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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利0.710%で横ばい

配信日時:2024/03/04 15:37 配信元:MINKABU
 4日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。前週末に発表された米経済指標で景気減速が示唆されたことを受け、同日の米長期債相場が3日続伸(金利は低下)した流れを引き継いだ。  1日に発表された2月の米ISM製造業景況感指数や2月の米ミシガン大学消費者態度指数・確報値が弱い内容だったことで、同日の米長期金利は4.18%に低下。これが国内債に買いを促し、債券先物は午前9時50分ごろに146円51銭まで上伸する場面があった。ただ、2日に一部で「政府が物価の上昇傾向を受けデフレ脱却を表明する検討に入ったことが分かった」と報じられ、日銀の政策正常化への影響が意識されたことから買い一巡後は伸び悩み。この日に日銀が実施した国債買いオペで、「残存期間1年超3年以下」や「同10年超25年以下」の応札倍率が前回を上回ったことが分かると、需給の緩みが意識されるかたちで午後0時35分ごろには146円34銭まで上げ幅を縮小した。その後は再び強含む動きとなったものの、あすは財務省による10年債入札が予定されているとあって上値は重かった。  先物3月限の終値は、前週末比13銭高の146円45銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末と同じ0.710%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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