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米外為市場サマリー:予想を上回る米PPIを受けて一時150円60銭台に上伸

配信日時:2024/02/19 07:50 配信元:MINKABU
 16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円21銭前後と前日に比べて30銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円82銭前後と同30銭程度のユーロ高・円安だった。  この日に発表された1月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことを受け、米長期金利が上昇するとともにドル買い・円安が先行した。13日に発表された1月の米消費者物価指数(CPI)が上振れたこととあわせて米インフレの根強さが意識され、早期の米利下げ観測が一段と後退するなか、ドル円相場は一時150円65銭まで上伸した。ただ、米国は3連休の週末を控えているとあって積極的には持ち高を傾けにくく、ドルは買い一巡後に伸び悩み。米ミシガン大が発表した2月の消費者態度指数(速報値)が市場予想を下回ったことも重荷となり、150円09銭まで押される場面があった。一方、欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事が講演で「インフレ率が持続的に中期目標の2%へ向かうとECBが確信できるまで、金融政策は景気抑制的でなければならない」と早すぎる利下げに対して慎重な姿勢を示したことなどを背景に、ユーロが対ドルや対円で買われた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0777ドル前後と前日に比べて0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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