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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の下値の堅さを見極める相場展開~__NEW_LINE__
配信日時:2024/04/18 08:40
配信元:FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の下値の堅さを見極める相場展開~__NEW_LINE__
前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の下値の堅さを見極める相場展開~18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り一巡後の下値の堅さを見極める相場展開
■富士フイルム、24/3下方修正 営業利益 2770億円←2900億円
■前場の注目材料:ブリヂストン、欧で高インチタイヤ攻勢、スペインに340億円投資
■売り一巡後の下値の堅さを見極める相場展開
18日の日本株市場は、売り一巡後の下値の堅さを見極める相場展開になりそうだ。17日の米国市場は、NYダウが45ドル安、ナスダックは181ポイント安だった。ASMLホールディングの予想を下回る決算が嫌気されるなか、エヌビディアなど他のハイテク株に売りが波及した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ開始時期が遅れるといった観測も根強く、相場の重荷となった。シカゴ日経225先物は大阪比60円安の37780円。円相場は1ドル154円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まろう。米国市場ではハイテク株主導で下落するなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への影響から、日経平均の上値を抑える格好になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37630円まで売られており、75日線水準まで調整をみせてきた。同線が支持線として意識されるものの、本格化する決算を前に押し目待ち狙いの買いは限られそうである。
昨日はASMLホールディングの決算をきっかけに、後場半ばから急落する展開だった。ASMLは7%を超える下落となり、相当織り込まれているものの、エヌビディアなどへ売りが波及したことから、改めて嫌気売りを誘う流れに向かいそうである。そのため、いったんは自律反発を想定しつつも、戻りの鈍さが意識される局面においては、短期的に売り仕掛けの動きが強まる可能性には注視しておきたいところだろう。
日経平均株価の75日線は37780円辺りに位置しており、前日までの下げで3月の上昇部分を帳消しにしており、75日線水準を明確に下回ってくるようだと、2月の上昇部分も打ち消す形で下へのバイアスが強まる可能性も警戒されてきそうだ。持ち高調整の動きが強まる一方で、決算発表が本格化するなかでは先回り的な買いは入れづらく、決算を見極めてからの個別対応になりそうだ。
もっとも、昨日はレゾナック<4004>が10%を超える上昇を見せるなど、良好な決算を発表した銘柄へは資金が集中しやすい。なお、昨夕に決算を発表したところでは、八洲電機<3153>、協立情報通信<3670>の動向が注目されそうだ。
■富士フイルム、24/3下方修正 営業利益 2770億円←2900億円
富士フイルム<4901>は2024年3月期業績予想の修正を発表。ヘルスケア部門のメディカルシステム事業やイメージング部門の販売好調を受けて、売上高は2兆9500億円から2兆9600億円と予想を上回る見込みだが、営業利益を2900億円から2770億円に下方修正した。新型コロナウイルス感染症ワクチンの原薬製造に関して受領したキャンセルフィーが、当初想定した金額よりも減額となったため。
■前場の注目材料
・VIX指数は低下(18.21、-0.19)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・ブリヂストン<5108>欧で高インチタイヤ攻勢、スペインに340億円投資
・HPCシステムズ<6597>科学技術計算で欧米進出、化学反応探索ソフト展開
・富士フイルムHD<4901>新中計、30年度売上高4兆円、バイオ医薬品など重点
・三菱ケミカルG<4188>石化再編 上期に方針、西日本で「連合」形成
・ダイヘン<6622>関電など5社で、ワイヤレス給電実用化・普及推進、6月に協議会
・長瀬産業<8012>超音波モーター新興と提携、新事業創出へ
・ニッパツ<5991>EV営業部を設置、車載半導体向け金属基板拡販
・デンソー<6902>部品製造の脱炭素実現、福島で水素地産地消
・DMG森精機<6141>三重・伊賀に新工場、内製部品の加工集約
・山善<8051>環境配慮の物流資材で新ブランド、2商品を来月投入
・タクマ<6013>バイオ発電活用の野菜栽培、都内で技術展示
・ブルーイノベーション<5597>清水建に球体ドローン納入、地下ピット点検に活用
・三井E&S<7003>米港湾クレーン最終組み立て検討
・理研計器<7734>半導体製造向け深耕、営業部隊発足でガス検知警報器拡販
・日本航空電子<6807>イーサネットコネクター、中継用で業界最小クラス、産ロボ向け
・太陽誘電<6976>韓国でMLCC増産、110億円投資
・旭化成<3407>環境配慮に貢献、水現像フレキソ樹脂版の提案拡大
・アミタHD<2195>北九州でシリコン再生材増産、工程の自動化拡大
・王子HD<3861>包装資材のフィンランド社買収完了、環境技術を活用
・JFEHD<5411>JFE商事、セルビアに電磁鋼板拠点、電動車向け加工・販売
・住友化学<4005>再生アクリル樹脂、ジュエリー素材に、バージン材と品質同等
