注目トピックス 市況・概況
11日の米国市場ダイジェスト:NYダウは2ドル安、PPIを好感
配信日時:2024/04/12 08:02
配信元:FISCO
*08:02JST 11日の米国市場ダイジェスト:NYダウは2ドル安、PPIを好感
■NY株式:NYダウは2ドル安、PPIを好感
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は2.43ドル安の38,459.08ドル、ナスダックは271.84ポイント高の16,442.20で取引を終了した。
3月生産者物価指数(PPI)が警戒されたほど強まらず安心から買戻しが先行し、寄り付き後、上昇。その後、NY連銀のウィリアムズ総裁が短期的に政策修正の必要がないと利下げに慎重姿勢を繰り返すと、金利先高観が再燃し相場は下落に転じた。ナスダックは携帯端末アップル(AAPL)の回復がけん引し、再び上昇し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。一方、ダウは下落を消せず、まちまちで終了した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器、半導体・同製造装置が上昇した一方、不動産管理・開発が下落。
半導体のエヌビディア(NVDA)はアナリストの目標株価引き上げや投資判断引き上げで上昇。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)はオリンピック絡みの売り上げ増を見込みアナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。携帯端末のアップル(AAPL)はマックシリーズの刷新で、人工知能(AI)に焦点をあてて設計された新たな独自プロセッサーを搭載する予定だと報じられ、大きく買われた。オンライン小売りのアマゾン(AMZN)はCEOがクラウドのインフラで、生成AIが不可欠となると発言し、上昇。
保険会社のグローブライフ(GL)は空売り投資家が同社の不正を指摘し空売りポジションを保有していることを明らかにし、大幅安。金融のモルガンスタンレー(MS)は連邦当局が富裕層向け部門での資金洗浄対策を巡る調査をしていると、ウォールストリートジャーナル紙が報じ、大きく売られた。中古車販売のカーマックス(KMX)は四半期決算の内容が予想に満たず、下落。
ウィリアムズ米NY連銀総裁はインフレの2%達成はまだ、長い道のりと慎重姿勢を繰り返した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル強含み、FRB高官発言で金利先高観再燃
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円80銭へ下落後、153円32銭まで上昇し、153円28銭で引けた。米3月生産者物価指数(PPI)で一部項目の伸び鈍化が示されたためインフレ再燃の警戒感が後退し、米長期金利低下に伴いドル売りが強まった。その後、ウィリアムズ米NY連銀総裁をはじめ、連邦準備制度理事会(FRB)高官が利下げに慎重な見解を示したほか30年債入札結果も冴えず、金利が再び上昇に転じ、連れてドル買いも再燃した。
ユーロ・ドルは1.0757ドルへ上昇後、1.0699ドルまで下落し、1.0726ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り政策金利据え置きを決定。ディスインフレが順調に進行していると6月の利下げの可能性を示唆したほか、ラガルド総裁は本日の会合で、すでに少数の政策委員がインフレに確信を得ていたと利下げに傾斜していたことを明らかにしたためユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、163円95銭へ下落後、164円70銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2579ドルへ上昇後、1.2511ドルまで下落。ドル・スイスは0.9130フランから0.9074フランまで下落した。
■NY原油:反落で85.02ドル、一時85ドルを下回る
NY原油先物5月限は反落(NYMEX原油5月限終値:85.02 ↓1.19)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-1.19ドルの85.02ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは84.84ドル-86.63ドル。ロンドン市場で86.63ドルまで買われたが、供給不安は多少緩和されたことで売りが強まり、米国市場の中盤にかけて84.84ドルまで反落。ただ、売り一巡後は売買交錯となり、通常取引終了後の時間外取引では主に85ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 36.35ドル -0.30ドル(-0.81%)
モルガン・スタンレー(MS) 86.84ドル -4.81ドル(-5.24%)
ゴールドマン・サックス(GS)397.48ドル -3.28ドル(-0.81%)
インテル(INTC) 37.63ドル +0.43ドル(+1.15%)
アップル(AAPL) 175.04ドル +7.26ドル(+4.32%)
アルファベット(GOOG) 160.79ドル +3.13ドル(+1.98%)
メタ(META) 523.16ドル +3.33ドル(+0.64%)
キャタピラー(CAT) 371.98ドル -0.09ドル(-0.02%)
アルコア(AA) 36.23ドル +0.04ドル(+0.11%)
