Reuters Japan Online Report Business News
金利全般1%上昇なら保有国債「評価損40兆円」=植田日銀総裁
配信日時:2024/02/22 14:19
配信元:REUTERS
Takaya Yamaguchi
[東京 22日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は22日の衆院予算委員会で、金利全般が1%上昇すれば日銀保有国債の評価損が40兆円に達するとの見通しを示した。米山隆一委員(立民)の質問に答えた。
日銀の2023年度上半期決算によると、保有国債の評価損は23年9月末時点で10兆5000億円だった。厳格に運用してきた長期金利の指し値水準を見直したことで含み損が増えすでに比較可能な2004年以降で最大となっているが、これをさらに上回る試算となる。
植田総裁は「金利全般が1%上昇したという場合に、保有国債の評価損は約40兆円程度発生する」と答弁した。
今後の金融政策運営を巡っては「政策を決める際には、足元の物価上昇率というよりは短期的な物価上昇の変動要因を除き、1年半とか2年間くらい続くような基調的な物価上昇率をみて判断する」との姿勢も改めて示した。
植田総裁は「この基調的な部分、何パーセントというのはなかなか難しいが、これは徐々に高まりつつある。高まっているというふうに判断している」とし、「その上で、それに合わせて適切に金融政策を運営していきたいと考えている」と述べた。
物価動向に関しては「これまでの輸入物価上昇を起点とする価格転嫁への影響は徐々に和らぎつつある」との認識も示し、賃上げの動きが続けば「雇用・賃金が増加する中で物価も緩やかに上昇する好循環が強まっていく」と語った。
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況