注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円は失速、米金利の低下で
配信日時:2024/05/07 20:08
配信元:FISCO
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個人投資家・有限亭玉介:投資リテラシーは必須課題!株を選ぶならば業績期待株に絞るべし【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:投資リテラシーは必須課題!株を選ぶならば業績期待株に絞るべし【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年5月13日10時に執筆最近、金融リテラシーという言葉をよく聞くようになりました。個人投資家であれば、投資に関わっていない人よりは金融リテラシーは比較的高いと言えるかもしれません。ただ、株式投資を何年経験していようが、継続して市場から学ぶ気持ちが大切ですな。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。過日、著名投資家のジム・ロジャーズ氏が投資系メディアへと語った「40年後の日本は幸せな場所では無くなっているはずだから、それに備えるべき」という発言が波紋を呼んでいます。老後を悲観的に見ている人は日本で多いにも関わらず、何も行動に移してないという人も多いようです。40年後の日本がどうなっていて、私達が何に幸せを感じるかは誰も予想できないでしょうが、先の記事の内容としては「日本人は投資のリテラシーを高めるべき。」という事でした。当コラムを長らく綴る者として「へぇ、仰る通りで」ではありますが、新NISAで株式投資に参入した個人投資家が増えたとはいえ、何にでも闇雲に投資すれば良いという訳ではありません。一つひとつ学んでいくという事は大切です。例えばインフレではお金の価値が下がり、物価が上がる。そのような考え方で貯金の一部を株式投資に当てても良いでしょうし、歴史的な円安であれば海外投資家が7割と言われる日本市場(売買シェア)において、日本株は割安に見えるという事も、投資を学んでいけばおのずと理解が深まるでしょう。株式投資家に求められる事は、とにかく「(株を)安い時に買って高い時に売る」という事に尽きます。外部環境やテーマなど様々な要因で株価は上がるにしても、やはり企業の「業績」を無視する事はできません。特に初心者の方こそ、この業績を見定めて、投資リテラシーを高めていきたいもんですな。今日は直近で注目した、そんな株を選ばせて頂きました。5月8日の決算発表で動意した大末建設<1814>は、2006年以来の株価水準まで上昇してきました。PBRは1倍割れで、増配も好感されております。不動産価格が上昇している昨今、同社の需要も拡大していくか注視したいです。こちらも建設関連から明星工業<1976>です。4月25日の上方修正で急動意しましたな。25年3月期は通期で僅かに減益予想ではあるものの、LNG工事で国内トップクラスの実績を持つ同社は監視を強めていきたいですな。メッキ鋼板などを手掛ける淀川製鋼所<5451>は、5月10日の決算発表が好業績だった事に加えて、25年3月期の年間配当を109円増の309円へ増配した事が好感されました。5月10日の場中に決算が発表されると一気にストップ高となりましたが、その後のチャートはどうなるのか要チェックです。静岡を地盤に事業用不動産開発やマンションを手掛けるヨシコン<5280>は、25年3月期も過去最高益を更新する予想となりました。PER・PBRはかなり割安水準であり、自社株買いの発表も好感されております。4月25日の上方修正で底値から反発してきたテクノホライゾン<6629>は、FA・光学機器が主力の企業です。円安の恩恵を受けて業績が拡大した他、PBRは1倍割れで割安感もありますな。直近で形成したダブルボトムの2番底が1番底を上回っており、ネックラインを超えて上昇トレンドへ向かえるか監視中。最後は電力計を手掛ける大崎電気工業<6644>です。同社もPBRが1倍割れで、直近の決算と併せて「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応に関するお知らせ」を発表しております。再生可能エネルギーやスマートメーター関連として注視です。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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2024/05/19 10:00
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安定続くかロシアルーブル【フィスコ・コラム】
*09:00JST 安定続くかロシアルーブル【フィスコ・コラム】
