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米外為市場サマリー:米インフレ圧力の根強さが意識され一時155円70銭台に上伸

配信日時:2024/04/26 07:58 配信元:MINKABU
 25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円65銭前後と前日に比べて30銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=167円02銭前後と同80銭程度のユーロ高・円安だった。  この日の米商務省が発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比の年率換算で1.6%増と23年10~12月期の3.4%から減速した。一方、同時に公表された1~3月期の個人消費支出(PCE)物価指数で、食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが前期比年率で3.7%と10~12月期の2.0%から加速し、米国のインフレ圧力が根強いことが示された。また、同日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が20万7000件(市場予想は21万5000件)と米労働市場が堅調なこともあり、ドル円相場は一時155円75銭と1990年6月以来のドル高・円安水準をつけた。とはいえ、26日に明らかになる日銀金融政策決定会合の結果や植田和男総裁の会見内容を見極めたいとのムードもあり、ドルは買い一巡後に上値がやや重くなった。一方、足もとで欧州景気への懸念が和らいでいることなどを背景にユーロが買われた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0730ドル前後と前日に比べて0.0030ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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