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前場に注目すべき3つのポイント~売り先行も押し目待ち狙いの買いが意識されやすい~
配信日時:2024/02/19 08:35
配信元:FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り先行も押し目待ち狙いの買いが意識されやすい~
19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り先行も押し目待ち狙いの買いが意識されやすい
■サカタのタネ、23/5上方修正 純利益155億円←80億円
■前場の注目材料:ミクニ、次世代へ「良品廉価」承継
■売り先行も押し目待ち狙いの買いが意識されやすい
19日の日本株市場は、売り優勢の相場展開になりそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されよう。16日の米国市場は、NYダウが145ドル安、ナスダックは130ポイント安だった。1月の米卸売物価指数(PPI)が、米消費者物価指数(CPI)に続き予想を上回ったため、インフレ長期化が警戒された。その後、2月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が予想を下回ったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて次の行動が利下げであることを確認したとして下げ渋る動きとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比310円安の38300円、円相場は1ドル150円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。米国市場ではPPIの結果を受けて利食い優勢の流れとなったが、CPIを受けた反応から予想されていた動きと考えられ、嫌気売りが強まる展開は考えづらいところであろう。日経平均株価が史上最高値に迫るなか、利益確定に伴う持ち高調整の動きが意識されるものの、一方で、年初からの急ピッチの上昇によって買い遅れている投資家の買い意欲は強いと考えられ、下値の堅さが意識されやすい。
また、今週はエヌビディアの決算が控えている。決算を前にこれまでの相場をけん引してきた値がさハイテク株には利食いが入りやすいと考えられるが、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>など最高値圏で推移するなか、需給状況は良好である。持ち高調整があったとしても、積極的に売り仕掛けてくる流れは避けられるだろう。反対に大きく調整する局面においては、押し目待ち狙い買いが意識されやすいと考えられる。
先週末の日経平均株価は一時38865円まで上昇し、1989年に付けた史上最高値に迫った。ボリンジャーバンドの+3σ水準まで上昇したこともあり、過熱感が警戒されてくる可能性はある。一方で+2σは38052円辺りまで上昇してきたことから、節目の38000円辺りでは押し目待ち狙いの買いが入りやすいだろう。売り一巡後の底堅さが意識される場面においては、買いのタイミングを切り上げてくる展開も想定しておきたい。
■サカタのタネ、23/5上方修正 純利益155億円←80億円
サカタのタネ<1377>は2023年5月期業績予想の修正を発表。純利益を80億円から155億円に上方修正した。横浜市内の遊休資産を売却することにより固定資産売却益を特別利益に計上する見込みである。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38487.24、+329.30)
・米原油先物は上昇(78.46、+0.87)
・米国のインフレ沈静化観測
・ミクニ<7247>次世代へ「良品廉価」承継
・りそなHD<8308>アルムナイ組織立ち上げ、グループ4行で運用
・横浜ゴム<5101>3年間で戦略投資2200億円、高付加価値品拡充
・楽天G<4755>衛星とスマホ直接通信、グループ会社のモバイル、26年に提供
・JR西日本<9021>NTTコミュなど6社でインフラ維持・管理支援する総合事業立ち上げ
・IHI<7013>神奈川の物流施設を売却、52億円で三井不系に
・丸紅<8002>西東京に大型DC、英社と連携、再生エネ活用
・三井物産<8031>ブラジル社株を一部売却、260億円利益計上
・クオルテック<9165>パワー半導体試験の受託拡大、堺市周辺に新拠点
・マツダ<7261>六本木に共創拠点、新価値生み出す発信源
・武蔵精密工業<7220>インドで「eアクスル」研究開発、電動2輪・3輪向け
・クボタ<6326>MRデバイスで点検省人化、排水機場向け導入
・セイノーHD<9076>エアロネクストなど4者で、ドローンで地域課題解決
・リコー<7752>蘭アルビコ買収、デジタル印刷の後工程強化
・シャープ<6753>ディスプレー改革課題に、「中小型」低調、2期連続で当期赤字
・パナソニックHD<6752>パナエナジー、カナダ社と長期契約、EV用電池の負極材調達
・ソフトバンクG<9984>米オクタと独占契約、認証機能など代行提供
・東京電力HD<9501>東電EP、NPRと電力契約、プレナ幕張に再生エネ
・ENEOSHD<5020>東急不と連携、廃食油をSAFに活用
・東海カーボン<5301>新中計、26年度営業益530億円、黒鉛電極を構造改革