ウクライナ戦争から2年あまりが経過し、ロシアの通貨ルーブルが安定さを増しています。戦時下にもかかわらず、非欧米諸国との貿易拡大で同国経済は高成長を維持。それ以上に寄与しているのが5期目に突入したプーチン大統領の政権運営とみられます。ルーブル相場は昨年、対ドルで3割超も減価しましたが、今年はレンジ内の落ち着いた値動き。引き締め的なアメリカの政策運営の継続が見込まれているものの、対ドルでの下げは限定的です。ロシア経済の高成長がその背景にあると考えられます。2023年の国内総生産(GDP)は+3.6%と、前年の-1.2%から持ち直しました。国際通貨基金(IMF)は24年も同程度の高成長を予想しています。欧米の経済制裁にもかかわらず主力のエネルギー輸出は拡大し、ウクライナ戦争前の水準に戻しました。欧州連合(EU)と原油取引が減少した分、「影の船団」により中国やインドへの原油輸送が増大し、成長につながっているようです。蜜月関係の中国との直接取引は人民元で決済され、最近の1元=13ルーブル付近での安定的な相場はロシア中銀による為替介入の成果、と専門家は指摘しています。景気回復に伴いインフレの再加速も顕著です。消費者物価指数(CPI)はコロナ禍を経て前年比+2%台まで伸びが鈍化した後、再び上昇し足元は+7%台と、ロシア中銀の目標である4%を大きく上回っています。同中銀はそれに合わせ政策金利を2023年には7.50%から16.00%に引き上げています。人材の国外流出による人手不足や物価高は国民の生活を圧迫しているはずですが、政治の混乱は抑えられているもよう。プーチン氏の揺るぎない政権運営の「演出」がやはりルーブル相場にも反映しているとみられます。3月に行われた大統領選で、プーチン氏は過去最高の90%近い得票率で圧勝。2000年にエリツィン氏から引き継いで以降、首相時代を含めておよそ四半世紀にわたって権力を掌握してきました。大統領として5期目を迎えたプーチン氏の任期は2030年までですが、「終身大統領」の可能性が取り沙汰されています。次の焦点となるのは米大統領選でしょう。バイデン大統領が再選なら、欧米の弱腰な対ロ制裁がロシア経済の回復を引き続き支える見通し。「盟友」トランプ前大統領の再登板なら、プーチン氏にとってさらに好都合でしょう。不正選挙や政敵の監禁・死去、独裁政権・・・ロシアの政治に関わるニュースには「闇」が付きまといますが、差し当たりルーブルの安定化は当面続きそうです。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。
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2024/05/19 09:00
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来週の相場で注目すべき3つのポイント:エヌビディア決算、FOMC議事要旨、国内CPI
*17:43JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:エヌビディア決算、FOMC議事要旨、国内CPI
■株式相場見通し予想レンジ:上限39200円-下限38300円今週末の米国株は高安まちまち。NYダウは前日比134.21ドル高(+0.34%)の40003.59ドルと終値ベースで初めて40000ドルに到達。ナスダックは12.35ポイント安(-0.07%)の16685.96ドル、S&P500は6.17ポイント高(+0.12%)の5303.27。なお、大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値50円安の38690円で取引を終えた。日経平均は、下向きの25日移動平均線(38370円)を上回った後、75日移動平均線が位置する38602円水準でもみ合っている。4月19日につけた取引時間中の足元の安値36733.06円を起点にじりじりとした反発が継続。日足の一目均衡表の雲下限である38387円水準がサポートラインとして意識されているが、この水準を割り込むと一気に38000円を割り込む可能性はある。一方、TOPIXは、4月末以降、25日移動平均線より上をなんとか維持しており、日足の一目均衡表では雲上限でもみ合っている。日経平均は値がさ半導体株の東京エレクトロン<8035>が方向感を失っている分、相対的にTOPIXより弱い。5月22日予定(日本時間は23日未明)の米半導体株エヌビディアの決算を確認するまで、東京エレクトロンなど半導体株の方向感は出ないだろう。なお、決算に対する期待感が高まっていることから、エヌビディアは既に史上最高値水準に接近している。決算発表後もエヌビディアが上昇するためには、よほどのサプライズが必要な状況と言えよう。エヌビディアの決算のハードルが高まっていることは警戒しておきたいところだ。今週は債券市場で動きが見られた。