ウォルマート(WMT) 60.09ドル -0.53ドル(-0.87%) <ST>
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は2.43ドル安の38,459.08ドル、ナスダックは271.84ポイント高の16,442.20で取引を終了した。
3月生産者物価指数(PPI)が警戒されたほど強まらず安心から買戻しが先行し、寄り付き後、上昇。その後、NY連銀のウィリアムズ総裁が短期的に政策修正の必要がないと利下げに慎重姿勢を繰り返すと、金利先高観が再燃し相場は下落に転じた。ナスダックは携帯端末アップル(AAPL)の回復がけん引し、再び上昇し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。一方、ダウは下落を消せず、まちまちで終了した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器、半導体・同製造装置が上昇した一方、不動産管理・開発が下落。
半導体のエヌビディア(NVDA)はアナリストの目標株価引き上げや投資判断引き上げで上昇。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)はオリンピック絡みの売り上げ増を見込みアナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。携帯端末のアップル(AAPL)はマックシリーズの刷新で、人工知能(AI)に焦点をあてて設計された新たな独自プロセッサーを搭載する予定だと報じられ、大きく買われた。オンライン小売りのアマゾン(AMZN)はCEOがクラウドのインフラで、生成AIが不可欠となると発言し、上昇。
保険会社のグローブライフ(GL)は空売り投資家が同社の不正を指摘し空売りポジションを保有していることを明らかにし、大幅安。金融のモルガンスタンレー(MS)は連邦当局が富裕層向け部門での資金洗浄対策を巡る調査をしていると、ウォールストリートジャーナル紙が報じ、大きく売られた。中古車販売のカーマックス(KMX)は四半期決算の内容が予想に満たず、下落。
ウィリアムズ米NY連銀総裁はインフレの2%達成はまだ、長い道のりと慎重姿勢を繰り返した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル強含み、FRB高官発言で金利先高観再燃
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円80銭へ下落後、153円32銭まで上昇し、153円28銭で引けた。米3月生産者物価指数(PPI)で一部項目の伸び鈍化が示されたためインフレ再燃の警戒感が後退し、米長期金利低下に伴いドル売りが強まった。その後、ウィリアムズ米NY連銀総裁をはじめ、連邦準備制度理事会(FRB)高官が利下げに慎重な見解を示したほか30年債入札結果も冴えず、金利が再び上昇に転じ、連れてドル買いも再燃した。
ユーロ・ドルは1.0757ドルへ上昇後、1.0699ドルまで下落し、1.0726ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り政策金利据え置きを決定。ディスインフレが順調に進行していると6月の利下げの可能性を示唆したほか、ラガルド総裁は本日の会合で、すでに少数の政策委員がインフレに確信を得ていたと利下げに傾斜していたことを明らかにしたためユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、163円95銭へ下落後、164円70銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2579ドルへ上昇後、1.2511ドルまで下落。ドル・スイスは0.9130フランから0.9074フランまで下落した。
■NY原油:反落で85.02ドル、一時85ドルを下回る
NY原油先物5月限は反落(NYMEX原油5月限終値:85.02 ↓1.19)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-1.19ドルの85.02ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは84.84ドル-86.63ドル。ロンドン市場で86.63ドルまで買われたが、供給不安は多少緩和されたことで売りが強まり、米国市場の中盤にかけて84.84ドルまで反落。ただ、売り一巡後は売買交錯となり、通常取引終了後の時間外取引では主に85ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 36.35ドル -0.30ドル(-0.81%)
モルガン・スタンレー(MS) 86.84ドル -4.81ドル(-5.24%)
ゴールドマン・サックス(GS)397.48ドル -3.28ドル(-0.81%)
インテル(INTC) 37.63ドル +0.43ドル(+1.15%)
アップル(AAPL) 175.04ドル +7.26ドル(+4.32%)
アルファベット(GOOG) 160.79ドル +3.13ドル(+1.98%)
メタ(META) 523.16ドル +3.33ドル(+0.64%)
キャタピラー(CAT) 371.98ドル -0.09ドル(-0.02%)
アルコア(AA) 36.23ドル +0.04ドル(+0.11%)
ウォルマート(WMT) 60.09ドル -0.53ドル(-0.87%) <ST>
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