Reuters Japan Online Report Business News

英小売売上高、1月は約3年ぶりの伸び 景気後退は一時的との見方

配信日時:2024/02/16 16:50 配信元:REUTERS

[ロンドン 16日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が16日発表した1月の小売売上高(数量ベース)は前月比3.4%の増加に転じ、予想を上回った。

昨年12月は3.3%減少していた。ロイターがまとめたエコノミストの予想は中央値で1.5%増だった。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ジョー・マハー氏は「全体として予想よりも力強かった」と評価し「金利上昇による個人消費への影響は急速に薄れつつあり、経済が間もなく景気後退から脱することを示している」と分析した。

ONSによると、1月の増加率は2021年4月以降で最大。小売売上高が12月以前の水準まで回復したことを意味するが、パンデミック前の水準をなお下回っているとした。

前年比では0.7%増加した。

指標の発表を受けてポンドはドルとユーロに対し小幅上昇した。

1月は食料品売上高が前月比3.4%増と、12月の3.1%減からプラスに転じた。衣料品は1.4%減で、品目別で唯一減少した。

ガソリンを除いた全体の小売売上高は前月比3.2%増加した。

ニュースカテゴリ