5月13日、日本銀行は公開市場操作において、残存期間「5年超10年以下」の買入予定額を4250億円とし、前回4月24日の4750億円から500億円減額した。買入予定額の減額は3月にマイナス金利政策を解除してから初めてとなる。減額方針の発表を受けて、国債市場では長期金利の指標となる新発10年債の利回りは上昇し、14日は一時0.965%と昨年11月の0.970%以来の水準まで上昇した。15日の米CPI下振れも加わり、「日米金利差が縮小する」といった見方が強まったことから、為替は1ドル=153円台に入る場面も見られた。週末の17日は減額しなかったことで、本格的な買入減額への思惑は後退。10年債利回りの上昇は一服したことで、日米金利差を意識した円安ドル高が進み、為替は1ドル=155円台後半で推移した。9日に公表された4月25-26日に開催された日銀金融政策決定会合の主な意見において、「国債買入の減額も市場動向や国債需給をみながら機を捉えて進めていくことが大切」といった声があったことで、今回、日銀は減額に踏み切ったと思われる。為替の円安傾向が必ずしも日本株の追い風になる地合いではなくなったが、今後、緩やかに円高ドル安が進むとなれば、輸出関連銘柄の重しとなるのはほぼ間違いないだろう。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。直近発表の米国の生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)はおおむね高止まりを示しており、米連邦準備制度理事会(FRB)は現行の政策金利を当面維持することが見込まれている。今後発表される経済指標が良好な内容であれば、リスク選好的なドル買い・円売りが続くと予想される。FRBは5月22日に直近の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表する。早期利下げに否定的な意見が多くみられた場合、米金利高・ドル高を後押しする手がかりになる。一方、イエレン米財務長官による日本の為替介入を念頭に置いた発言が、引き続き材料視されそうだ。4月末から5月上旬にかけての円急伸について、日本の為替介入だとすれば「まれであるべき」と指摘。市場参加者の間では1ドル=157円を超えた場合、為替介入が再び行われる可能性があるとの見方が出ているが、イエレン財務長官の見解は日本の為替介入をけん制したとの声が聞かれている。また、日本の4月消費者物価指数(CPI)コア指数が前年比+2.0%を下回った場合、金融正常化への思惑は後退。日米金利差が再度意識され、ドル・円は底堅い値動きを維持する展開もあり得る。■来週の注目スケジュール5月20日(月):第3次産業活動指数(3月)、米・バー連邦準備制度理事会(FRB)副議長が基調講演、米・アトランタ連銀総裁が会議で司会、台湾・新総統就任など5月21日(火):「金融政策の多角的レビュー」に関する第2回ワークショップ、「過去25年間の経済・物価情勢と金融政策」を議論(日本銀行)、欧・ユーロ圏経常収支(3月)、欧・ユーロ圏貿易収支(3月)、米・ウォラーFRB理事が講演、英・ベイリーイングランド銀行(英中央銀行)総裁が講演、など5月22日(水):コア機械受注(3月)、NZ・ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表、英・消費者物価コア指数(4月)、米・中古住宅販売件数(4月)、米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日-5月1日会合分)、エヌビディア決算など5月23日(木):国債買い入れオペ、工作機械受注(4月)、印独欧英米・製造業/サービス業PMI、トルコ・中央銀行が政策金利発表、米・アトランタ連銀総裁が質疑応答に参加など5月24日(金):消費者物価コア指数(4月)、独・GDP改定値(1-3月)、米・耐久財受注(4月)、米・ミシガン大学消費者マインド指数(5月)、米・ウォラーFRB理事が基調演説など
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2024/05/18 17:43
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株ブロガー・さなさえ:ハネた株の押し目を狙う?わたしの買い方はコレです【FISCOソーシャルレポーター】
