注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~3連休前ながらリスク選好の流れに~
配信日時:2024/02/22 08:36
配信元:FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~3連休前ながらリスク選好の流れに~
22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■3連休前ながらリスク選好の流れに
■八洲電機、24/3上方修正 営業利益 37億円←34億円
■前場の注目材料:ローム、半導体後工程の自動化加速、年内に量産ライン実証
■3連休前ながらリスク選好の流れに
22日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。21日の米国市場は、NYダウが48ドル高、ナスダックは49ポイント安だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、利下げに慎重な米連邦準備制度理事会(FRB)の姿勢が確認されたため、利下げ期待が後退し売り優勢の展開となった。しかし、引けにかけて買い戻しの流れから持ち直し、NYダウはプラス圏を回復。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円高の38410円、円相場は1ドル150円30銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買いが先行する格好になりそうだ。エヌビディアは連日で弱い値動きだったが、取引終了後に発表した決算が予想を上回り、時間外取引で一時8%を超える上昇を見せるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へ買いが波及すると考えられ、日経平均株価を牽引する格好になりそうだ。ハイテク株のほか、生成AI関連などへの物色が強まるようだと、センチメントを明るくさせることになろう。先物主導でショートカバーを強めてくる動きにもつながりそうである。
ただし、3連休前であるため、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はあるだろう。そのため、日中はグローベックスの米株先物の動きなどをにらみながらの相場展開になりそうだ。足もとではエヌビディアの決算反応を警戒した持ち高調整の動きがみられていたこともあり、週末の米国市場の強い動きが意識されてくるようだと、リスク選好からオーバーウィークのポジションを取りに行く動きもありそうだ。
また、こう着感が強まったとしても、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されやすいだろう。FOMC議事要旨を受けて早期利下げ観測は後退したものの、3月のFOMCでの利下げはなく、5月との見方が大勢だった。また、米当局者による利下げをけん制する発言も続いていたこともあり、過度に嫌気する流れにはならないだろう。イベント通過による買戻しが入りやすい需給状況と考えられる。
■八洲電機、24/3上方修正 営業利益 37億円←34億円
八洲電機<3153>は、2024年3月期業績予想の修正を発表。売上高は620億円から640億円、営業利益を34億円から37億円に上方修正した。業績修正は今期3度目となる。前回2023年12月20日に業績予想の修正を公表したが、その後、プラント事業を中心として業績が引続き好調に推移し、売上高及び各段階利益が前回予想を上回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(38612.24、+48.44)
・1ドル=150.20-30円
・シカゴ日経先物は上昇(38410、大阪比+120)
・VIX指数は低下(15.34、-0.08)
・米原油先物は上昇(77.91、+0.87)
・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気
・米国のインフレ沈静化観測
・ローム<6963>半導体後工程の自動化加速、年内に量産ライン実証
・三井住友FG<8316>三井住友FL、リースヘリ21機を525億円で取得、業界首位狙う
・クボタ<6326>アフリカに廉価トラクター、印子会社との協業ブランド投入
・ID&EHD<9161>三菱電・三菱UFJ銀などと、衛星データサービス企画に出資
・井関農機<6310>農業ITのウォーターセルと資本業務提携、営農支援ツール強化
・ミクニ<7247>EV開発期間の大幅短縮対応
・日本車輌製造<7102>鉄道ブランドに特急車両追加、レーザー溶接活用、強度と意匠性
・川崎重<7012>独で高圧水素減圧弁を受注、FC都市バス向け
・山善<8051>複合型SaaS基盤サービス開始、中小製造業のデジタル後押し
・日立造船<7004>CO2を90%超安定回収、ゴミ焼却用装置
・東洋エンジニアリング<6330>インドネシアで開発、地熱エネフィールド最適化
・NEC<6701>現場状況をAIで可視化、分析サービス
・三菱電機<6503>自律走行ロボが料理宅配、ウーバーなどと、都内で来月開始
・KDDI<9433>ソニーと、5G、SA活用で中継映像安定化、年内に新サービス
・三菱電機<6503>パワー半導体にSiC採用、xEV向けサンプル出荷
・明電舎<6508>浄水場に濾過用セラ平膜、シンガポールで受注
・レゾナックHD<4004>石化再編で新たな一手、事業分社、26年上場目指す
・住友大阪セメント<5232>廃石こうボード活用、土壌改質材を開発
・東洋炭素<5310>SiC・TaCコーティング黒鉛製品を増強、パワー半導体向け
