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午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利0.895%に上昇

配信日時:2024/04/25 15:27 配信元:MINKABU
 25日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。前日の米債券安を受けた売りは朝方で一巡したが、重要イベントを控えて積極的には動きにくく戻りは限定的だった。  米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が後ずれするとの観測を背景に、24日の米長期債相場は4営業日ぶりに反落(金利は上昇)。25日に発表される1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値や26日公表の3月の米個人消費支出(PCE)物価指数が強い内容になるとの見方もあるようで、この日の時間外取引でも米長期金利が高止まりしたことが国内債の重荷となった。また、為替市場で155円台までドル高・円安が進んだことが物価上昇圧力となり、日銀に追加利上げを促すとの思惑が強まりやすいことも影響し、債券先物は寄り付き直後に144円05銭まで軟化する場面があった。ただ、25~26日に開かれる日銀金融政策決定会合の結果を見極めるまでは一方向には持ち高を傾けにくい様子。今年3月にマイナス金利政策の解除や長短金利操作(YCC、イールドカーブ・コントロール)撤廃に踏み切った直後だけに、市場では今回は影響を見極めるため政策金利を据え置くとの見方が多いが、24年度の物価見通しを上方修正するかどうかに関心が集まっている。  先物6月限の終値は、前日比6銭安の144円15銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.005%上昇の0.895%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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