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米一戸建て住宅着工件数、1月は4.7%減 悪天候が影響

配信日時:2024/02/17 01:38 配信元:REUTERS

[ワシントン 16日 ロイター] - 米商務省が16日発表した1月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.7%減の100万4000戸だった。厳しい天候条件が、住宅建設全体の大部分を占める一戸建ての新規着工を妨げた可能性が高い。

一方、1月の一戸建ての建設許可件数は1.6%増の101万5000戸となり、着工件数が数カ月以内に回復することを示唆した。

昨年12月の一戸建ての着工件数は105万4000戸と、当初発表の102万7000戸から上方改定された。

今年1月の地域別は北東部を除く3地域で減少した。

2月は気温が上昇し、米連邦準備理事会(FRB)が今年前半にも政策金利の引き下げを開始すると予想されているため、今後は回復する可能性が高い。全米住宅建設業者協会(NAHB)が今月15日に発表した調査によると、一戸建ての建設業者の信頼感は2月に1年半ぶりの高水準となった。

この調査によると、住宅価格の引き下げを報告した業者は少なく、購入者を引き付けるための販売奨励金を使う事例も減っている。

5戸以上の集合住宅の着工戸数は1月に前月比35.8%減の31万4000戸だった。

全体の住宅着工件数は14.8%減の133万1000戸。ロイターがまとめた市場予想は146万戸だった。

1月の全体の住宅建設許可件数は1.5%減の147万戸だった。

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