・三菱ケミカルG<4188>黒崎工場で「ビスフェノールA」生産終了
・日本ゼオン<4205>米新興に投資、原料製造を脱炭素化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■3連休前ながらリスク選好の流れに
■八洲電機、24/3上方修正 営業利益 37億円←34億円
■前場の注目材料:ローム、半導体後工程の自動化加速、年内に量産ライン実証
■3連休前ながらリスク選好の流れに
22日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。21日の米国市場は、NYダウが48ドル高、ナスダックは49ポイント安だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、利下げに慎重な米連邦準備制度理事会(FRB)の姿勢が確認されたため、利下げ期待が後退し売り優勢の展開となった。しかし、引けにかけて買い戻しの流れから持ち直し、NYダウはプラス圏を回復。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円高の38410円、円相場は1ドル150円30銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買いが先行する格好になりそうだ。エヌビディアは連日で弱い値動きだったが、取引終了後に発表した決算が予想を上回り、時間外取引で一時8%を超える上昇を見せるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へ買いが波及すると考えられ、日経平均株価を牽引する格好になりそうだ。ハイテク株のほか、生成AI関連などへの物色が強まるようだと、センチメントを明るくさせることになろう。先物主導でショートカバーを強めてくる動きにもつながりそうである。
ただし、3連休前であるため、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はあるだろう。そのため、日中はグローベックスの米株先物の動きなどをにらみながらの相場展開になりそうだ。足もとではエヌビディアの決算反応を警戒した持ち高調整の動きがみられていたこともあり、週末の米国市場の強い動きが意識されてくるようだと、リスク選好からオーバーウィークのポジションを取りに行く動きもありそうだ。
また、こう着感が強まったとしても、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されやすいだろう。FOMC議事要旨を受けて早期利下げ観測は後退したものの、3月のFOMCでの利下げはなく、5月との見方が大勢だった。また、米当局者による利下げをけん制する発言も続いていたこともあり、過度に嫌気する流れにはならないだろう。イベント通過による買戻しが入りやすい需給状況と考えられる。
■八洲電機、24/3上方修正 営業利益 37億円←34億円
八洲電機<3153>は、2024年3月期業績予想の修正を発表。売上高は620億円から640億円、営業利益を34億円から37億円に上方修正した。業績修正は今期3度目となる。前回2023年12月20日に業績予想の修正を公表したが、その後、プラント事業を中心として業績が引続き好調に推移し、売上高及び各段階利益が前回予想を上回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(38612.24、+48.44)
・1ドル=150.20-30円
・シカゴ日経先物は上昇(38410、大阪比+120)
・VIX指数は低下(15.34、-0.08)
・米原油先物は上昇(77.91、+0.87)
・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気
・米国のインフレ沈静化観測
・ローム<6963>半導体後工程の自動化加速、年内に量産ライン実証
・三井住友FG<8316>三井住友FL、リースヘリ21機を525億円で取得、業界首位狙う
・クボタ<6326>アフリカに廉価トラクター、印子会社との協業ブランド投入
・ID&EHD<9161>三菱電・三菱UFJ銀などと、衛星データサービス企画に出資
・井関農機<6310>農業ITのウォーターセルと資本業務提携、営農支援ツール強化
・ミクニ<7247>EV開発期間の大幅短縮対応
・日本車輌製造<7102>鉄道ブランドに特急車両追加、レーザー溶接活用、強度と意匠性
・川崎重<7012>独で高圧水素減圧弁を受注、FC都市バス向け
・山善<8051>複合型SaaS基盤サービス開始、中小製造業のデジタル後押し
・日立造船<7004>CO2を90%超安定回収、ゴミ焼却用装置
・東洋エンジニアリング<6330>インドネシアで開発、地熱エネフィールド最適化
・NEC<6701>現場状況をAIで可視化、分析サービス
・三菱電機<6503>自律走行ロボが料理宅配、ウーバーなどと、都内で来月開始
・KDDI<9433>ソニーと、5G、SA活用で中継映像安定化、年内に新サービス
・三菱電機<6503>パワー半導体にSiC採用、xEV向けサンプル出荷
・明電舎<6508>浄水場に濾過用セラ平膜、シンガポールで受注
・レゾナックHD<4004>石化再編で新たな一手、事業分社、26年上場目指す
・住友大阪セメント<5232>廃石こうボード活用、土壌改質材を開発
・東洋炭素<5310>SiC・TaCコーティング黒鉛製品を増強、パワー半導体向け
・三菱ケミカルG<4188>黒崎工場で「ビスフェノールA」生産終了
・日本ゼオン<4205>米新興に投資、原料製造を脱炭素化
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