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ECB、賃金動向巡る確証得るまで政策維持すべき=独連銀総裁

配信日時:2024/02/29 07:12 配信元:REUTERS

[サンパウロ 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は28日、ユーロ圏のインフレ率は目標の2%に戻りつつあるが、ECBには物価動向が完全にコントロールされているという確証がもう少し必要だと述べた。

ロイターに対し「賃金の動向に関するより信頼できるデータと、これらのデータによって2025年にインフレ率が2%に戻るという確証がまだ不足している」と指摘。ECBが来週3月7日の理事会で発表する新たな四半期見通しは「重要な道しるべになる」とした。

また「われわれは政策によりすでに多くのことを達成している。この旅の最終局面でミスをするわけにはいかない」と言及。ECBが尚早な利下げを行いインフレ率が再び上向くことがあれば「致命的」になり、ECBの信頼性が損なわれ、金融市場が不安定になるとした。

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