注目トピックス 市況・概況
6日の米国市場ダイジェスト:NYダウは75ドル高、FRB議長が年内の利下げの可能性に言及
配信日時:2024/03/07 08:08
配信元:FISCO
*08:08JST 6日の米国市場ダイジェスト:NYダウは75ドル高、FRB議長が年内の利下げの可能性に言及
■NY株式:NYダウは75ドル高、FRB議長が年内の利下げの可能性に言及
米国株式市場は反発。ダウ平均は75.86ドル高の38,661.05ドル、ナスダックは91.96ポイント高の16,031.54で取引を終了した。
金利低下を好感し、寄り付き後、上昇。雇用関連指標が労働市場のひっ迫緩和を示唆したため年内の利下げ期待も強まり、相場を一段と押し上げた。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委員会での議会証言で利下げを急がない方針を再表明すると同時に、年内いずれかの時点で利下げが適切になる可能性が高いと言及すると、相場は終日堅調に推移。ただ、地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)株の急落を受け金融市場への不安に上値が抑制された。しかし、同行が10億ドル超の増資発表で株価が回復すると警戒感も後退し、終盤にかけ回復し終了。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。
製薬会社のファイザー(PFE)はダイバーシティフェロープログラムを巡る訴訟で勝訴したことが効果され、上昇。ディスカウント小売のターゲット(TGT)や保険持株会社のプログレッシブ(PGR)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇。地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)はウォール・ストリート・ジャーナル紙が同行が増資の可能性で複数の投資会社に接触していると報じると警戒感が強まり急落、何回か取引が中断されたがムニューシン前財務長官が率いるliberty strategic capitalなどの出資による10億ドル超の増資が発表され、上昇に転じた。
履物販売会社のフットロッカー(FL)は四半期決算で見通しが予想を下回ったほか、成長計画の開始を2年先送り、さらに配当も再開されなかったため失望感から売られた。化粧品メーカーのエスティ・ローダー(EL)は傘下のスキンケアブランド、クリニークのニキビケア製品の成分に発がん性のある化学物質が含まれているとの一部研究所報告が嫌気され下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はドイツ工場の停電が来週末まで続く見通しで、業績への影響が懸念され続落した。
FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では全米の経済活動が若干拡大したと、上方修正された。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:パウエルFRB議長が年内利下げの可能性に言及、ドル一段安
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円70銭から149円10銭まで下落し、149円40銭で引けた。米2月ADP雇用統計が1月から伸び拡大も予想を下回ったほか、米1月JOLT求人件数が12月から減少したため労働市場ひっ迫緩和で年内の利下げを織り込み長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインフレに関し目標2%に向けいくらか確信も一段の確信必要だと再表明し、利下げに慎重な姿勢を繰り返し、さらに、短期的に景気後退を予想する理由はないと、景気にも楽観的見方を示したほか、米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも景気判断が上方修正されたためドル売りが一段落。
ユーロ・ドルは1.0867ドルから1.0915ドルまで上昇し、1.0897ドルで引けた。ユーロ・円は、162円51銭から162円96銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.2706ドルから1.2761ドルまで上昇。報じられていた通り英国ハント財務相が春季財政報告で国民保険料率2ポイント引き下げを発表。また、今年の経済成長率も、従来予想上回る見通しだと言及したためポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.8852フランから0.8805フランまで下落した。
■NY原油:発で79.13ドル、一時80.67ドルまで値上り
NY原油先物4月限は反発(NYMEX原油4月限終値:79.13 ↑0.98)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+0.98ドルの79.13ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.99ドル-80.67ドル。アジア市場で77.99ドルまで買われたが、ドル安を意識した買いが入ったことで反転し、米国市場の後半にかけて80.67ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に80ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 35.42ドル +0.03ドル(+0.08%)
モルガン・スタンレー(MS) 85.66ドル -3.47ドル(-3.89%)
ゴールドマン・サックス(GS)389.57ドル -1.34ドル(-0.34%)
インテル(INTC) 44.51ドル +1.35ドル(+3.12%)
アップル(AAPL) 169.12ドル -1.00ドル(-0.58%)
アルファベット(GOOG) 132.56ドル -1.22ドル(-0.91%)
メタ(META) 496.09ドル +5.87ドル(+1.19%)
キャタピラー(CAT) 335.63ドル +2.10ドル(+0.62%)