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:30 野口日銀審議委員あいさつ(午後会見予定)
<海外>
・10:30 豪・3月失業率(予想:3.9%、2月:3.7%)
・10:30 豪・3月雇用者数増減(予想:+1.00万人、2月:+11.65万人) <ST>
■売り一巡後の下値の堅さを見極める相場展開
■富士フイルム、24/3下方修正 営業利益 2770億円←2900億円
■前場の注目材料:ブリヂストン、欧で高インチタイヤ攻勢、スペインに340億円投資
■売り一巡後の下値の堅さを見極める相場展開
18日の日本株市場は、売り一巡後の下値の堅さを見極める相場展開になりそうだ。17日の米国市場は、NYダウが45ドル安、ナスダックは181ポイント安だった。ASMLホールディングの予想を下回る決算が嫌気されるなか、エヌビディアなど他のハイテク株に売りが波及した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ開始時期が遅れるといった観測も根強く、相場の重荷となった。シカゴ日経225先物は大阪比60円安の37780円。円相場は1ドル154円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まろう。米国市場ではハイテク株主導で下落するなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への影響から、日経平均の上値を抑える格好になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37630円まで売られており、75日線水準まで調整をみせてきた。同線が支持線として意識されるものの、本格化する決算を前に押し目待ち狙いの買いは限られそうである。
昨日はASMLホールディングの決算をきっかけに、後場半ばから急落する展開だった。ASMLは7%を超える下落となり、相当織り込まれているものの、エヌビディアなどへ売りが波及したことから、改めて嫌気売りを誘う流れに向かいそうである。そのため、いったんは自律反発を想定しつつも、戻りの鈍さが意識される局面においては、短期的に売り仕掛けの動きが強まる可能性には注視しておきたいところだろう。
日経平均株価の75日線は37780円辺りに位置しており、前日までの下げで3月の上昇部分を帳消しにしており、75日線水準を明確に下回ってくるようだと、2月の上昇部分も打ち消す形で下へのバイアスが強まる可能性も警戒されてきそうだ。持ち高調整の動きが強まる一方で、決算発表が本格化するなかでは先回り的な買いは入れづらく、決算を見極めてからの個別対応になりそうだ。
もっとも、昨日はレゾナック<4004>が10%を超える上昇を見せるなど、良好な決算を発表した銘柄へは資金が集中しやすい。なお、昨夕に決算を発表したところでは、八洲電機<3153>、協立情報通信<3670>の動向が注目されそうだ。
■富士フイルム、24/3下方修正 営業利益 2770億円←2900億円
富士フイルム<4901>は2024年3月期業績予想の修正を発表。ヘルスケア部門のメディカルシステム事業やイメージング部門の販売好調を受けて、売上高は2兆9500億円から2兆9600億円と予想を上回る見込みだが、営業利益を2900億円から2770億円に下方修正した。新型コロナウイルス感染症ワクチンの原薬製造に関して受領したキャンセルフィーが、当初想定した金額よりも減額となったため。
■前場の注目材料
・VIX指数は低下(18.21、-0.19)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・ブリヂストン<5108>欧で高インチタイヤ攻勢、スペインに340億円投資
・HPCシステムズ<6597>科学技術計算で欧米進出、化学反応探索ソフト展開
・富士フイルムHD<4901>新中計、30年度売上高4兆円、バイオ医薬品など重点
・三菱ケミカルG<4188>石化再編 上期に方針、西日本で「連合」形成
・ダイヘン<6622>関電など5社で、ワイヤレス給電実用化・普及推進、6月に協議会
・長瀬産業<8012>超音波モーター新興と提携、新事業創出へ
・ニッパツ<5991>EV営業部を設置、車載半導体向け金属基板拡販
・デンソー<6902>部品製造の脱炭素実現、福島で水素地産地消
・DMG森精機<6141>三重・伊賀に新工場、内製部品の加工集約
・山善<8051>環境配慮の物流資材で新ブランド、2商品を来月投入
・タクマ<6013>バイオ発電活用の野菜栽培、都内で技術展示
・ブルーイノベーション<5597>清水建に球体ドローン納入、地下ピット点検に活用
・三井E&S<7003>米港湾クレーン最終組み立て検討
・理研計器<7734>半導体製造向け深耕、営業部隊発足でガス検知警報器拡販
・日本航空電子<6807>イーサネットコネクター、中継用で業界最小クラス、産ロボ向け
・太陽誘電<6976>韓国でMLCC増産、110億円投資
・旭化成<3407>環境配慮に貢献、水現像フレキソ樹脂版の提案拡大
・アミタHD<2195>北九州でシリコン再生材増産、工程の自動化拡大
・王子HD<3861>包装資材のフィンランド社買収完了、環境技術を活用
・JFEHD<5411>JFE商事、セルビアに電磁鋼板拠点、電動車向け加工・販売
・住友化学<4005>再生アクリル樹脂、ジュエリー素材に、バージン材と品質同等
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:30 野口日銀審議委員あいさつ(午後会見予定)
<海外>
・10:30 豪・3月失業率(予想:3.9%、2月:3.7%)
・10:30 豪・3月雇用者数増減(予想:+1.00万人、2月:+11.65万人) <ST>
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