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午後:債券サマリー 先物は小反発、長期金利は横ばいの0.725%

配信日時:2024/02/21 15:16 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月3月限は小反発した。前日の米国市場で、長期債相場が上昇(金利が低下)したことが下支え要因となった。日銀が実施した3本の定例国債買い入れオペは波乱なく通過し、買い安心感をもたらした。ただ、日銀の金融政策の正常化観測がくすぶるなかにあって上値を追う姿勢は限られた。  日銀が実施したのは「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」の3本。このうち長期国債先物が連動するチーペスト銘柄が含まれる「同5年超10年以下」の応札倍率は1.49倍となり、前回の2.24倍から低下した。債券需給がタイトな状況だと受け止めた買いが先物に入る場面があった。  海外では1月30日~31日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の公表を控えている。早期の利下げシナリオを巡る市場観測の変化を見極めたいとの姿勢もあって、大引けにかけては膠着感が強まった。  先物3月限は前営業日比1銭高の146円19銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの0.725%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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