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:ハネた株の押し目を狙う?わたしの買い方はコレです【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年5月15日15時に執筆皆様、おはこんばんちは。決算シーズンを通過し、ハネ上がった株を見上げながら「この株ほしいな…でも、今買ってもいいのかな…押し目があるとなれば、いつ拾えばいいんだろう…」と、振り返れば投資家歴を幾年も重ねようと悩み続けている、さなさえです。夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目へ…はや70回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<決算シーズンでハネた株を見上げながら…>さて、引き続き「おい、上げるのかい、下げないのかい…どっちなんだい!(a.k.a きんに君)」と、米国の長期金利の方向性に左右される相場が続き、なかなか買いにいきづらい状況ですが、日本の株式市場は決算シーズンを通過しました。毎度、いわゆるサプライズ決算などで、株価・チャートが窓をあけて急騰する企業をたくさん見るのですが、わたしが常々悩んでしまうのが先にお話しした「いつ買うべきなのか」という事です。全体相場が強気であれば、大抵はそのまま飛びつくように買いに出てしまう事も多いのですが、今週の地合いでは、なかなかそんな気持ちになれなかったのが正直なところです。逆に言えば相場格言の『休むも相場』を実践し、とりあえず動かず、俯瞰して市場を見るべきとも言えるのですが、投資家として目の前のチャンスにただ指を咥えていられないという性分もあります。だからこそ、わたしは急騰後の株については同じく相場格言から『初押しは買い』を実践するようにはしています。結果として、急騰時にチャートが好転したと判断した株においては、その勝率は高かったと思います。つまり、『迷ったら相場格言にならえ』というのが、わたしの中でベターな選択なのかもしれません(笑)。案外この相場格言(アノマリー)を知らない若い投資家さんが多いようですが、先人の知恵と経験はやはり侮らないほうがいいでしょう。さて、今回は決算を経て動いてきた個別株の中から、わたしが注目したのものを少しだけご紹介させて頂きます。<強気なチャートの株に注目>まずはスポーツ用品関連から、わたしもお世話になってヨネックス<7906>やアシックス<7936>には注目ですね。いずれも好決算で動意した形ですが、世界的にスポーツ人口は健康志向の向上から増加傾向でもありますし、やはり「安心の日本ブランド」として海外勢からも人気化すれば面白いかな…と。同様に海外勢の日本株買いに期待したい株としては、いずれも好決算であった印刷大手のTOPPANホールディングス<7911>、建設大手の大林組<1802>も見ていきたいと思います。今後の相場が弱気が続くとあれば、好業績なバリュー株には注目していきたいですね。酸化チタンの大手の堺化学<4078>、化学製品のクレハ<4023>、自動車向けプレス部品で知られたユニプレス<5949>、車載向けコネクターや各種センサーを手掛けるI・PEX<6640>、耐火れんがのヨータイ<5357>は、決算を通過してチャートが強気になった可能性が高いと見ています。いずれも株価に割安感もあってなかなか押し目を待つには時間を要しそうですが。あとは小型ではありますが、洋シヤター<5936>もインバウンド向けの商業施設などの設備投資が続くか…と、考えればよさそうですよね。逆に株価に割安感はありませんが、半導体の実装パッケージ基板が好調な事に加え、円安メリットも享受しているメック<4971>、米エヌビディアやマイクロソフトのデータセンターなどへの投資で思惑のあるASJ<2351>は、まだ買いは続くのではと注目中です。はい、今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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2024/05/18 17:00
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ユーロ週間見通し:伸び悩みか、170円台で利食い売りが増える可能性
*13:21JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、170円台で利食い売りが増える可能性
■強含み、ECBによる連続利下げ観測後退でユーロ買い強まる今週のユーロ・ドルは強含み。欧州中央銀行(ECB)による6月利下げを想定したユーロ売りが観測されたが、6月と7月に利下げを行う必要はないとの見方が広がり、リスク回避的なユーロ売りは縮小。米国の9月利下げの可能性は残されていることも意識され、週後半のユーロ・ドルは主に1.08ドル台で推移した。取引レンジ:1.0766ドル-1.0895ドル。「もみ合いか、ECBの6月利下げを織り込みユーロ売り後退も来週のユーロ・ドルはもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)の6月利下げはすでに織り込み済みで、リスク回避的なユーロ売りは縮小。ユーロ圏の景況感や製造業、サービス業のPMIが改善すれば、景気回復を期待したユーロ買いが入りやすい。