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午後:債券サマリー 先物は小幅反発、模様眺めで方向感欠く

配信日時:2024/02/19 16:06 配信元:MINKABU
 19日の債券市場で、先物中心限月3月限は小幅反発。米債券安を受けた売りが一巡したあとは持ち直したものの、全般的に模様眺めムードが強く相場の方向感は乏しかった。  16日に発表された1月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことを受け、同日の米長期債相場は3日ぶりに反落(金利は上昇)した。これが国内債に売りを促し、債券先物は寄り付き直後に前週末比7銭安の146円15銭まで軟化した。ただ、日銀の植田和男総裁が16日の衆院財務金融委員会で「先行きマイナス金利の解除などを実施したとしても、当面は緩和的な金融環境が続く可能性が高い」との見解を改めて示したことが投資家心理を下支えし、午前10時30分過ぎには146円29銭まで切り返す場面があった。とはいえ、きょうは米国がプレジデントデーの祝日で休場となることから積極的な売買を手控える向きが多く追随買いは広がらず。あす20日に財務省による20年債入札が予定されていることも上値の重さにつながったようだ。  先物3月限の終値は、前週末比2銭高の146円24銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末と同じ0.730%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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