・帝人<3401>帝人目黒研究所、納豆菌の加熱殺菌体を開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 12月コア機械受注(前月比予想:+2.8%、11月:-4.9%)
<海外>
・特になし <ST>
■売り先行も押し目待ち狙いの買いが意識されやすい
■サカタのタネ、23/5上方修正 純利益155億円←80億円
■前場の注目材料:ミクニ、次世代へ「良品廉価」承継
■売り先行も押し目待ち狙いの買いが意識されやすい
19日の日本株市場は、売り優勢の相場展開になりそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されよう。16日の米国市場は、NYダウが145ドル安、ナスダックは130ポイント安だった。1月の米卸売物価指数(PPI)が、米消費者物価指数(CPI)に続き予想を上回ったため、インフレ長期化が警戒された。その後、2月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が予想を下回ったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて次の行動が利下げであることを確認したとして下げ渋る動きとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比310円安の38300円、円相場は1ドル150円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。米国市場ではPPIの結果を受けて利食い優勢の流れとなったが、CPIを受けた反応から予想されていた動きと考えられ、嫌気売りが強まる展開は考えづらいところであろう。日経平均株価が史上最高値に迫るなか、利益確定に伴う持ち高調整の動きが意識されるものの、一方で、年初からの急ピッチの上昇によって買い遅れている投資家の買い意欲は強いと考えられ、下値の堅さが意識されやすい。
また、今週はエヌビディアの決算が控えている。決算を前にこれまでの相場をけん引してきた値がさハイテク株には利食いが入りやすいと考えられるが、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>など最高値圏で推移するなか、需給状況は良好である。持ち高調整があったとしても、積極的に売り仕掛けてくる流れは避けられるだろう。反対に大きく調整する局面においては、押し目待ち狙い買いが意識されやすいと考えられる。
先週末の日経平均株価は一時38865円まで上昇し、1989年に付けた史上最高値に迫った。ボリンジャーバンドの+3σ水準まで上昇したこともあり、過熱感が警戒されてくる可能性はある。一方で+2σは38052円辺りまで上昇してきたことから、節目の38000円辺りでは押し目待ち狙いの買いが入りやすいだろう。売り一巡後の底堅さが意識される場面においては、買いのタイミングを切り上げてくる展開も想定しておきたい。
■サカタのタネ、23/5上方修正 純利益155億円←80億円
サカタのタネ<1377>は2023年5月期業績予想の修正を発表。純利益を80億円から155億円に上方修正した。横浜市内の遊休資産を売却することにより固定資産売却益を特別利益に計上する見込みである。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38487.24、+329.30)
・米原油先物は上昇(78.46、+0.87)
・米国のインフレ沈静化観測
・ミクニ<7247>次世代へ「良品廉価」承継
・りそなHD<8308>アルムナイ組織立ち上げ、グループ4行で運用
・横浜ゴム<5101>3年間で戦略投資2200億円、高付加価値品拡充
・楽天G<4755>衛星とスマホ直接通信、グループ会社のモバイル、26年に提供
・JR西日本<9021>NTTコミュなど6社でインフラ維持・管理支援する総合事業立ち上げ
・IHI<7013>神奈川の物流施設を売却、52億円で三井不系に
・丸紅<8002>西東京に大型DC、英社と連携、再生エネ活用
・三井物産<8031>ブラジル社株を一部売却、260億円利益計上
・クオルテック<9165>パワー半導体試験の受託拡大、堺市周辺に新拠点
・マツダ<7261>六本木に共創拠点、新価値生み出す発信源
・武蔵精密工業<7220>インドで「eアクスル」研究開発、電動2輪・3輪向け
・クボタ<6326>MRデバイスで点検省人化、排水機場向け導入
・セイノーHD<9076>エアロネクストなど4者で、ドローンで地域課題解決
・リコー<7752>蘭アルビコ買収、デジタル印刷の後工程強化
・シャープ<6753>ディスプレー改革課題に、「中小型」低調、2期連続で当期赤字
・パナソニックHD<6752>パナエナジー、カナダ社と長期契約、EV用電池の負極材調達
・ソフトバンクG<9984>米オクタと独占契約、認証機能など代行提供
・東京電力HD<9501>東電EP、NPRと電力契約、プレナ幕張に再生エネ
・ENEOSHD<5020>東急不と連携、廃食油をSAFに活用
・東海カーボン<5301>新中計、26年度営業益530億円、黒鉛電極を構造改革
・帝人<3401>帝人目黒研究所、納豆菌の加熱殺菌体を開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 12月コア機械受注(前月比予想:+2.8%、11月:-4.9%)
<海外>
・特になし <ST>
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