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を当面据え置く方針とみられ、リスク選好的なユーロ買い・ドル売りが一段と強まる可能性は低いとみられる。予想レンジ:1.0720ドル-1.1000■強含み、リスク回避のユーロ売りは縮小今週のユーロ・円は強含み。リスク回避的な米ドル売り・円買いが一時拡大し、この影響でユーロ・円は169円台前半から167円台前半まで下げる場面があった。しかしながら、日米金利差を意識したドル買い・円売りが再び強まり、この局面でユーロ売り・米ドル買いは縮小したことから、ユーロ・円は週末前に169円台前半まで値を戻す展開となった。取引レンジ:167円33銭-169円40銭。■伸び悩みか、170円台で利食い売りが増える可能性来週のユーロ・円は伸び悩みか。欧州中央銀行(ECB)による6月利下げはすでに織り込まれ、ユーロ売りは後退。また、域内の景況感や製造業とサービス業のPMIが堅調なら回復を見込んだユーロ買いが入りやすい。日欧金利差もユーロ高・円安の要因に。ただ、日本の為替介入への警戒感は根強く、170円台では利食い目的のユーロ売りも出やすい。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・23日:5月製造業PMI(4月:45.7)・23日:5月サービス業PMI(4月:53.3)予想レンジ:167円00銭-171円00銭
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2024/05/18 13:21
注目トピックス 市況・概況
豪ドル週間見通し:下げ渋りか、5月理事会議事要旨に注目
*13:20JST 豪ドル週間見通し:下げ渋りか、5月理事会議事要旨に注目
■堅調推移、為替介入警戒感後退で円売り強まる今週の豪ドル・円は堅調推移。イエレン米財務長官の為替介入に慎重な発言を受けて円売りが先行した。米利下げ観測の再燃で円買い戻しが広がったが、豪ドル買い・米ドル売りが活発となり、この影響で豪ドル・円は底堅い動きを保った。取引レンジ:102円61銭-104円30銭。■下げ渋りか、5月理事会議事要旨に注目来週の豪ドル・円は下げ渋りか。4月失業率は予想以上に上昇し、豪準備銀行(中央銀行)による年内利下げ観測が再浮上している。ただ、5月21日に公表される豪準備銀行5月理事会議事要旨でインフレに対する警戒姿勢が強く示されていた場合は、年内利下げ観測は後退し、豪ドル買いが強まる可能性がある。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・21日:豪準備銀行5月理事会議事要旨予想レンジ:103円00銭-105円00銭
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2024/05/18 13:20
注目トピックス 市況・概況
英ポンド週間見通し:下げ渋りか、早期利下げの可能性は一段と低下
*13:19JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、早期利下げの可能性は一段と低下
■上昇、日本の為替介入に対する警戒感は低下今週のポンド・円は上昇。日本政府・日本銀行による円買い介入に対する警戒感は低下したこと、英中央銀行による早期利下げ観測は後退し、ポンド買い・米ドル売りが拡大した。リスク回避の米ドル売り・円買いはやや縮小したことも影響し、ポンド・円は週末前に197円台後半まで買われる展開となった。取引レンジ:194円76銭-197円86銭。■下げ渋りか、早期利下げの可能性は一段と低下来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行による利下げ時期は不透明でポンド売りは限定的となりそうだ。5月22日発表の英インフレ指標が注目され、市場予想と一致、または上回った場合、ポンド買いが優勢となりそうだ。日英金利差もポンド・円相場に対する支援材料に。○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント・22日:4月消費者物価コア指数(3月:前年比++4.2%)・23日:5月製造業PMI(4月:49.1)・23日:5月サービス業PMI(4月:55.0)予想レンジ:195円00銭-200円00銭
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2024/05/18 13:19
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:底堅い値動きか、米金利据え置きを意識してドル買い継続も
*13:13JST 為替週間見通し:底堅い値動きか、米金利据え置きを意識してドル買い継続も
