みんかぶニュース 為替・FX

来週の為替相場見通し=ドル買い優勢の展開か

配信日時:2024/02/22 17:36 配信元:MINKABU
 来週のドル円相場は、早期の米利下げ観測が一段と後退していることからドル買い優勢の展開が続きそうだ。予想レンジは1ドル=149円00銭~152円00銭。  21日に米連邦準備理事会(FRB)が公表した1月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、政策担当者の大半が尚早な利下げに対する懸念を示していたことが分かったことからドル買いが入りやすくなっている。日本時間今晩に発表される米2月購買担当者景気指数(PMI)速報値や、来週28日の米10~12月期米実質国内総生産(GDP)改定値、29日の米1月個人消費支出(PCE)、3月1日の米2月ISM製造業景況感指数などの結果で、米経済の軟着陸(ソフトランディング)期待が高まればドルの上昇に弾みがつきそうだ。日本政府・日銀による円買い介入への警戒感は根強いが、史上最高値を更新した日経平均株価が一段と上値を伸ばせば、海外投資家の日本株投資に絡んだ為替変動リスクを回避(ヘッジ)する目的での円売りが増えるとの思惑がドル円相場を押し上げそうだ。  そのほかで来週に海外で発表される主な経済指標は、26日に米1月新築住宅販売件数、27日に米1月耐久財受注と米2月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、28日にユーロ圏2月消費者信頼感・確定値と米1月卸売在庫、29日にドイツ2月消費者物価指数(CPI)速報値と米2月シカゴ購買部協会景気指数、3月1日にユーロ圏2月消費者物価指数(HICP)速報値と米2月ミシガン大学消費者態度指数・確報値など。国内では27日に1月のCPI、29日に1月の鉱工業生産・速報値が公表される予定となっている。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