１５日の米株式市場の概況、ハイテク株売られＮＹダウ１９０ドル安

　１５日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比１９０．８９ドル安の３万８７１４．７７ドルと続落した。この日は株価指数先物、株価指数オプションと個別株オプションの満期日が重なるトリプルウィッチングとなり、相場の変動性が普段よりも高まるリスクが意識された。こうしたなか、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による利下げ観測の後退を背景に米長期金利が上昇し、ハイテク株が売られ投資家心理を下向かせた。 　ビザ＜V＞とコカ・コーラ＜KO＞、シスコ・システムズ＜CSCO＞が軟調。アムジェン＜AMGN＞やアメリカン・エキスプレス＜AXP＞が売られ、スマートシート＜SMAR＞とジェイビル＜JBL＞が大幅安となった。半面、ＪＰモルガン・チェース＜JPM＞がしっかり。キャタピラー＜CAT＞やスリーエム＜MMM＞、ボーイング＜BA＞が堅調に推移した。 　ナスダック総合株価指数は１５５．３５６ポイント安の１万５９７３．１７４と３日続落した。マイクロソフト＜MSFT＞やアマゾン・ドット・コム＜AMZN＞、アルファベット＜GOOG＞が水準を切り下げ、メタ・プラットフォームズ＜META＞が冴えない展開。エヌビディア＜NVDA＞は小幅安となり、ブロードコム＜AVGO＞やアプライド・マテリアルズ＜AMAT＞が軟調推移。アドビ＜ADBE＞とアルタ・ビューティ＜ULTA＞、ジロー・グループ＜ZG＞は急落した。一方、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞は買われ、テスラ＜TSLA＞とリビアン・オートモーティブ＜RIVN＞が上伸。マドリガル・ファーマシューティカルズ＜MDGL＞とジェロン＜GERN＞が上値指向を強めた。 出所：MINKABU PRESS

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