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米外為市場サマリー:一時149円40銭台と昨年11月下旬以来の水準に上昇

配信日時:2024/02/09 07:56 配信元:MINKABU
 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円32銭前後と前日に比べて1円15銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円94銭前後と同1円30銭強のユーロ高・円安だった。  日銀の内田真一副総裁が8日の講演で「マイナス金利を解除しても、どんどん利上げをしていくようなパス(経路)は考えにくく、緩和的な金融環境を維持していく」との見解を示したことで、日銀の低金利政策が続くとの見方から円が売られやすかった。加えて、この日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数で労働市場の堅調さが示され、早期の米利下げ観測が一段と後退したこともあり、ドル円相場は一時149円48銭と昨年11月下旬以来のドル高・円安水準をつけた。一方、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁が8日のイベントで「ECBは賃金に関するデータが得られるまで利下げを待つのが望ましい」と述べたことなどを背景にユーロが買われた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0778ドル前後と前日に比べて0.0006ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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