【今週の概況】■日米金利差維持の思惑でドルは下げ渋る今週のドル・円は下げ渋った。5月14日発表の4月米生産者物価コア指数は前年比+2.4%で上昇率は3月実績を上回ったことから、リスク選好的なドル買い・円売りが活発となり、一時156円台後半までドル高円安が進行した。しかしながら、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「次の行動が利上げになる可能性は高くないと思う」と述べたことから、リスク回避的なドル売りが強まり、ドル・円は156円台前半まで反落。15日発表の4月米消費者物価コア指数(CPI)は市場予想と一致したが、上昇率は3月実績を下回ったことから、9月利下げ観測が再浮上し、リスク回避的なドル売りが広がった。ドル・円は16日の東京市場で153円60銭まで下落したが、米長期金利の反転を受けてドル売り・円買いは縮小し、ドル・円は156円手前まで戻した。17日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円75銭から155円25銭の範囲内で推移した。ボウマンFRB理事がインフレ動向次第で利上げを支持する考えを再度表明したため、リスク回避のドル売りは縮小。ドル・円は155円68銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:153円60銭-156円74銭。【来週の見通し】■底堅い値動きか、米金利据え置きを意識してドル買い継続も来週のドル・円は底堅い値動きか。直近発表の米国の生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)はおおむね高止まりを示しており、米連邦準備制度理事会(FRB)は現行の政策金利を当面維持することが見込まれている。今後発表される経済指標が良好な内容であれば、リスク選好的なドル買い・円売りが続くと予想される。FRBは5月22日に直近の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表する。早期利下げに否定的な意見が多くみられた場合、米金利高・ドル高を後押しする手がかりになる。一方、イエレン米財務長官による日本の為替介入を念頭に置いた発言が、引き続き材料視されそうだ。4月末から5月上旬にかけての円急伸について、日本の為替介入だとすれば「まれであるべき」と指摘。市場参加者の間では1ドル=157円を超えた場合、為替介入が再び行われる可能性があるとの見方が出ているが、イエレン財務長官の見解は日本の為替介入をけん制したとの声が聞かれている。また、日本の4月消費者物価指数(CPI)コア指数が前年比+2.0%を下回った場合、金融正常化への思惑は後退。日米金利差が再度意識され、ドル・円は底堅い値動きを維持する展開もあり得る。【米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨】(22日公表予定)FRBは4月30日-5月1日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を5月22日に公表する。早期利下げについて否定的な意見が多く含まれていた場合、米金利高・ドル高を後押ししそうだ。【日・4月全国消費者物価コア指数(CPI)】(24日発表予定)5月24日発表の全国消費者物価指数(CPI)は伸びの鈍化が注目される。東京都区部と同様に低下した場合には、日銀の金融正常化期待は後退し、円売り優勢となりそうだ。ドル・円の予想レンジ:153.50円-158.00円
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2024/05/18 13:13
注目トピックス 市況・概況
国内株式市場見通し:日経平均の方向性は米エヌビディアの決算次第
*13:12JST 国内株式市場見通し:日経平均の方向性は米エヌビディアの決算次第
■決算発表銘柄に関心が集中今週の日経平均は週間で558.27円高(+1.46%)の38787.38円と上昇。企業決算がピークを迎え個別株物色が強まるなか、注目された4月米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下振れたことで、年内2回の利下げ観測が強まり米10年債利回りは低下。金利低下を材料に米国株は買われ、NYダウ、ナスダック、S&P500の主要3指数がそろって史上最高値を更新したことで、日経平均もつられる格好となった。ソニーグループ<6758>、大林組<1802>、ENEOSHD<5020>、ニトリHD<9843>など決算銘柄を中心に売買が広がったことから、プライム市場の売買代金は14日以降、5兆円台が続いたが、決算発表が一巡したことから週末は4兆円台に留まった。