午後3時のドルは150円前後で売買交錯、日本株安で円売り見送り
Shinji Kitamura
[東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の150円ちょうど付近で取引されている。史上最高値をいつ更新するか注目を集める日経平均がきょうは小幅安となったことで円安も限られた。
週明けのドルは、149円後半から150円前半の狭いレンジ内で一進一退が続いた。きょうは米国が休場でアジア時間から取引が限られ、主要通貨に大きな値動きは見られなかった。
市場では引き続き、日経平均が最高値をいつ更新するかが注目されている。日本株高は海外勢の為替ヘッジに伴う円売りを促す可能性がある一方、「最高値更新と相まって利益確定売りなどで急落すれば、市場心理がリスクオフムードへ一気に傾く可能性がある」(FX会社)と警戒する声もあった。
米商品先物取引委員会(CFTC)のIMM通貨先物非商業(投機)部門取組状況で、今月13日時点の円売りポジションが11万1536枚と、昨年11月以来の高水準となったことも話題となった。
昨年11月はドルが一時151.92円まで上昇し、34年ぶり円安水準が目前に迫った時期。その後、高水準に積み上がった円売りポジションが巻き戻される形で、ドルは12月末に140円台へ大きく反落した。今回も「円は短期的に買い戻しが入りやすくなっている」(外銀アナリスト)可能性があるという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 149.99/150.02 1.0780/1.0784 161.72/161.76
午前9時現在 150.14/150.16 1.0784/1.0785 161.90/161.94
NY午後5時 150.21/150.24 1.0774/1.0778 161.86/161.90