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午後:債券サマリー 先物は反発、地政学リスクの高まりで

配信日時:2024/04/15 15:43 配信元:MINKABU
 15日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。イランが13日にイスラエルへの攻撃に踏み切ったことで、朝方には地政学リスクの高まりから144円59銭まで上伸する場面があった。  ただ、イランのバゲリ参謀総長が14日に「攻撃を継続する意思はない」と国営放送で述べ、今のところイスラエルの反撃がないことから債券を一段と買い上がる動きは広がらず。また、前週末12日に米ミシンガン大学が公表した4月の消費者調査で1年後の予想インフレ率が3月の2.9%から3.1%に上昇したことや、米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁など複数のFRB高官が利下げに慎重な姿勢を示したことなどを背景に、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始時期が後ずれするとの観測が根強く、米金利の先高観が拭えないことも上値追いを慎重にさせたようだ。足もとでの円安進行や原油価格の上昇が日銀の追加利上げを後押しするとの見方もあり、先物は午後に一時144円39銭まで伸び悩んだ。  先物6月限の終値は、前週末比6銭高の144円41銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末比0.005%上昇の0.855%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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