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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.730%に上昇

配信日時:2024/02/16 16:03 配信元:MINKABU
 16日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。前日の米債券高を手掛かりとした買いは朝方で一巡し、その後は株高や時間外取引での米金利上昇が影響するかたちで下げに転じた。  15日に発表された1月の米小売売上高が市場予想以上に減少し、同日の米長期債相場が続伸(金利は低下)した流れが東京市場に波及。債券先物は寄り付き直後に前日比14銭高の146円42銭をつける場面があった。ただ、前日にニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀が発表した2月の製造業景況指数がともに前月から改善するなど米景気の底堅さを示す指標もあり、根強い早期の米利下げ観測を背景に時間外取引で米長期金利が上昇したことから先物は失速。また、日経平均株価が1989年12月につけた最高値(3万8915円)に接近していることで、安全資産とされる債券に売りが出やすかった面もあった。財務省が実施した流動性供給入札が強めの結果となったことを受けて一時持ち直したが、日銀による金融政策の正常化観測がくすぶっていることから買いは続かず、午後1時40分ごろには146円13銭まで下押した。  先物3月限の終値は、前日比6銭安の146円22銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.005%上昇の0.730%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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