで他の年限も減額されるのではとの警戒感が強まっているもよう。また、6月13~14日に開かれる日銀金融政策決定会合で本格的に国債買い入れの減額に踏み切る可能性も意識され、債券先物は午後の寄り付き直後に一時143円72銭まで軟化した。この日に実施された5年債入札の結果が無難と受け止められると下げ渋る動きとなったが、前日のオペ減額をきっかけに幅広い年限で金利上昇圧力がかかっていることから戻りは限定的。9日に公表された4月25~26日開催分の日銀会合の主な意見を受け、日銀が早期に政策正常化に動くとの思惑が高まっていることが重荷となっているようだった。なお、5年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が4銭と前回(4月9日)の2銭から拡大した半面、応札倍率は3.90倍と前回の3.88倍をやや上回った。  先物6月限の終値は、前日比12銭安の143円84銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.020%上昇の0.960%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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