なお、5月第2週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を2701億円買い越したほか、TOPIX先物を1194億円売り越し、225先物は2300億円売り越したことから、合計793億円の売り越しとなった。一方、個人投資家は現物を528億円売り越すなど合計で2090億円売り越し。なお、自己は現物を2522億円売り越した。■エヌビディア株は既に史上最高値水準に接近今週末の米国株は高安まちまち。NYダウは前日比134.21ドル高(+0.34%)の40003.59ドルと終値ベースで初めて40000ドルに到達。ナスダックは12.35ポイント安(-0.07%)の16685.96ドル、S&P500は6.17ポイント高(+0.12%)の5303.27。なお、大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値50円安の38690円で取引を終えた。日経平均は、下向きの25日移動平均線(38370円)を上回った後、75日移動平均線が位置する38602円水準でもみ合っている。4月19日につけた取引時間中の足元の安値36733.06円を起点にじりじりとした反発が継続。日足の一目均衡表の雲下限である38387円水準がサポートラインとして意識されているが、この水準を割り込むと一気に38000円を割り込む可能性はある。一方、TOPIXは、4月末以降、25日移動平均線より上をなんとか維持しており、日足の一目均衡表では雲上限でもみ合っている。日経平均は値がさ半導体株の東京エレクトロン<8035>が方向感を失っている分、相対的にTOPIXより弱い。5月22日予定(日本時間は23日未明)の米半導体株エヌビディアの決算を確認するまで、東京エレクトロンなど半導体株の方向感は出ないだろう。なお、決算に対する期待感が高まっていることから、エヌビディアは既に史上最高値水準に接近している。決算発表後もエヌビディアが上昇するためには、よほどのサプライズが必要な状況と言えよう。エヌビディアの決算のハードルが高まっていることは警戒しておきたいところだ。■日銀が国債買入を減額今週は債券市場で動きが見られた。5月13日、日本銀行は公開市場操作において、残存期間「5年超10年以下」の買入予定額を4250億円とし、前回4月24日の4750億円から500億円減額した。買入予定額の減額は3月にマイナス金利政策を解除してから初めてとなる。減額方針の発表を受けて、国債市場では長期金利の指標となる新発10年債の利回りは上昇し、14日は一時0.965%と昨年11月の0.970%以来の水準まで上昇した。15日の米CPI下振れも加わり、「日米金利差が縮小する」といった見方が強まったことから、為替は1ドル=153円台に入る場面も見られた。週末の17日は減額しなかったことで、本格的な買入減額への思惑は後退。10年債利回りの上昇は一服したことで、日米金利差を意識した円安ドル高が進み、為替は1ドル=155円台後半で推移した。9日に公表された4月25-26日に開催された日銀金融政策決定会合の主な意見において、「国債買入の減額も市場動向や国債需給をみながら機を捉えて進めていくことが大切」といった声があったことで、今回、日銀は減額に踏み切ったと思われる。為替の円安傾向が必ずしも日本株の追い風になる地合いではなくなったが、今後、緩やかに円高ドル安が進むとなれば、輸出関連銘柄の重しとなるのはほぼ間違いないだろう。■欧米でPMIの発表が相次ぐ来週は、国内では、20日に3月第3次産業活動指数、22日に3月機械受注、24日に4月消費者物価指数などが予定されている。海外では、20日に中・1年物/5年物ローンプライムレート(LPR)、22日にNZ・ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表、英・4月CPI、小売物価指数(RPI)、生産者物価指数(PPI)、米・4月中古住宅販売件数、週次原油在庫、5月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、23日に仏・5月製造業/サービス業購買担当者景気指数PMI(速報値)、独・5月製造業/サービス業PMI(速報値)、欧・5月ユーロ圏製造業/サービス業PMI(速報値)、英・5月製造業/サービス業PMI(速報値)、トルコ・中央銀行が政策金利発表、米・週次新規失業保険申請件数、米・5月製造業/サービス業PMI(速報値)、4月新築住宅販売件数、24日に英・4月小売売上高、独・1-3月期実質国内総生産(GDP、改定値)、米・4月耐久財受注(速報値)、5月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)などが予定されている。
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2024/05/18 13:12
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