みんかぶニュース 為替・FX

米外為市場サマリー:低調な米小売売上高を受け一時149円50銭台に軟化

配信日時:2024/02/16 07:55 配信元:MINKABU
 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円93銭前後と前日に比べて65銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円52銭前後と同1銭程度のユーロ安・円高とほぼ横ばいだった。  この日に発表された1月の米小売売上高が市場予想を下回ったことを受け、消費減速を懸念したドル売り・円買いが先行。米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小も意識され、ドル円相場は一時149円50銭台に軟化した。ただ、前週分の米新規失業保険申請件数で労働市場の底堅さが示されたほか、ニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀が発表した2月の製造業景況指数がともに前月から改善したことがドルを下支え。日本の23年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値が2四半期連続のマイナス成長となり、円が売られやすかったこともあって、ドル売り一巡後は150円20銭台に下げ渋る場面があった。一方、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が、賃金の上昇がこれまで以上に重要なインフレ要因になっていると指摘し、利下げを急がないよう警告したことなどを手掛かりにユーロが対ドルで買われた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0772ドル前後と前日に比べて0.0045ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