米国株式市場=S&Pとダウ小反発、エヌビディアは引け後に大幅上昇
[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場は、ダウ工業株30種平均とS&P総合500種が小反発して引けた。ナスダックは続落した。エヌビディアが取引終了後に発表する決算に注目が集まった。
エヌビディアは通常取引で2.85%下落したが、決算発表後に時間外取引で一時10%高となった。第1・四半期(2─4月)の売上高見通しは市場予想を上回った。人工知能(AI)向け半導体への需要拡大を見込んだ。
この日公表された1月30日─31日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、金利をいつまで現行水準に維持すべきかに不透明感が存在する中、政策担当者の大半が尚早な利下げに対する懸念を示していたことが分かった。
議事要旨を受け、短期金融市場でFRBは6月に利下げに着手するとの見通しが維持された。
米株価は年初から上昇基調にあったが、根強いインフレを示す統計を受けてFRBが早期の利下げに慎重との見方が広がり、先週不安定になった。
リッチモンド地区連銀のバーキン総裁はこの日、予想以上の伸びとなった1月の米消費者物価指数(CPI)と米卸売物価指数(PPI)は今後のFRBの金利決定を複雑なものにしていると述べた。
S&Pの主要な11セクターはほぼ全て上昇したが、S&P情報技術指数は0.76%下げた。エネルギー株指数は1.86%高と上げを主導した。
個別銘柄では、アマゾン・ドット・コムが上昇した。同社は26日付でダウ工業株30種平均の構成銘柄に採用される。一方、アマゾンと入れ替わるウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは下落した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がほぼ同じだった。ナスダックでは1.73対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は105億株。直近20営業日の平均は117億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 38612 +48. +0. 38483 38618 38338
.24 44 13 .66 .03 .58
前営業日終値 38563
.80
ナスダック総合 15580 -49. -0. 15532 15583 15451
.87 91 32 .12 .68 .65
前営業日終値 15630
.78
S&P総合500種 4981. +6.2 +0. 4963. 4983. 4946.
80 9 13 03 21 00
前営業日終値 4975.
51
ダウ輸送株20種 15582 +118 +0.
.45 .68 77
ダウ公共株15種 854.1 +11. +1.
8 76 40
フィラデルフィア半導体 4446. -10. -0.
36 51 24
VIX指数 15.34 -0.0 -0.
8 52
S&P一般消費財 1434. +10. +0.
95 30 72
S&P素材 538.3 +3.0 +0.
4 6 57
S&P工業 998.9 +4.1 +0.
0 6 42
S&P主要消費財 787.8 +2.2 +0.
4 5 29
S&P金融 658.1 +2.0 +0.
6 5 31
S&P不動産 242.1 +1.7 +0.
2 3 72
S&Pエネルギー 655.3 +11. +1.
5 95 86
S&Pヘルスケア 1692. +4.4 +0.
77 4 26
S&P通信サービス 270.9 +0.5 +0.
6 3 19
S&P情報技術 3576. -27. -0.
44 52 76
S&P公益事業 313.6 +4.2 +1.
5 2 36
NYSE出来高 9.53億
株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 3842 + 大阪比
0 130
シカゴ日経先物3月限 円建て 3841 + 大阪比
0 120