アルコア(AA) 28.22ドル +1.31ドル(+4.86%)
ウォルマート(WMT) 60.57ドル +0.53ドル(+0.88%) <ST>
米国株式市場は反発。ダウ平均は75.86ドル高の38,661.05ドル、ナスダックは91.96ポイント高の16,031.54で取引を終了した。
金利低下を好感し、寄り付き後、上昇。雇用関連指標が労働市場のひっ迫緩和を示唆したため年内の利下げ期待も強まり、相場を一段と押し上げた。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委員会での議会証言で利下げを急がない方針を再表明すると同時に、年内いずれかの時点で利下げが適切になる可能性が高いと言及すると、相場は終日堅調に推移。ただ、地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)株の急落を受け金融市場への不安に上値が抑制された。しかし、同行が10億ドル超の増資発表で株価が回復すると警戒感も後退し、終盤にかけ回復し終了。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。
製薬会社のファイザー(PFE)はダイバーシティフェロープログラムを巡る訴訟で勝訴したことが効果され、上昇。ディスカウント小売のターゲット(TGT)や保険持株会社のプログレッシブ(PGR)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇。地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)はウォール・ストリート・ジャーナル紙が同行が増資の可能性で複数の投資会社に接触していると報じると警戒感が強まり急落、何回か取引が中断されたがムニューシン前財務長官が率いるliberty strategic capitalなどの出資による10億ドル超の増資が発表され、上昇に転じた。
履物販売会社のフットロッカー(FL)は四半期決算で見通しが予想を下回ったほか、成長計画の開始を2年先送り、さらに配当も再開されなかったため失望感から売られた。化粧品メーカーのエスティ・ローダー(EL)は傘下のスキンケアブランド、クリニークのニキビケア製品の成分に発がん性のある化学物質が含まれているとの一部研究所報告が嫌気され下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はドイツ工場の停電が来週末まで続く見通しで、業績への影響が懸念され続落した。
FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では全米の経済活動が若干拡大したと、上方修正された。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:パウエルFRB議長が年内利下げの可能性に言及、ドル一段安
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円70銭から149円10銭まで下落し、149円40銭で引けた。米2月ADP雇用統計が1月から伸び拡大も予想を下回ったほか、米1月JOLT求人件数が12月から減少したため労働市場ひっ迫緩和で年内の利下げを織り込み長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインフレに関し目標2%に向けいくらか確信も一段の確信必要だと再表明し、利下げに慎重な姿勢を繰り返し、さらに、短期的に景気後退を予想する理由はないと、景気にも楽観的見方を示したほか、米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも景気判断が上方修正されたためドル売りが一段落。
ユーロ・ドルは1.0867ドルから1.0915ドルまで上昇し、1.0897ドルで引けた。ユーロ・円は、162円51銭から162円96銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.2706ドルから1.2761ドルまで上昇。報じられていた通り英国ハント財務相が春季財政報告で国民保険料率2ポイント引き下げを発表。また、今年の経済成長率も、従来予想上回る見通しだと言及したためポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.8852フランから0.8805フランまで下落した。
■NY原油:発で79.13ドル、一時80.67ドルまで値上り
NY原油先物4月限は反発(NYMEX原油4月限終値:79.13 ↑0.98)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+0.98ドルの79.13ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.99ドル-80.67ドル。アジア市場で77.99ドルまで買われたが、ドル安を意識した買いが入ったことで反転し、米国市場の後半にかけて80.67ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に80ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 35.42ドル +0.03ドル(+0.08%)
モルガン・スタンレー(MS) 85.66ドル -3.47ドル(-3.89%)
ゴールドマン・サックス(GS)389.57ドル -1.34ドル(-0.34%)
インテル(INTC) 44.51ドル +1.35ドル(+3.12%)
アップル(AAPL) 169.12ドル -1.00ドル(-0.58%)
アルファベット(GOOG) 132.56ドル -1.22ドル(-0.91%)
メタ(META) 496.09ドル +5.87ドル(+1.19%)
キャタピラー(CAT) 335.63ドル +2.10ドル(+0.62%)
アルコア(AA) 28.22ドル +1.31ドル(+4.86%)
ウォルマート(WMT) 60.57ドル +0.53ドル(+0.88%) <ST>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況
