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外為サマリー:153円台前半で推移、売り一巡後は持ち直すも上値限定的

配信日時:2024/04/12 15:15 配信元:MINKABU
 12日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=153円19銭前後と前日の午後5時時点に比べて7銭程度のドル高・円安となっている。  鈴木俊一財務相が閣議後の会見で「米ワシントンDCで来週開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、米利下げ観測の後退を背景としたドルの独歩高への懸念が議論される可能性がある」と述べたことをきっかけに、ドル円相場は午前9時50分過ぎに152円96銭まで下押す場面があった。ただ、10日に発表された3月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想から上振れしたことや、11日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数で労働市場の底堅さが示されたことがドルを下支え。市場では米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が後ずれするとの観測が強まっており、午後1時40分過ぎには一時153円27銭まで強含んだ。とはいえ、ドル円相場は約34年ぶりの高値圏にあることから一段の上値追いには慎重で、午後は概ね153円台前半で推移した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0708ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0035ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=164円09銭前後と同40銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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